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レタスに使用する農薬について調べてみた

虫に喰われず、病気にもやられていない、見るからに美味しそうなレタスをつくるには、農薬による防除が必要になるようだ。涼しいうちは無農薬でもいけるらしいが、熱くなってくるとどうしても病気や虫が発生するとのこと。

農薬を実際に使う前にあれこれ調べてみることにした。今回調べた農薬は、ぼくらが所属する予定のグループで使用されている農薬。まずはともかく、想定されうる病気と害虫について調べてみた。

レタスに見られる病気たち

レタスで問題になる病気は下表のものが多いらしい。昨年の農家研修ではよく軟腐病が問題になっていた。全体的に雨が続いたり湿度が高かったりすると要注意な様子。

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参考)

レタスに見られる害虫たち

今度は、レタスに押し寄せる害虫たち。調べてる時にはでてこなかったけれど、農家研修では、カメムシの発生が結構問題になっていた。

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参考)

レタス防除に使用できる農薬たち

ぼくらが所属する農家グループでは下記の農薬がよく使われるらしい。ベリマークは基本的に使用して、ハチハチ乳剤とリゾレックスあたりは温かい時期には使用を薦められている。それ以外はレタスの状況を見ながらということだ。特徴的なのは、ハチハチ乳剤だけ、使用時期が収獲の2週間前までとなっているところかな。

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参考)上記の農薬の情報は各農薬名をググると1つ目か2つ目に出る、メーカーのサイトまたはグリーンジャパンのサイトを参考にしている

結局、何が何に効くの?

農薬をずらりと並べてまとめるだけでは、何が何に効くのか把握しづらいので、表にまとめてみることにした。

まずは病気、

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これをみると、効く病気がそれぞれ異なることが分かる。ハチハチはべと病に唯一効くものだし、リゾレックスはすそ枯病のみ。これを見て、初回の防除は、ハチハチ、リゾレックス、スターナを使用することにした。

ちなみに、今回の農薬の中でモザイク病とビッグベイン病に効くものは無いようだ。どちらもウィルス性の病気だ。ウィルスに対応できる農薬というのはあまりないのかな?これはまた調べてみようと思う。

お次は害虫

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定植時に使用するベリマークは適応範囲がとても広い事がわかる。残効性も長めで3週間から4週間。これを定植前にやっていれば、とりあえず一月は放置でいいんだな。害虫の方もネキリムシ、ネグサレセンチュウに適応のある農薬はなかった。これについても必要に応じて調べてみよう。

まとめ

きちんとしたレタスをつくるにあたって必要な農薬。自分で使う事になって、始めてきちんと調べてみた。農薬のそれぞれに適応範囲や使用制限、試用期間に違いがあってなかなか面白い。

穴が空いたり、多少不格好だったりしても、消費者が気にしない世の中であれば、農薬(特に害虫対策)を使わなくても良いんだろうけど、そうもいかないよなぁ。と思うのだった。



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