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情熱所長「本当の叱り方」Vol.9|叱る褒めるは、何のため?

~叱る褒めるは、何のため~

前回は、叱るとき部下に何があったのか事実や背景を探りながら部下の言い分も聞いて、部下の次の行動へつなげることが大切だと教えてもらいました。

では、今回のはじまりです。

吉田部長
「情熱所長、この前部下の叱り方について悩んでいたようだけど、
その後、どうかな?」

情熱所長
『ええ、吉田部長の言われるように部下の言い分を聞いているつもりなんですが、 “ハイわかりました”と軽く受け流したり、
黙り込んでしまったり、本人が納得していないように思えるんです。(涙)
だから、私も段々とヒートアップしてしまい感情を出してしまう時があるんです。』

「そうなんだ、じゃ、もう一度、叱る褒めることについて考えてみようか?」
『え、叱る褒めることの意味ですか?』

「なぜ、私たちは叱ったり褒めたりするのか、
それは簡単に言えばやめて欲しいことは叱る。
繰り返して欲しいことは褒めるということなんだ。」

『ええ、なんとなくわかります!』

「部下は、何で叱られているのか分からなければ、
上司の感情だけをかわそうとするだけで、
自分自身への振り返りもなく、
とるべき行動も気づくことはできないんじゃないかな?」

『そうだと思います。』

「目指すゴールに向かって相応しい行動をしていれば、
“いいね!やっているね!”と褒めればいい、
違っていれば“それは違うよ!”と叱ればいい。
叱ったり褒めたりすることは、
私たちの目指すゴールに向かうことなんだよ!」 

『そうなんですか、当たり前のようですが何か初めて聞くような感じです!』

「だから、まず情熱所長は自分たちの目指すゴールを全員に知らせなければいけないな。
私たちの現場は、それぞれが自律して働きやすい安全な現場を目指す!
だから“私たちはこうなんだ!〇〇君もそこを目指そう!”という感じでね!」

『 かっこいいですね!』

「部下も叱られる褒められることの意味を納得すれば、
叱られても納得するし、それは、フィードバック(気づかせる)になるんだ!」

『叱ることはフィードバックですか、カッコイイですね。』
「そう、だから叱ることは、いつの間にか部下にとって支援に変わるんだ!」

『へえ、叱ることが部下への支援になっちゃうんですか?』
「そう、叱られることは自分の成長のためになると納得しているからね!」

『なるほど!』

「もう一つ忘れないで欲しいことは、
部下がゴールへ向けて一歩で踏み出せば、
”いいね!できたね!”と言ってあげてほしい。
そうすれば、部下のやる気も100倍になる。」

『できたときは思い切り褒めてあげるんですね!』

「そう、思いっきりね!」(笑)
『わかりました、やってみます!』

今回の質問です。

~部下と一緒にどんなゴールを決めたいですか~

次回に続けます。お楽しみに!(^o^)v
拙著「部下が変わる本当の叱り方」明日香出版社
P22『上司の仕事は目的・目標を達成すること」を参考にしてください。

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