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スーパーアプリ(概要版)

スーパーアプリとは、プラットフォームとなる一つのスマホアプリの中に、さまざま機能をもつアプリを統合し、日常生活のあらゆる場面で活用シーンをもつ統合アプリのことである。

・LINEではチャットや電話ツールとして以外に、音楽が聴けて、ゲームや漫画も読むことができ決済や買い物もすることができる

・一貫してユーザー体験のもと統合されているので、一つのアプリで完結するのは利便性がかなり高い。

・中国のWechat,alipay、インドネシアのGojeckなどが有名。

・東南アジアや中国でスーパーアプリが流行った背景には、スマホの流行がある。

・欧米では、PC文化がすでにあったのでそれほど流行らなかった。

・これからWebやアプリケーションと関わる人にとって、モバイルファーストによりPCよりもスマートフォンを最初に使う人が増えてくることが予想される。

・サードパーティーがバラエティに富んだ機能を開発することでエコシステムを形成し、ユーザーを囲い込むのが特徴


[メリット]

・ダウンロードがいらない、容量負荷がかかりにくい(ほとんどのアプリは使われないことが多い)

※ほぼ毎日利用されるアプリは平均8個で、1か月に新たにインストールするアプリの数は1〜3個である人が多数

・新しくアプリをダウンロードする度にID、パスワードを作成し、必要に応じてクレジットカードを登録する流れが負担になっているが、この手続きが不要


[デメリット]

・個人情報が流出してしまう(決済だけでなく、行動履歴まで・・・)

・スーパーアプリを起動して目的のミニアプリにアクセスできるかはスーパーアプリ側のユーザビリティに左右されてしまう

※例えばLINEアプリも元々LINE Payをアプリ内部で利用することが前提のUIでしたが、運用開始後しばらくして別のアプリとしても利用ができるようになっています。

[事業者のメリット]

・ユーザーを囲い込むことができる

ターゲットとなるユーザーがバラバラのニーズをもっていたとしても、その多くに対して囲い込みが可能

※高頻度のフードサービスを通じて獲得したユーザーを、低頻度のオンライン旅行サービスへのクロスセルに成功した事例

・企業の価値向上を狙える

日常にあって当たり前のアプリなので、世間での知名度アップやブランドイメージの定着によって、企業価値の向上が見込める。これによってユーザーが増えると、サービスの利便性を高めるためにリソースを割くことができ、さらに新規ユーザーを取り込むというサイクルが生まれる。

・ミニアプリで多彩な事業展開ができる

ミニアプリはネイティブアプリと異なり、iOSとAndroidの2つのOS向けにアプリケーションを別々に開発する必要がなく、開発費をおよそ半分にできる。したがって、新機能としてミニアプリを追加すると、低コストで新たにユーザーの呼び込みができ、多彩な事業展開が見込める。


最後に・・・

これを考えるとスマホの誕生に近いかなーと思う。ipodができて、それが電話もできるようになって、ネット検索もできるようになって・・・。結局、たいしたことないじゃんと思うが、手元の1つのアイテムでできるようになったのと同じ考え方なんじゃないかと思う。

スーパーアプリの未来に期待!!!



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