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占い師道番外編1    娘から真理を与えられる

こんにちは、サガンです。

今回は番外編として小噺を。
タロット的には、「タワー 塔」に該当する話かなと思います。

離婚が決まった私は、離婚届提出とともに無職になることが決まっていました。
さてはて、どうしましょうか。

運転免許証くらいしか資格はなく、ずーっと自営業できたために会社勤めの経験もなし。
PCなんて使えません。
※スタッフの勤怠管理は壁掛けカレンダーに手書き。帳簿も手書き。給料明細も手書き。
昭和初期レベルのアナログさ笑

生活していくためにはマネーが必要です。
私の周囲もザワザワしている、、、

サガンは今後どうするんだ。大丈夫なのか。
資格とかとった方がいいんじゃないの?

職を探すのはもちろんですが、将来設計も求められている状況でした。

うーん。うーん。うーん。
Google先生、何かいい情報はありませぬか!

ありました。見つけました。

『宅地建物取引士』略して『宅建』

かなり簡単に言うと、不動産取引をする際に最後のハンコを押せる資格。不動産屋さんには、何人かに1人は宅建資格保有者が必要。
勉強が難しく合格率の低い国家資格の為、保有していると重宝されるし、初任給も資格手当てがついたり、独立開業や副業でやる人も。

そしてナゼ宅建に注目したのかと言いますと、
「40歳以上のシングルの女性で、安定した職業や収入を考えている人などにおすすめの資格です」
なる文章を見つけたからです。

私のことじゃん!!!!

そんな安易な考えのもと、私は周囲の人達に
宅建取得宣言をします。
周りも大賛成。

うんうん!宅建とれたら強いよ!!

今振り返ると完全にポーズでした。。
わたし、ちゃんと今後の人生考えてます!って。

宅建はたしか年に一回の試験です。
時は早春。
申し込みは夏。
目指すは秋。

参考本と2万円ほどの動画講座を購入し、隙あらば
勉強の日々が始まりました。

いやぁ、難しいんですよ
(いやぁ、興味なさすぎてつまらないんですよ)

時間を費やすも進まないんです。
(気がつけば寝ているんです)

こんなんじゃいかん!と
お洒落カフェに場所を移すもそこでもうっつらうっつら舟を漕ぐ始末です。
(恥ずかしい笑)

もうね、答えは出てるんですよ。
本当は自分でもわかりきっていた筈なんです。

なのに諦め悪い私は3ヶ月くらい勉強を継続します。(正確にはしているつもり)

夏には秋の試験の申し込みをしなければなりませんでした。
本当にしつこい私は、宝くじも買わないと当選の権利ないよね?理論で申し込みをしました。

※この間は、無事に離婚届提出からのプータローを1ヶ月。何とかコールセンターの契約社員と掛け持ちバイトでファーストフード店のキッチンという職を得まして、ご飯は食べていける体制にはなっていました。

しかしながら
新しい職場の勤務が始まると、そちらの業務知識の獲得と多忙さに追われ、、、
というのは言い訳で、もう宅建の勉強はいいや!!と完全に放棄してしまいます。
(やっとわかったかな?自分よ、、)

と言いつつも試験の申し込みをしていましたから受験票は届きますし、カレンダーにも印がついてます。

呆れちゃいますね、わたし。
勉強0のくせに、試験日はしっかり1ヶ月前から仕事の休み申請はしてるんですよねぇ。

そして一丁前に悩むんです。
受験するか否かを。
(受かるわけないでしょ笑)

試験前日、私はおもむろに娘に相談します。

私「あのさ、お母さんさ、宅建の試験受けるって言ってたよね。試験は明日なのね。
実はさ、どうしても寝ちゃって勉強できてないの。
でもね、試験はマークシートだから、受験すれば1%くらいの受かる可能性はあるわけよ。
その可能性にかけて受験した方がいいと思う?」

娘「お母さん。確かにお母さんの言う通り僅かな可能性はあるよ。
でもさ、そもそもさ、どうしても寝ちゃうくらい興味を待てない資格。
取れたとして使うの??」

私「!!!!!!!!!!!!!!!」

娘の回答は真理でした。

そうなんです、きっと私の性格上、資格とっても生かすことはないでしょう。
だって興味ないんですから。
自分の内側から欲したものではなく、ポーズとして獲得しようとしてたものですから。

娘に真理を与えられ、私はやっと目覚めます。

世間体や周りの目を気にしていた塔が
ガッシャーン

私「うん。そうだね。きっと使わないね。
宅建の試験うけるの辞めるよ。
ありがとう」

何かを目指すのなら、自分から欲したものでなくては意味がない。

娘から教えられました。

当日はどうしたかって?
私「じゃ、明日はカラオケ行くか!!」
娘「うん!!!!」

もはや私にとって無意味な試験を受けるより、
大好きな娘と彼女が大好きなカラオケで時間を過ごすことの方が遥かに意味があることです。

自分から欲したものでないと意味がない。

これは後にこれこそ!というタロットに出会ったときに痛感することになります。

今回はこの辺で。

ここまでお読みくださりありがとうございます!

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#試験 #子供に教えられたこと
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