さつまいも、全滅

ビニールハウスの中につくったもう一つの小型のビニールハウス、その中はアメリカのデスバレーのような光景になっていた。さつまいも苗、全滅。

4月15日、幸枝さんと小苗取り用のさつまいも苗をせっせと植えた。マルチを張って、穴を開けて、トンネル用のパイプを立てて、ビニールを張って。しっかりと準備できたかに思えた。

変化は翌日の昼に現れはじめる。

「あれ、なんかしにゃしにゃじゃない？」
「もしかしたら水が足りなかったかも・・・」
「ちょっと多めに水をあげようか・・・」

多めの水やりも虚しく、翌日、すでに7割近いさつまいも苗が冬の雑木林に落ちる枯れ枝のようになっていた。

枯れ枝の割合は日増しに増え、4月22日、急遽結成されたさつまいも苗栽培対策本部の幸枝さんとぼくによって、満場一致で「全滅」を認定。

こうして、さいこうファームの今シーズンのさつまいもは早くも終わってしまったのでした・・・。

とはならず、さつまいも苗対策本部長幸枝さんの不屈の精神により、サツマイモ栽培は続行を決定。今回の半量の苗の注文ボタンをポチったのでした。

次は、5月頭に挑戦予定です。今回の作戦失敗の原因は、初期の潅水不足（マルチを敷く前にしっかり冠水するべきだったと思っています）、極端な寒暖差（日中はトンネルのビニールを外しておくべきだったかもと思っています）だったのではないかと推測しています。

夕焼けと枯れたさつまいも苗、セピアに色調補正しているかのような風景です

noteを読んでくれてありがとうございます。東京から北海道オホーツクの美幌町に新規就農した3人と1匹家族の農業、子育て、おすすめスポットなどをほぼ毎日更新しています。もしよろしければ「スキ」「フォロー」をお願いします！