朗読って奥深いというお話 #0「作家さんと良い関係を築きたい」
\はじめまして/
朗読家を名乗っている吉史あんです。
恐ろしいですね…「〇〇家」だなんて、どの面下げて言ってるんでしょ!
まぁ基準なんてないので、自分の中で《 訊かれたらこう答える 》の落としどころを作り活動しております。
さて、書き途中の #1「人前で読むには」がありますが、執筆を終わらせず他のことやってました…へへっ。この度ちょっとしたきっかけに恵まれましたので、勢いのまま、お付き合いのある作家様方へアンケートを実施しました。ご協力くださった皆様に厚く感謝申し上げます!
#0として「作家さんと良い関係を築きたい」記事をまとめますね!
こんなアンケートをしました(画像)♪
アンケート結果
依頼日:2024年9月4日・5日
締切日:2024年9月6日 ※締切延長し、9/9日分まで受付けました。
対象者:過去に、吉史あんが運営するYouTubeチャンネル「ものがたり美術館」「ショートショート異空間333歩」での配信許諾をくださった作家
方法:XのDMを用い、アンケートフォームを個別に送信
回収率:70% (56名に依頼・39名より回答)
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なお、冒頭の挨拶文章には
※質問にある「朗読・朗読者」とは吉史あん以外も含みます。
という文言も添えています。そうでないと、私に対する評価で終わってしまいますからね…。
■ 朗読配信を許して良かったと思いますか
「はい」100%
「いいえ」0%
うれしいですね。ありがとうございます!
…どうやら「はい」を選択しつつ「その他」も押せたようです。
※頂戴したコメントは最後に紹介します。
■ 朗読者とのやり取りや動画が公開されたことで、執筆に役立つ部分はありましたか(5段階評価)
「まったくなかった」:2.6%
「役立つ部分あり(3~5程度)」:97.4%
■ 今後もご自身の小説を朗読されたいですか
「はい」 97.4%
「いいえ」 0%
「その他」 2.6%
画像③を見ると混乱しますが、手元の個別資料で整理すると上記のようになります。ちなみに質問3で執筆に役立つ部分が「まったくなかった」とお答えした方は、ここで「はい」と回答されています。ほっ
アンケート質問7つ中、回答が必須なのは3つです。残り4つは無視してもいいんです。お気づきでしょうか。画像内の黄色蛍光ペンで囲った数字を!!自由記載の記述回答がとにかく多いんです!!流石と言いますか、とてもうれしかったです。お忙しい中、本当にありがとうございました!
※以下は回答の一部です。
■ (自由記載) 執筆に役立つ部分とは、どのようなことですか
創作活動のモチベーションが高まった。
文章の区切りや行間の感じが、朗読を拝聴してから上達したと感じます。
音声になることで、文字のリズムなどを客観的に見ることができました。
執筆している時には気付かなかった(推敲不足)てにをはの違和感、台詞の違和感に気付けた。
ふだん文字を目で読んでいるので、声で表現するとどうなるのか、という新たな視点が生まれた。
わたしにとって「文」とは常に「声」を持ちます。「声」の違いは「文」を変質させます。自らの声で聴くしかなかった自作を他者の声で聴く経験は、「自ら」を拡張させると感じました。
地の文の入れ方や割合にも気をつけるようになりました。
自分には見えていない隠れた背景をすくいとってくれたのだなぁと、とても勉強になりました。
■ (自由記載) 朗読されたいのはなぜですか
作品がまた違った形で表現され、様々な方に届くのは作者冥利に尽きます。
自己肯定感が爆上がりするので寿命が延びます。
宣伝にもなるし、損なことはないので。
自身の作品にどのような化学反応が現れるか、またその化学反応により自身の創作意欲が刺激されるため。
自作を活字だけでなく、音声のコンテンツとして、読者の方に提供できるからです。
朗読をきっかけに、小説(原作)も読んでみたいと思ってもらえると嬉しいから。
■ 問題提起
貴重なご意見を頂きました。
文章は私の判断で要約しました。
SNSなどでの音声公開時に、自分で作ったお話のようにして投稿する人がいます。原作者の紹介をセットにして行って欲しい。悲しい思いを何度もしています。
許可なく朗読配信され、その作品や記事に関わる関係者に非常に不快な思いをさせてしまった。音声作品は、朗読する前提で小説を募集したり、依頼した方がトラブルが少ないのではないか。
今後は一定の条件をつけるつもり。とにかく朗読後にURLを教えない人が多すぎ。(ミスを)指摘したら修正して欲しい。タイトル間違えとURL 間違え、何度かやられてます。管理者に報告しても対応なし。いかがなものか。
まとめ
朗読人口ってとても多いんです。一説には、聴く人より語る方が多いとも!!…皮肉なことですね。そして、小説を執筆できる人がこれほど多いのも、SNSやプラットフォームの発達で知られるようになりました。小学生の頃、作文が好きな子なんて周りにいなかったんだけど…。
みんな「表現」したいし、表現するって楽しいんですよね!「自分みたいな無名の人間のやること見逃してよー!」ではなく、自分の表現が多くの人に認められたいのと等しく、
・相手の才能を敬う
・礼節
・ルールがあるならそれを守る
・ルールがないなら作る
そうして良い関係を築けたらなと願っています。
最後に、アンケートにご協力くださった作家様方、個別にやり取りしてくださった方々に厚く御礼申し上げます。
【余談】
問題提起を受け、私も多いに反省。
宙ぶらりんになっている各種事案に関係する作家様方へ経過報告しました。
耳散歩主宰 吉史あん
(宅録ナレーター・朗読家)
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