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「マネジメントの父」ドラッカーの教え(総集編)

ドラッカーが何者で何を具体的に提唱したのかは知らなくても、名前を耳にしたことがある人は多いのではないか。20世紀のマネジメント父と言われていて、「どんな組織であると人は幸せなのか?」を考え続けた。

総集編として、見るだけノートを読んでみた。ここでは、企業マネジメントのための5つのポイントを紹介したい。経営者としても、いち従業員としてもKEEP IN MINDすべきことと思った3つ+1である。

①「マーケティング」

②「戦略」

➂「組織」

+α「自己成長」

さあ、みてみよう!


①「マーケティング」

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■顧客のニーズに応えること、もしくは、ニーズを創り出すこと

企業の目的は何か?事業を存続させること。事業の存続は、顧客が企業の価値を認めて対価を払い続けることによって成り立ちます。

つまり、常に顧客起点で、「顧客のニーズ」に応えなければいけない。顧客が欲しいものに応える、もしくは、顧客が欲しいものを創り出すべきである。企業が何をしたいかの主張は、次の調整条件なのです。

そして、これは持続的でなければいけません。だからこそ、最適価格でなければいけない。

基本ですが、忘れがち!

■顧客は「誰か?どこにいるのか?」

化粧品の商品を開発した。この顧客はユーザーである女性。

だけではない!この商品を置いてもらうための小売店も事業者にとっては、顧客なのである。小売店のニーズは何か?。現代では、インターネット販売は当たり前。その場合は、検索順を決めるGOOGLEのニーズ(機能)は何か?。

常に、顧客は誰かを正確におさえよう!


②「戦略」

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■事業成長のための目標設定はこの6つのみ

マーケティング、イノベーション、生産性、経営資源、社会的責任、利益。

何が言いたいかというと、成果は利益のみではないということ。

■戦略は、常にアップデート

未来のことはだれにも分かりません!戦略は、どれだけ練りに練っても仮設に基づいてしか建てられません。だからこそ、繰り返し、見直し、アップデータをし続けれなければいけない。

■意思決定は、「何が問題か????」をおさえる

事業にはさまざまな問題が起こります。ここで、そもそもの問題が正確にとらえられていなければ、どれだけ考えても、解決策を生み出しても無駄です。まずはじめに、何が問題か?をしっかり考えよう。

また、意思決定を下しても実際問題は山積みなことが多い。その場合は、「何をしないか」を決めることが意外と大事。

■企業価値の目的は、「会社の外」にある

企業人として働いていると、社内の関係のみに縛られ、考えも社内の意見に囚われてしまいがちである。しかし、企業価値は、社会に貢献することによって認められるのです。ここも見失いがちな企業戦略部が多い。


➂「組織」

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■事業部制か機能部制か

会社がどちらの形を取っているかをおさえることは重要。事業部制であれば、事業ごとの利益が明確となり「利益」を効率的に出し続けることができる。一方で間接部門の無駄が多いかもしれない。機能部制であれば、営業、経営、技術開発等縦割りになっているが、「専門性」を極めやすい。一方で部門間での連携が取れてない場合が多い。

これで長所と短所を理解しておくことが重要!

■士気を持ち続けてもらう

意欲的な人ほど、失敗をします。それは挑戦の数が多いから。マネジメントやリーダーとして大事なことは、彼らの士気を落とさないこと。落ちてから取り戻すことは、さらに難しいので、常にここのフォローを大事にしよう。

■良きリーダーは、将来を予測できる人(結構大事)

良きリーダーの基本は、真摯で、学習をし、経験を持つもの。この3つがあれば、人はついていきます。そして、さらによくできるリーダーというのは、先を読む力がある人。逆に、常に基本の3つをこころがければ、先のことにも備えられるでしょう。

■教え合う組織

人はものごとを人に教える時に最も学ぶといわれている。だから、常に教えることを厭わず、組織としては教えあう組織が存続する組織である。


+α 「自己成長」

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■フィードバックand分析

自己成長をするにはこれだけしかないと、ドラッカーは強くいいます。結果がどうで、何が原因だったのか、特に何ができたのかという「自分の強み」をしっかり分析する。これが自己成長につながるといいます。

そして、そのためにはまずは目標設定でXXまでに○〇をするという、設定をすることがコツ!

■仕事以外の世界

最後になりますが、評価というのは必ずしも良いわけではない。その時には、本業以外での世界をしっかり持っていると、本業に戻る自信にもつながるかもしれない。だから、ボランティアや趣味など、本業以外での世界をもっておくとうまくいくでしょう。


以上・・・。予想以上に長くなってしまいましたが、マネジメントレベルに移行しているあなたにも、社会人として働き始めたあなたにもどこか響く部分があったら幸いです。



最後に・・・

そもそもマネジメントとは?ということを述べそびれました。

が、マネジメントというのは、これまで述べてきた事業と組織そして人の「仕組みを回すこと」と、ドラッカーはいっています。

仕組みを回すことって、そんなに面白いかな~?結局、現場が回らなければ、マネジメントスキルがあっても、お金があっても、何も起こらない。でも、俯瞰して企業や事業や組織を考える勉強になったと思います!


参考にした本はこちらです。




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