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部下が動き出すリーダーの7つのコミュニケーション術とは?四つ目、責めるのではなく許す



◆何度も言っているのに、なんでできないのか…


これだけ言っているのに、部下はなんでできないのか!
と思ったことはありませんか。
 
かつての私も何度も言っているのに
「なんでできないんだ!」と部下を責めていました。
 
今から思うと、何て酷いことをしてきたのかと
自分のリーダー力のなさを後悔しています。
 

◆自己防衛本能という鎧



人は責められると、自己防衛本能を働かせ
反発するか、やり過ごすか
とにかく自分を守ろうとします。

 
あるいは責められないように
言われたことをやるだけの指示待ち部下に変身します。
 
このような状態では、部下は自主的に動くことはありません。
多くのリーダーが部下に自己防衛本能という鎧を着させているのです。
 

◆普通の違い



一方、上司はできない部下を許せない気持ちで一杯です。
「普通、こんなことできるのが当たり前だろう!」と。
 
でも、考えてみてください。
この普通は、誰の普通でしょうか
部下にとっての普通でしょうか。
 
リーダーは部下より仕事ができるからリーダーになったのです。
だから部下はリーダーのようにはできません。
リーダーの普通と部下とリーダーの普通は違うのです。
 

◆リーダーのゴールは何?


リーダーのゴールはチームの目的や目標を達成することです。
そのためには部下が自主的に動いてくれるこが重要です。
 


それができない限り、いつもイライラしているか
一人で忙しく仕事をしているリーダーになってしまいます。
そうはなりたくありませんよね。
 
では、そうならないために何をするのか?
 

◆ありのままを受け止め許す加点主義


「ここができていない」と部下を責めると
部下は「できない人間」だと
自分を否定しだします。
 
だから、不安でたまりません。
辛くてやがては心の病になってしまうことも。
 
部下を責めても何も変わりません。
絆がなくなっていくばかりです。
 


一方、できているところは、
「ここまでできているね!」と認めてあげ
 
できていないところを許して
「ここからは伸びしろだね!」と
言ってあげれば、
 
部下は「私は伸びしろのある人間」だと
自分を肯定することができます。
 
嬉しくなります。
だから、自分から動き出すことができるのです。
さらに、上司のことを信頼することもできます。
 
リーダーがありのままを受け止め許す加点主義になれば
部下は自分の鎧を脱ぎ動き出します。
 

◆自分も許してあげる



最後に、できない部下を許せない自分がまだまだいると思います。
でも、そんな自分も許してあげましょう。
 
部下に自主的に動いて欲しいという
望みがあるからイライラするのです。
 
その望みを叶えようとしているからイライラするのはもっともだと
自分を認めてあげてください。
 
自分を認め許してあげれば、本来の自分に戻ることができます。
リーダーとしての目的目標を思い出し
ゴールに向かっていきましょう!
 

◆今回の質問


【これから、どんなことを許してあげますか?】
 
次回に続けます!お楽しみ!
 


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