【田舎移住体験談】私には、会津でした。
「あいづを元気にする会」さんへ寄稿させていただいた、私の田舎移住体験談です。
会津での移住生活に興味を持っていただければと思い、書かせていただきました!
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【田舎移住体験談】私には、会津でした。
↑雄国沼湿原探勝路にて
初めまして、吉井七実と申します。
私は2017年に福島県会津若松市に移住しました。
きっかけは結婚。夫は生まれも育ちも会津若松市です。
出会ってすぐ結婚しようと決めて、半年で電撃的に仙台から会津に移住してのスピード婚でした。
しかし、結婚するから仕方なく会津に来たのではありません。
むしろ、会津に住みたいから私と結婚して!と私から提案したようなものです。
↑猪苗代湖から磐梯山を望む
私は会津地方に縁もゆかりもありません。
けれども会津が大好きです。
大好きになったきっかけは、20代前半に友人に誘われ何度も会津に来る機会があったこと。
猪苗代湖からの磐梯山の雄大さに見とれ、飛露喜と馬刺しの美味さに衝撃を受けました。
鶴ヶ城や飯盛山、大内宿、塔のへつり、どこを見ても歴史と自然とともにある会津の空気感は、他の場所と比べても独特の魅力がありました。
言葉にするのは難しいですが、”水が合った”んだと思います。
自分にしか感じられない、その土地との不思議なフィーリングが確かにあります。
これから会津に移住したいという方には、ぜひ何度か足を運んでもらって、会津の人と話し、会津を歩いて、会津のものを食べてみてほしいです。
「理由はわからないけど、なんだか居心地がいい」
と思える土地が、人間には必ずあるものだと思います。
↑磐梯山登山道からの櫛ヶ峰の眺め
会津を好きになって数年後、20代後半の私は登山に目覚めました。
岩手山や、蔵王、安達太良山、丹沢や南アルプスなどいろいろな山に登り、気づけば登山は私の人生の一部になりました。
「登山をしながら、もっと自由に、自然とともに生きる自分でありたい。」
これが私の生涯の夢であり、目標です。
登山が好きな人は、日本アルプスのある長野や山梨に移住する人が多いです。
でも、私にとって一番の移住先は会津でした。
アルプスに憧れを持ちながらも、やっぱり東北の山に心惹かれているのかもしれません。
会津若松市からは、磐梯山と飯豊連峰が見え、私にとってはいつでも山を感じることのできる贅沢な場所です。
少し車を走らせれば、森林や湖畔でキャンプをすることもでき、アウトドア好きにも最高の場所だと思います。
今の時代、インターネットとSNSでどこでも繋がることができます。
だから、私は会津のような地方に住むことに不安はありませんでした。
移住者同士のコミュニティもあるので、イベントや交流会に参加すれば友達も作れます。
会津人は穏やかでシャイだけど実は頑固者という印象ですが、仲良くなるとすごく親身になってくれる人ばかりです。
歴史と伝統を重んじ、静かに情熱を燃やす人々がいることも知りました。
地元民と移住者が互いの良いところをかけ合わせれば、会津はもっと面白くなるでしょう。
私が生きることを選んだ場所は、会津でした。
わたしの移住エピソードが、あなたの生きる場所選びのきっかけになれば嬉しいです。
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