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賢い子供の育て方<親の言葉かけを工夫すると、いつもの風景が学びの場になる>

〜京大医学部に地方進学校から塾通いなしで子供3人を合格させた子育て法〜

バスに乗っていると、小さい子どもの可愛らしい声が聞こえてきました。

「あっ!しょうぼうしゃ!」

窓の外に消防車を見つけたようです。

こんな時、「そうだね、消防車だね。よく見つけたね。」と応えてあげても良いのですが、

「何色?そうだね、赤色だね。どうして消防車の色は赤色なんだろうね?」と聞いてみてはどうでしょうか?


消防車が赤い理由について正しい答えを追求する為ではなく、子供に「なぜだろう?」と考えさせることが目的なので、子供がどんな答えを言おうと全て受け入れます。


「そうかもしれないね」
「なるほど」
「面白い考え方だね」

もしも「赤色が目立つ色だから」と子供が答えた場合、
「なるほど」
「じゃあ、街に赤いものは他にどんなものがあるか探してみようか。」

「あ!あった!」
「ポスト!」
「信号機!」
「工事現場のコーン!」
「道路標識!」

子供は赤いものを色々と見つけると思います。

「本当だね、目立って欲しいものばかりだね。全部赤い色を使っているね。」


こんな会話があれば、子供は街を好奇心いっぱいの目で見るのではないでしょうか?

色に興味を持ち、「黄色のものはどんなものがあるかな?」「青色のものはどんなものがあるかな?」「赤色はどうして目立つのだろう?」
と、次々に考え始めるかもしれません。

いつもの見慣れた風景も、「どうしてなんだろう?」と少し視点を変えて見てみると、違った風に見えてきます。

そしていつもの風景が「発見の宝庫」「学びの宝庫」になるのです。


子供ならではの柔らかい頭で、大人が予想もつかないような発想を示してくれるかもしれません。


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