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大学のソウルフード!⑱京都市北部編

こんばんは。
京都市内に突入し、「京都市最北部」と「一乗寺」を攻めました。

そこで今回はその少し南、京都市北部編に参りたいと思います!
今回取り上げるのは、主に北大路通の南北にある大学です。


佛教大学

まずは西から。
千本北大路を北に少し上がった(上がるというのは北に進むこと)ところにある佛教大学。船岡山が近いこともあってか、この辺は京都盆地の中でも比較的高低差が激しい地域かもしれません。
佛大は浄土宗系の大学ですが、教育・福祉・歴史で有名な大学でもあります。特に教職関係ではかなりの人材を輩出していることは、関西ではご存知の方も多いはず。

人文系が好きな学生さんだと、京都橘大学とどちらにしようか迷われる方もいらっしゃるかもしれません。
私の偏見も入った印象としては、京都橘の方が歴史を資産と見なしてマネジメントしようと思っている人に向いているような印象があり(自治体で文化政策や文化マネジメントをしたい、埋蔵文化を広めたい、など)、佛大の方が歴史自体を研究したい、教員になって子どもたちに歴史を教えたいと思っている人に向いているような印象がある、という棲み分けをしているような気がします。
もちろん、最終的には個人のやりたいことが第一ですので、どちらの大学、あるいはどこにいってもしっかり勉強する必要はあるのかな、と思います。

すいません、初っ端から脱線しました(苦笑)。

佛大といえば、真っ先に思い浮かぶのはこちらでしょう!!

タンポポ

佛大から少し北に進んだところにあるタンポポ。
とにかく真っ赤!

ただ、見た目ほど辛すぎないから不思議なものです。
もちろん辛味はあるものの、ベースはスタンダードな京都の背脂チャッチャ系のラーメン。「ますたに」の辛味が少し増したようなイメージでしょうか。九条ネギもいいアクセントになっています。
その後の予定がなければ、是非ニンニクもいれたいところ。

そして、この「タンポポ」の道路を挟んで反対側にあるのが、こちら。

紅茶ラーメン紅

紅茶が入ったラーメン?
そう、しかし食べてみると紅茶という感じはせず、普通に旨いのが不思議。
珍しいメニューとしては青汁がはいっているものもあるので、ご賞味あれ。
こちらの記事がよくまとまっています。

恐らくこの2点が佛大生に人気のラーメンツートップだと思いますが、さらに隠れた名店をご紹介したいと思います。

京都らうめん屋 なぎさ亭

京都に住んでいた時にとてもお世話になったお店です。
タンポポから北に進み、サイゼリヤのある交差点を左折して少し進むとあります。
こちらは、マスターのトークがたまりません。
人によっては少々盛っているように聞こえる可能性もありますので、若干差し引いて聞いてもいいのかもしれませんが、仕事と遊びの色々な経験談を伺えるので、とても楽しかったのを覚えています。

まず、私がよく頼んだカレーらうめん。40種類のスパイスを20日間かけて炊いた「ルー」で食べます。手打ちの麺とよく絡み、添えてあるかいわれ大根との相性も最高です!

カレーらうめん

完全に原価度外視で作られているため、とても美味しいのですが多分儲かってはいないと思います💦
というか、儲けを追求するというのではなく、そこに集う人との出会いに価値があるとマスターが感じていらっしゃる印象もあり、私はそこが面白いと思っていました。

ほんやら洞で知り合った知人とここで再会したり、勉強会的なイベントがここで開催されたりと、学生都市・京都ならではのコミュニティを育まれていたように思います。
そういうお店というと、フォークソングや学生運動などの時代の雰囲気を残したところが多い印象があるかもしれませんが、どちらかというテイストはバブル期のオシャレ感に近いかもしれません。北山駅付近の感じでしょうか。

回転率を上げて売り上げを伸ばす、とかそういう軸で営業しているお店とは、あらゆる意味で一線を画していますが、そういうお店が存在しているというのも、京都の面白いところだと思います。

ラーメン以外はどうでしょう?

おおさかや

千本北大路の南東にある洋食屋さん。
京都にあるのにおおさかや!
カキフライを食べにはるばる遠くから訪れる人も多いとか?
幅広い年齢層の方に愛されているお店です。

北京亭 本店

日本全国色々なところにその名を発見する北京亭ですが、
もちろんチェーン店ではありません(笑)。
ニントンハン(ニンニク豚肉焼き飯)が人気で、
さらに鶏唐揚げマヨネーズつきをトッピングしたりします。
そうすると、
「鶏唐マヨにん豚ハン」
と、某ラーメン店のコールのような頼み方になるのがまた面白いところです。
いずれにせよ、ソウルフードとニンニクは切っても切り離せないのでしょうね。

大谷大学

仏教系の大学が続くのが京都っぽいところ。北大路の駅前にある、東本願寺が設けた学寮から発展した大学で、1922年に龍谷大学と同時に大学令による旧制大学となりました。

大谷大学。左の建物はかつての大垣書店本店

京都市の大動脈、地下鉄烏丸線の北大路駅を出てすぐの場所にあり、交通の便もよい大学ですが、この大学のソウルフードと言えば?

はせがわ

やはりここでしょう!
北大路駅を出て東側にアーケードを進み、賀茂川の手前にあります。

レトロな外観もGood!

私も近くに住んでいたのでよく行きました。
超人気のお店で、休日のお昼に並ぶと1時間くらい待つこともザラだったような気がします。
ハンバーグが有名で、ライスと味噌汁、サラダが付いてきます。

ブレてたのでちょっと小さく笑

私が食べたのはほうれん草ハンバーグ。緑色をしているのですが、優しい味でお勧めです。
ただ、ガッツリハンバーグ感を楽しみたいのであれば、最初はスタンダードにデミグラスがいいかもしれませんね。

京都府立大学

「はせがわ」を越えて賀茂川にかかる北大路橋を渡ります

北大路駅を出て東に進んで賀茂川を渡るか、北山駅から下鴨中通を南下するかで辿り着きます。
小さな大学ですが、研究レベルが高いことで有名で受験難易度もかなり高いです。

京都府立大学

ソウルフードといえば、どうでしょう?

いいちょ

スタンダードな京都ラーメンの老舗!
下鴨中通と北大路駅の交差点の北西、少し路地を入ったところにあります。

住宅街の中ですが、かなり並びます。

九条ネギをたっぷり入れた背脂醤油のスープ、スライスされて口の中ですぐにほぐれるチャーシュー、何より喉越しの良い細麺がたまりません。京都のラーメンを食べたくて、繁華街から離れても良いという方には、ここはオススメです!

おらんじゅ

京都府立大学の目の前にある喫茶店。
私が初めて訪れた時は百万遍の北側にありました。
その後、少しして気がついたら府立大の前にあったので入って聞いてみたら、もともと府立大の前にあったところから京大の近くに移って、また戻ってきた、ということのようでした。

現在地に移ってから17年くらい経ったのかとしみじみ…。

豚しょうが焼きが好きでよく食べていましたが、量は結構多めです。
喫茶店なので、コーヒーやジュースでまったりすることもできます。


また、大学から少し離れてよければ、オススメのお店がいくつかあります。
喫茶店であれば、おさえておきたいのがこちら。

カフェ・ヴェルディ

下鴨本通を、北大路から下がったところにあります(この辺にあるケーキ屋さんのバイカルも有名店です)。
自家焙煎したコーヒーを、低めの温度のお湯で淹れてくれるお店です。
熱すぎると香りが逃げるということだったような。

定番のヴェルディブレンド

香り高く、落ち着いて味わうことができます。
モーニングのパンも美味しく、友人が京都に遊びにきた時はよく一緒に行っていました。

いくつもの種類のパンを楽しめます。

京都芸術大学の中に2号店を出店され、人気が広まってきているようです。高島屋の地下でテイクアウトも可能ですが、本店の雰囲気も是非味わって欲しいです。

博多っ子

ヴェルディから北大路駅通りをさらに下がって、一本松のバス停の目の前にあります。
その名の通り博多ラーメンのお店で、九州ラーメンや野菜ラーメンなどの種類もありますが、私はトロうまラーメン細麺(麺も選べます)の一択。オーダーも「トロうま細バリ(トロうまラーメン細麺バリカタ、時々細ハリにもしました)」と、二郎の如く呪文を唱えていました。笑

ここは、マジで旨いです!!是非訪れて欲しいです!!

トロうまラーメン

臭すぎず、クリーミーで味わい深いスープ、替え玉をして辛子高菜をいれて味変。
正直、ここ以上の豚骨ラーメンになかなか出会えていません(もちろん、好みはあると思いますが…)。
なんだかんだ、京都で一番よく行ったラーメン屋さんだと思います。

京都芸術大学

最後に、北大路通の西の果て、京都芸術大学。
もとは大学の京都造形芸術大学という名前でした。
こちらのキャンパスは山の斜面沿いにあり、かなり高低差があります。
ただ、それがある種の「味」になっている気がします。
京都市内だと、他には京都産業大学、京都精華大学、京都橘大学も同様に高低差がかなりあるのですが、バリアフリーの観点からはどうかという問題もあるものの、平坦なキャンパスにはない視覚的な変化を楽しめるという強みもあり、芸術系との親和性も強いのかもしれません。

そんな京都芸術大学の近くにあるのは、やはりラーメン店。
一乗寺も近いのですが、近場で押さえておきたいラーメン店があります。

天下一品 総本店

言わずと知れた、「天下一品」の本店がこの大学のそばにあります!
多くの人は、ここではないどこかのお店で「天一デビュー」を果たしたのではないでしょうか(京都出身者でもなければなおのこと)。ここに辿り着くまでに訪れた天一がこの店から広まっていったことに思いを馳せると、とても感慨深いのではないでしょうか。

京都芸術大学から南下しても、よいラーメン店は多くあります。
しかし、その辺になってくると、別の、とある大学の学生さんも増えてくるのです(そもそも天一本店も色々な大学の方が訪れているというツッコミはなしで笑)。

その辺の話は、また追々…。

次は一旦、大阪に参ります!!


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