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大学のソウルフード!⑲葛飾区・足立区・荒川区編

こんにちは。
都内は前回、府中・調布・三鷹でした。

そして、今回ついに東京23区内に入っていきます!
気が付いたら関西も京都市内に突入…。

いよいよ、東西で大学密集地帯を攻めています!
一方、都市部近郊の大学も並行して書いていきたいと思いますので、引き続きご愛読の程お願いいたします!

というわけで、まずは23区の北東部から参りましょう!!

北千住駅前。今や都内でも屈指のターミナル駅です。

東京電機大学(東京千住)

2012年、神田錦町から移転した東京電機大学(電大)。
北千住駅東口にあったJTの社宅跡地に移ってきたわけですが、足立区の大学は、このように再開発によって最近進出してきたところが多く、とりわけ北千住界隈は一気に大学銀座と化しました。
その中でも、東京電機大学は最も大きい大学だと言えるでしょう。

もともと学生向けの街ではなかったエリアの客層が一気に変わり、旧来の名店が残っている一方で新たな店も増えて、TX開通の効果もあわさって都内でも特に勢いのあるエリアなのではないでしょうか。

まずは電大のある東側はどうなのでしょうか?
西口に比べると、やや大人しい印象のあるエリアですが…。

武蔵家 北千住店

2012年開業と、まさに東京電機大の移転とともに誕生したお店。
大学のすぐそばにあり、このご時世にライス無料ということで高い評価を得ているようです。やはり、大学の近くに家系ラーメン店は欲しいですね!

さかなや いいとこ

ランチもやっている居酒屋さんです。
バラチラシ850円と、学生さんにとっては少し高めかもしれませんが、豊洲直送の新鮮な魚を使った料理が多数あり、人気を集めているお店です。

ごっつり

西口にもお店があり、そちらの方が大きく、東口は立ち飲みのスペースもあります。八戸直送のサバを使った料理が人気のお店。学生時代にこういうところにちょっと背伸びしていっておくのも楽しそうですね!立ち飲みというのもいい感じです!

翔竜

西口のラーメン店で人気なのはこちら!とんこつ(塩、しょうゆ)と背脂、つけ麺とどれも食べてみたくなるラインナップ!北千住で長い歴史を持つ、まさにソウルフードラーメンといえるでしょう!

さて、少し東口から歩いてみましょう!

やなぎ家

駅前から離れていくと、より地元密着感のあるお店が増えていきますが、こちらお蕎麦屋さん、通常の主食メニューに加えて、カリカリに揚げたおそばにカレーをかけた「あげそばカレー」が美味しいとの情報をいただきました!おつまみとして食べる人もいれば、主食として食べる人もいて、どちらでも楽しめるメニューのようです!

千住の東側を歩くのであれば、訪れておきたいのがこちら。

稲荷ずし 松むら 千住店

「稲荷ずしといえば…」で、すぐに思い浮かぶお店です。昭和39年創業ということで、もうすぐ60周年!店内には有名人のサインがずらりと並ぶ人気店。
こちらの記事にお店の紹介が載っていますが、これを読むと北千住という町をもっと知りたいという気持ちになってきます。

というわけで、北千住で新たな歴史を歩み始めた東京電機大学ですが、私の知人の電大卒業生は、大体が神田キャンパス時代の卒業生なので、そちらのソウルフードの話をすることが多いのです。

かつて東京電機大学神田キャンパスがあった場所。「龍岡」にノスタルジーを感じる人も多いかも?

しかも私自身、東京電機大の神田キャンパス跡地付近で4年間程働いていたため、この辺のソウルフードは、私にとってもソウルフードであります。というわけで、ちょっと昔の卒業生の方のために…。

らーめん ほんだ

レトロな店構え!
シンプルな昭和のラーメンを食べたくなる時ってありますよね!
2016年当時。私が辞める頃は380円か400円くらいだったような気がしますが、
それでも十分安いですね。

昭和を感じさせるシンプルなラーメンです。
色々凝り過ぎたラーメンに飽きた時、ふと入りたくなるお店。
大盛無料で安くて、黄色みのある優しい味の麺。
そして美味しい海苔。
夜にサクッと食べてもう一仕事すっか!という気分になりました。
ビジネスパーソンも学生さんも、どちらも助かるお店だったと思います。

では、また北千住に戻りまして、今度は西口に参りましょう!!

東京藝術大学(千住)

千寿小学校の跡地に2006年にできたキャンパスです。音楽系の専攻に加え、大学院国際芸術創造研究科という、アートマネジメント系の専攻がここにあるということが面白いと思っています。要は、どうやって文化を創造して、広めていくか、ということと通じると思うのですが、盛り場で学べることもきっとあるはず。
特に、北千住駅と大学の間の道を歩けばわかるのですが、いくつかある通学ルートの中に、「飲み屋横丁」という道があります。

飲み屋横丁

文化を語る時に、教室で語ってもいいですし、カフェで語ってもいい。でも、時には町に出て、酒場で盛り上がるもよし、人が何を話しているのか聞くもよし、地元の人と交わるもよし、そうする中で生まれてくるものもあるように思うのです。

千住の永見

北千住の老舗と言えばこちら。
「千寿揚げ」が看板メニューで、ニンニク入りも選べます。いわゆる練り物揚げですが、ニンニク入りもなしも、両方食べてみたいですね!!

天七 本店

酒場で語り合うといえば、やはり立ち飲みでしょう!!
永見のお隣にある串揚げの専門店で、関東では串揚げのパイオニア的なお店としても有名です。

…このペースで紹介していくと、飲み屋横丁の紹介だけで終わってしまうので、次に参りましょう💦

帝京科学大学(千住)

元宿小学校と、東京電力のグラウンド・家族寮の跡地にできたキャンパスです。北千住駅からは少し離れていますが、その分レトロなお店とも触れる機会も多いかもしれません。

帝京科学大学。2010年に千住のキャンパスを開設し、山梨県上野原市から本部を移転しました

そんな帝京科学大学のそばのお店で、是非訪れて欲しいのが、こちら!

ミルクホール モカ

渋い…

渋い、とにかく渋い!
建物の年季もさることながら、「コーヒー」という暖簾もいいですし、何より「ミルクホール」というネーミングに昭和を通り越した大正レトロを感じます!
恐らく、ミルクホールというと、こちらを連想される方が多いと思います。

やはりレトロな外観で人気のあったラーメン店でしたが、惜しまれつつ閉店…と思いきや、移転して再開したということで話題になっているお店(移転先も老舗の割烹の跡地なので、やはりレトロ)。栄屋ミルクホールも、今はラーメン店ですが、もともとは蕎麦屋。空襲で移転してからは飲み物やお菓子を食べられるミルクホールとして営業し始め、色々なメニューを出していたところ次第にラーメンが中心になっていたとのことです。やはり歴史の重さを感じますね。

閑話休題。
そういうわけで、とってもエモい名前と店構えですが、お味も美味しく、コーヒー、ナポリタンとも最高です。あと、ソファーも、昭和を感じる座り心地で、是非体験して欲しいです。
定番のメロンソーダや、おしるこなどもあります。お薦めのお店です!

東京未来大学

北千住から東武伊勢崎線に乗り、堀切で降りると辿り着くのは東京未来大学。
かつて、「3年B組金八先生」のロケ地であった足立区立第二中学校の跡地に2007年に設立されました。もともと専門学校などを数多く経営されている三幸学園さんの大学ということもあり、専門職の教育ノウハウとマーケットのニーズをうまく取り入れた大学という印象で、通信制と通学制があります。
高校で通信制を選ぶ生徒が増えている流れを受けて、大学でも通信制(やオンライン受講)への関心が高まっているようで、今後の動向が気になる大学の一つです。

そうした、レトロと最先端のミックスをしたような東京未来大ですが、せっかくなので金八先生縛りでこちらを!

日の出屋

堀切の駅前ではなく、お隣の牛田駅の近くですが、この辺は一駅の間が非常に短く、おまけに牛田駅は京成関屋駅とも目と鼻の先。というわけで、少し歩いてたどり着けますが、金八ロケの時、関係者がここで休憩をしていたというお店らしく、店内には金八先生関係のポスターが貼られています。
今の学生さんはリアルタイムで知らない世代になってしまいましたが(やばい、オッサン感が出てきた…苦笑)、80年代生まれにとっては、やはり馴染のドラマ。私がリアルタイムで観ていたのは95年、第4シリーズでしたが、当時中学2年生で色々悩んでいたこともあり、そういう時期に観たからかやはり印象に残っています。
話題性やタレントの輩出などでは別のシリーズの方が有名でしょうが、個人的にはやはり、このシーズンの思い出が深いですね。

東京理科大学(葛飾)

北千住から常磐線で進むと辿り着くのは金町・東京理科大学。
三菱製紙中川工場の跡地に2013年にできました。工学系の学部が集まっていますが、2025年には薬学部も野田から移ってくるようです。
(ちなみに、私が高校生の時には、理科大薬学部は神楽坂にありましたが、大学生の時に野田に移転したため、理科薬に進学した友人はキャンパス移転に伴って一人暮らしを始めたりしていました。時代は移り変わる…)

豪麺 マルコ

二郎インスパイアですが、つけ麺があったり長岡生姜醤油があったりと、色々選択肢も多いようです。やはり、学生の街に二郎系ラーメンは欠かせない存在になったようですね(遠い目)。

ラーメン せきぐち

大学からは少し離れますが、地元のラーメン店で人気なのはこちら。
カレーラーメンの老舗で、味の濃さや辛さも選べるため、カレーフリークのファンも多そう。これは食べたい!!

いかがでしたか?
大学が多いとはいえ、最近移転してきたところが多いのが特徴的なエリアです。何もない場所に新たに学園都市を造成した、というのとは違い、既存の文化があるところによそ者がやってきて、一気に空気が変わるという感じでしょうか。
そういう意味でも、現在進行形でカルチャーが変わりつつあるエリアだと思いますので、今訪れてみると面白い場所だとも言えそうです。

追加でお薦めのお店もありましたら教えてください!
また、以下の大学の情報もお待ちしています!!

文教大学(東京あだちキャンパス)
東京聖栄大学
東京都立大学(荒川キャンパス)

次は練馬区・板橋区・北区です!


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