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キツネもリスもご近所さん

夜、窓から外をのぞくと、街灯の影から
犬がトコトコ歩いてきました。

こんなに遅くにお散歩?
後ろから飼い主さんが続いてくると思って
いたら、あれ、来ない。

まぁ、よく見ると、キツネです!
顔は三角、細身の体。でも、その体と同じ
くらいもの大きさがあるフサフサのしっぽ!

スーッと茂みのほうへ歩いていって
姿が見えなくなりました。

でも、ふと街灯へ視線を戻すと、あらま、
もう一匹います。

最初の一匹が姿を消した方を見て、
心配そうな面持ちでじっと待っています。

体はそんなに小さくはないけど
エサを待ってる子ギツネかな。

見かける時間帯は、大抵夕刻から夜です。
時たま昼間でも、緑に囲まれたサイクリング
ロードでフッとあらわれることもありますが。

朝や昼間に見ることが多いのは、リス。
これまたカラダより大きい
ふわふわクルンとカールしたしっぽで

リズミカルに木から降りてきてはエサを求めて
芝生の上を走り回るんですね。半円を描いて
飛び跳ねるその姿、やっぱカワイイ!

英語でマグパイと呼ばれるカササギもたくさん
いるのですが、ある日、リスと一緒に
ピョンピョン飛び跳ねているのを
見かけました。

あら、一緒にたわむれている微笑ましい
光景だわと思ったら、なんとカササギは
リスにちょっかい出して

追っかけてはクチバシでつつく、
追っかけてはクチバシでつつく、
これを繰り返しているじゃないですか。

「やだよぉー!」とでも言いたげに
ピョンピョンと飛び跳ねていくリス。

それでも、執拗に追いかけるカササギに
リスはとうとう姿を消してしまいました。

テリトリー争いだったのかな。
それとも、ただのいじわるかい?

田園地方へ行かなくても日常茶飯事で会えて
しまうこんなご近所さん。
いや、ここはもうすでに田舎か(苦笑)。

そんなご近所さんの彼らは、突如として
あらわれるので、いまだにシャッター
チャンスは逃しているのですよ。

モンゴルも自然がいっぱいで、野生の動物も
家畜の頭数も多い国だったけど、なにしろ
都心のマンション暮らしだったからなぁ。

結局旅行者と同じで、ホリデーで大草原へ
出向いたら会えるって感じでしたね。

あぁ、私の中で、自然が占める割合が
どんどん大きくなってきています。

来るぞ来るぞ、この波。いい感じ。
ゆったり身をゆだねて、彼らの声を聞こう。

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