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情熱所長シ「本当の叱り方」Vol.20|リーダーの口癖が組織の文化をつくる!

~リーダーの口癖が組織の文化をつくる!~

前回は『上司の仕事は、部下に指示するだけでは終わっていません。
指示したことを、部下が行動できるまで見届けるのが上司の仕事です。
さらに、できる上司は、部下の行動をフィードバックし、
部下が結果を出すまでフォローをしています』をお伝えしました。

では、今回のはじまりです。

吉田部長
「あるセミナーに参加して講師の先生が面白い話をしていたんだ!」
情熱所長
『え、どんな話でしょうか?』

「組織の文化や風土はリーダーの口癖で決まるそうなんだ!」
『へー、そうなんですか?』

「情熱所長の口癖は、どんな感じかな?」
『私の口癖ですか?あんまり意識したことがないですね!』

「そうか、私の場合、昔を思い出してみると、
“でもね!つまり!こうじゃないのか!”こんな口癖が多かったかな。」

『今は、そんな口癖は聞かないですね!』(笑)

「ありがとう!嬉しいね!
でも、この口癖をよくよく考えてみると
部下の言っていることを否定したり

部下の提案を勝手に意味付けして、“そんなの知っているよ!”
という上から目線で話をしている感じなんだ!」

『そうなんですかね!?』

「例えば 部下が、“◯◯が良いんじゃないですか!”と提案してくれたとき、否定するつもりはないのに、“でもね!”と言っていたんだ。

これだと、せっかく提案してくれたのに、“そんなのダメだよ!”と
部下は受け取ってしまう!」

『そうですよね!』

「こういう時は、“面白いね!”と、まず言ってみると良いそうだ!」
『そうですね!“面白いね!”と言われればワクワクしますよね!』

「リーダーの口癖で、部下が言いたいことが言える明るい現場になるか、
どうせ言ってもダメだと諦めの暗い現場になるかに別れるんだ!」

『そうですよね、自分の口癖が心配になってきました』(汗)

「他にも部下 が提案したとき、“つまり、こういうことだろう!”と
“俺は、もう知っているよ!”という上から目線の言い方をするのではなく、


“もっと、詳しく教えてくれないか?”と聞いてあげれば、
さらに考えるようになり、アイディアが浮かんでくるんだよ!」

『そうか、そうですね!』

「もう一つ、“こうじゃないのか!”という口癖を
“だとすると、こういうことかな?”いうと口癖に変えれば、


部下は自分で考えるようになり、考える文化もできてくるね。
これも私のできていなかった昔の反省だがね。」(笑)

『なるほど、上司の口癖が部下の考えも行動も変えてしまいますね。』(汗)

「そうなんだ。だから、リーダーの口癖は組織の文化をつくってしまうんだ!」

『わかりました。私もどんな口癖になっているか確かめてみます。
私の口癖が部下のやる気を引き出すようにします!』

さて今回の質問です。

「あなたの口癖は、まわりにどんな影響を与えていますか?」

次回に続けます!お楽しみに!(^o^)v

拙著「部下が変わる本当の𠮟り方」明日香出版社を参考していただけると、部下とのコミュニケーションの達人になれます。


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