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情熱所長シリーズVol.25~相談しやすい上司は、部下の話を受け止める!~

こんにちは!叱り方コンサルタントの吉田裕児です。
いつも読んでいただきありがとうございます。

前回のお話は、相談しやすい上司になろうと意識しすぎると部下がやるべき仕事を上司がやってしまい部下の成長を奪ってしまいますよ!
だから、上司は部下が自分で課題を解決できるよう支援することを意識しましょう!とアドバイスを受けた情熱所長でした。

今回は、どんな話になるでしょうか?

◆部下の話を受け止めない上司になっていませんか?

吉田部長
「情熱所長、ところで部下から相談されるようになったかな?」

情熱所長
『ええ、お陰様で“俺は完璧だオーラ”を出さないようにしたら部下も相談しやくなったようです!』

「そうか、それは良かったね!
 実は、相談しにくい上司のパターンがもう一つあるんだ。
今日はそれを話してみようかと思って来たよ!」

『え、どんな話ですか、興味あります!』

「それは、部下の話を受け止めない上司なんだ!」
『受け止めないとは、どんなことでしょうか?』
 
「例えば、部下が勇気を出して相談しに来たのに、
 “あ、その話は分かっているから”
 “で、結論は、君は何が言いたいの?”

 というように部下の話を途中で遮ってしまったり、部下を見下したりする上司には、部下は相談しづらくなるねー。
どう、情熱所長は、そんなことはないと思うけど、大丈夫かな?」

(どき!!!)

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◆人は話をすることで頭の中を整理できる!

「部下に“もっと頭を整理してから来い!”という気持ちもわかるけど、整理できないから相談に来ているのに、これでは部下は誰にも相談できなくなって孤立してしまうんだ!」

『でも、忙しいとき、ついやってしまいそうですー』(汗)

「人は話をすることで頭の中が整理できて、アイディアも浮かんでくるんだよ!」

『え、そうなんですか?何か考え事をしているときかと思いました』

「そいう時もあるかもしれないが、情熱所長も私と話しているときそんなことはないかね?」

『そういえば、話をすることで、もやもやした考えが言葉にできる気がします!』

◆部下が頭の中を整理できるような問い掛けをする!

「そうだろう!人は話をすることで頭の中にあったもやもやが、言葉となってはっきりしてくるんだ!
だから部下の話を遮るんではなく、

“そうか、なるほど、それ面白いね!”
“それで?ほかには?”
というように部下の思考を膨らませる問い掛けをするといいよ!」

『ただ聴いているだけでなく、これから先を考えられる問い掛けをするんですね!』

「そう、多くのリーダーは、そんなアイデアはダメだ!と部下の伝えたいことを受け止めようともせずに否定してしまう。これでは、部下は話したがらないよね!」

『私も完璧主義から抜け出したばかりで、大きなことは言えませんが、部下が相談や報告をするときに、話を聞くよ!というオーラが必要のようですね!』

「そう、そのオーラと思考を膨らませる問い掛けが大事だね!
部下の話が終わったら、

“〇〇については、どう思う?”
“具体的に、どうしたら良いと思う?”

というように、これからどうすれば良いか部下に考えさせる問い掛けをすると
もっと、部下の頭の中が整理させる。
現状を整理して、未来に思考を向かわせる感じでね!」

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◆部下の話を聞くことは、信頼関係のはじまり!

『なるほどー、そうすれば部下が何を考えているか分かるし、部下も納得して動いてくれそうですね!』

「お、わかってきたね!
それと、部下の話を最後まで聴くことで、部下は、上司が自分の話を親身になって聴いてくれているなと親近感を覚えるんだよ!

そうすれば、この上司の言うことは聞いても良いかなという気持ちになる!」

『そうですね、信頼関係が築けそうですね!』

「そうだね。最後に1つアドバイスしていいかな?」
『ええ、どうぞ!』

「それはね、情熱所長も部下も忙しいので、例えば、9時から9時半までは相談タイムと決めておけば、情熱所長も部下も相談しやくなると思うよ。
もちろん、緊急の場合はいつでもOKということでね!」

『今回も、ちょっとハードル高いですが、やりがいがありそうです!』

さて、今回の質問です。
「どんな問い掛けをすれば、部下は頭の中を整理できるでしょうか?」
次回に続けます!お楽しみに!(^o^)v

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