アスパラガスの研修会で、たくましく生きる力について学んだのだった。
今日は、アスパラガスの研修会。美幌町にはありがたいことにアスパラガスを専門で研究している酪農学園大学の園田先生が定期的に足を運んでくれる。アスパラの研究者にあれこれと聞けるまたとない機会だ。
昨年来ていただいたときには、アスパラガスの苗を植える前ということもあり様々な質問をさせてもらった。特にぼくが聞いていたのは「どうやったら、早く収穫できるようになるか?」だった。いろいろと丁寧にアドバイスをしていただき、「ふふふ、これで早くからアスパラをじゃんじゃん収穫してやるぞ!」と思っていた。
そして、今年。
まだ、潅水の準備さえできていない・・・。もちろんハウスにビニールも張れていない。
「あぁ、申し訳ない。あんなにアドバイスしてもらったのに、顔向けできない・・・」
複雑な気持ちで研修会に参加するぼく。病気の話、害虫の話、水管理の話、研究でも実はわかっていないことなどいろいろと教えてくれる。すごくためになる。ただ、やっぱり顔向けできない。
「あんなに教えてくれたのに、全然進められていないなんて、ぼくはまだまだアマチュアの、いやセミアマの農家だな・・・」
暗い顔をするぼく。すると横にいた幸枝さんが、
「もう、いっそのこと今の状況を話して、アドバイスをもらおうよ!」
「えぇ、ビニールも張ってないなんて言いづらい・・・」
「私が言うから大丈夫」
いつも頼りになる幸枝さん。研修会が終わり、解散となったあと、そそっと園田先生に話しかける。
「実はまだこんな状況で・・・」
幸枝さんが状況を説明する。その横でバツが悪そうにたつ僕。にこやかにこれからの対応についてアドバイスしてくれる園田先生。
やっぱり、園田先生は素敵な方だった。こんな先生に話を聞ける美幌町でアスパラを初めて良かった。そして、やっぱり幸枝さんは頼りになる。
こういうとき、全く頼りにならないぼくはいつになっても恥をかくことを恐れずに進む姿勢が大事なんだなと思うのだった。
今回の研修の舞台になった農家さんは僕らと同じで去年からアスパラガスの苗を植えたとのこと、生育状況にしらすとうなぎくらいの差があるのはいいとして、潅水方法がとても参考になった。こちらの農家さんも津別の農家さんと同じで高い位置に設置した水タンクから自然落下で点滴チューブを通して潅水していた。この方法で圧力は出ないものの、均一に潅水することができるらしい。
うん、水タンク用意しよう!新品は高いから、まずはアルーダで検索だ。
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