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“Antenna Lab”の名前の由来とこれからについて

ツイッターを中心に”Antenna Lab”という名前でいろいろな作品の情報を発信してまいりました。

これまでのnoteではアクセサリーを作ろうと思った理由や直近で販売開始した指輪をどんな想いでデザインしたのかをご紹介してきました。

今回はそもそも“Antenna Lab”とはなんなんだ、ということについてご紹介したいと思います。

平日が憂鬱で週末が楽しみ

これまでの人生を思い返すと「平日はいつも憂鬱で、週末を楽しみにしていて、日曜日の終わりからまた憂鬱になる」ということを繰り返してきたなぁと思います。

小学生の頃は、いろいろな習い事に行かせてもらっていて、何も予定がない日は金曜日だけ、みたいな生活でした。

中学生になるとほとんどみんな部活に入るということで私も部活に入りましたが、その部活がいつもめんどくさかった。

高校でも同じで、部活がとにかくめんどくさかったです。やめることも勇気がいることだったのでそれにも踏み切れませんでした。

大学は大学で自分のやりたい軽音楽サークルに入りましたが、バイトをしないと生活できたなかったので、バイトをしていましたが、それもまた憂鬱になる要素でした。

社会人になると、平日は毎日仕事。仕事行きたくないなぁと思いながら平日を過ごし、今日帰ったら何をしよう、週末は何をしよう、そういうことを毎日考えてきたように思います。

ワクワクしながら生きていきたい

ただ、社会人になったくらいからそういう風に日々を過ごすのがすごくもったいないと思うようになりました。

人生一度きりしかない。そんな人生でつまらないなぁと思いながら生きていくのはとても勿体無い。

毎日、ワクワクしながら生きていきたい。そんな風に思うようになったのです。

ある経営者の方が言っていたことがすごく印象に残っています。

サラリーマンは仕事している時に週末の話をする。
経営者は週末に仕事の話をする。

経営者は仕事が人生の一部で、すごく楽しんでいるからそういう発想になるんだろうなと想像します。

見方を変えると仕事ばっかりで疲れそうといういけんも出てきそうですし、自分が何かの経営者を目指しているわけではないですが、この話を聞いた時に週末でも仕事の話をするような生き方をする側に立ちたいと思いました。

どういうことでワクワクするのか

そこでそもそも自分がどういうことでワクワクするのかを考えました。

仕事の場面では、一人で黙々とエクセルで大量のデータを整理、分析している時にワクワクします。

こういう関数を組めば見やすく整理できるのではないか、こういうデータの配置に変換すれば綺麗にグラフを作れるのではないか、こういうフォーマットを作れば毎月のデータ収集作業が簡単になるのではないか。

そういうことを考えて、実際に思い描いた通りのものが作れるとすごく高揚感と達成感がありました。

また、プレイベートでは一時期、プログラミングを勉強している時期もあり、その時も自分が思い描いた通りに動くプログラムを作ることができた時、最高に面白かったです。

こういう経験から、プログラミングなどのIT系の作業が好きなのかなぁと思いましたが、さらに一歩踏み込んで、どういうことにワクワクするのかを考えると、それは「頭に描いたことを形にすること」にワクワクしているのではないかという仮説が思い浮かびました。

とにかく色々試してみよう=研究=Lab

エクセルでもプログラミングでも始めにこういう風に作ろうという考えがあって、それを実現するにはどうすればいいのかを考え、それを形にしていくという流れで作業をしていたわけですが、それが考えた通りに進むから嬉しいし、出来上がっていく過程でワクワクするポイントが多くなったのだと思うんです。

そうであれば、「頭に描いたことを形にする」ことで生活ができるようになったら毎日をワクワクしながら生きていけるのではないかと思いました。

このような考えと「アクセサリーを作り始めた理由」という記事でも書いたような理由から「じゃあまずはアクセサリーを作って販売してみよう!」と思ったのです。

当然、初めはうまくアクセサリーを作れるのか分かりませんでしたし、自分自身、どんなものを作りたいのか分かりませんでしたので、とにかくいろんなものを作ってみないといけないなと思いました。

実験を繰り返しながら自分の腕を上げていこう。そういうコンセプトから「ラボ」という言葉が思い浮かび、もともと私は「アンテナの外側から」というブログをやっていたので、その一企画としてアクセサリー作りに取り組んでみようと思い、「Antenna Lab」という屋号を決めました。

3D CADの勉強を始めたり、真鍮や銀のロウ付などアクセサリーの作り方を勉強したりしながらいろんな作品を作ってきました。

その過程でチタンという金属に出会い、チタンの発色に心奪われ、チタンを使ったアクセサリーを作り始めました。

この「Antenna Lab」というコンセプトのもと作った作品の中で特に私独自のものを作ることができたなぁと思える作品はこちらの「パズルリング」というものだと思っていて、まさにいろんなことを試しながら作り上げた、現時点での最高傑作だと思っています。

表現の幅が広がってきたから

こうして試行錯誤しながら、自分の技術を高めながら作品を作ってきて、購入いただける数も少しずつ増えてきました。

これまでは自分が作りたいと思ったものを作ってみる、という考え方が強かったのですが、それだけではなく、これからはどういう価値を提供したいのか、どのような方々に作品を届けたいのか、そういうことも考えていこうと思っています。

そういう考え方からデザインを考えていったのが「収束と発散」で、今後もこのようなコンセプトで作品を作っていこうと考えています。

「どう在りたいのか」「在りたい姿に向けて頑張っている人の背中を押す」というテーマで作品を作り、届けていく。

そういう方向に活動を広げていきたいと考えています。

以上です。

最後までご覧いただきありがとうございました。

個人的に転換期にしようと思っているので、このようにまとめてみました。今後の活動も引き続き見守って頂けると嬉しいです!

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