吉田忠(2代目社長)

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最近の記事

経営者の役割はお金を儲けさせること。お金を集めてくること

経営者はお金を大きく動かさなければならない 経営者の役割は、社員を養うこと、社員の家族を養うこと。 そして、社会の役に立つこと。 しかし、これらはすべてお金儲けができなければできない。 結局金なのだ。 後追い経営者は二週遅れ 経営者の悩みは資金繰りだが、資金繰りに窮するのは、お金儲けができていないからに他ならない。 ではどうしたらお金をガッポガッポ稼げるのか? まずは人の後追いをしたら負ける。 常識を捨てた経営者だけが生き残れる 逆に言えば、人が考えていないこと

    • 岩波英知先生と久しぶりの再会! 経営者に絶対的に必要な運の良さ

      岩波先生の活躍と近況岩波英知先生の技術がとんでもなく凄みを増している件と運のよさが経営を成功に導いてくれる件について、久しぶりブログを更新してみました。 岩波先生が大活躍だ。 どんな活躍かというと、有名経営者たちが先生の技術に大変な感動をしているらしい。 彼らが何を求めて先生の特別な技術を受けているのか、これは同じ経営者としてぜひとも知りたいところだった。 久しぶりの再会 そして先々月に岩波先生と東京で会うことができた。 忙しい中、多忙を極めているのに一時間も時間を割いてく

      • 二代目ではなく、一人の経営者として自立したという思い

        売上、利益率アップもはや二代目は終わった。 私は二代目社長にひどくコンプレックスを持っていた。 それ以前に、私自身の能力に自信が持てなかった 今は違う。 親父を超える売上、利益を上げることができたし、社員も私に従うことに戸惑いを覚えなくなってきた。 逆に、私を盛り立てようとしてくれている。 仕事が楽しい会社に行くことが楽しみになっている。 カリスマ社長はよくどの社員よりも早く出勤するという。 その気持がわかる。 仕事が楽しくてたまらないのだ。 ワーカーホリックというものでは

        • 社長はいくら虚勢はっても潜在意識だけは騙せない

          利益を出し続けることの難しさ経営者は利益を上げ続けなくてはいけない。 一代目社長の親父は、ゼロからの出発だったから、毎年純利益が上がっていった。 私がバトンを受け取った時、その伸び率を維持することは難しい状態だった。 少なくとも私はそう思い込んでいたし、社員も私が社長だからという理由もあるが、難しいと感じていただろう。 途端に私は守りの姿勢に入ってしまった。 もともとの弱気がそれに拍車をかけ、どうにか会社が傾かないようにだけ心を尽くした。 社員もこれを維持して、会社がそこそ

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        • 経営者悩み相談と人間力を高める方法を二代目社長がアドバイス
          19本

        記事

          親父が小さく見えた時 2代目社長が1代目を超えた時

          大きく見えた創業者の親父の背中私にとって親父の背中は恐ろしく見え、ある意味頼もしくも見え、ある意味では自分がちっぽけに思えるほど、強靭に見えた。 私は彼を超えることが出来るのか? そう自問自答し悩んでいた時、どうしても強靭な大きな親父の背中がますます大きく見えていた。 同時に反射神経的に、私自身の頼りなさを思い知ることでもあった。 背は小さい親父であったが、その背中は私にとって恐怖だった。 先代社長が大した事がないと思えた時そんな自分がちっぽけに思える心象風景が、いつから

          親父が小さく見えた時 2代目社長が1代目を超えた時

          あがり症の弱点と弱い自分と強圧的な親父

          立場・肩書をなくしたら、丸裸の私社長である前に、その虚飾を脱ぎ捨て一人の裸の人間としてみた場合、私はあまりに弱くもろく不安だらけで自信がなかった。 運良く二代目社長としてあとを継ぐことができただけの話で、なんら人間力も仕事力もメンタルタフネスもない小さな小さな存在だった。 それが嫌で嫌でたまらなかったら虚勢を張って頑張ろうとしたが、万が一周囲の人間をだますことができても己の心だけは騙せなかった。 もちろんその過酷な現実を受け入れるだけの度量が当時はなかった。 かといって現実

          あがり症の弱点と弱い自分と強圧的な親父

          二代目社長は失敗を怖がる 恐怖症だった私

          なぜ失敗をあれほど恐れてしまったのか?私は極度に失敗を恐れていた。 二代目社長に就任する以前からも筋金入りの失敗恐怖症であった。 そんな人間だから、失敗したら人から舐められる、特に古参幹部からは・・・・という恐怖に怯えていた。 だから冒険もできないし、どうしても守りに入ってしまう。 二代目社長は失敗を恐れるという傾向があるらしいが、それもそのはず。 一代目は多くの失敗を経験して、成功がその失敗の数々を上回れたから、会社が発展して行ったという事実がある。 しかし二代目社長は

          二代目社長は失敗を怖がる 恐怖症だった私

          自信を持とうとしても自信が身につかない残酷な現実

          自信、先代社長にあって私にはなかったもの自信、つまるところ私に足りないものはそこだった。親父にあって私にないものはそこだったし、親父が私に感じていた頼りなさもそこだった。 しかし、私は知っていながら直視することを避け続けた。 そのつけは必ずやってくる。 自信のなさを知識でごまかそうとし、自信があるように見せかけ、去勢を懸命に張って、それでもどうしても私の心の底にある自分だけは騙せなかった この見栄とはったりと演技の狭間で私はクタクタに疲れていった。 人間は自分の器以上のも

          自信を持とうとしても自信が身につかない残酷な現実

          人間力を高める メンタルタフネスを獲得する方法と岩波先生のこと

          人間力を高める方法を探してメンタルを強化するために私がやってきたことを書いてきた。 どれも悪戦苦闘ばかりで効果が出なかった。 これは私の不徳の致すところだ。 だが、誰でも劇的にメンタルを強化したいと思った時に、それが可能な方法はあるのか? ありそうだが、なかなか見つけられなかった。 もちろん他力本願では絶対にダメだ。 メンタルはあくまで自分のものでしかないのだから。 それを人様に強化してもらおうとすること事態、間抜けの考えることだ。 だが、あえて言わせて欲しい。 最後のと

          人間力を高める メンタルタフネスを獲得する方法と岩波先生のこと

          二代目社長の誰にも相談できない孤独、経営者の悩み

          経営者は皆孤独、必然的な運命二代目社長に限定せず、三代目も初代も経営者は孤独だと思う。 誰にも相談できないからだ。 誰も同じ立場の者はいない。 社員の悩みと経営者の悩みは違う。 経営者にかぎらずトップは極度に孤独だ。 孤独の世界で生きなければいけない。 その覚悟がある者が勝ち残れるのだろう。 同じ立場が一人もいない孤独昔から私は孤独を感じてきた。 いずれ後を継ぐという意味では若い頃から、同じ立場の者はいなかった。 もちろん友達もたくさんいた。 しかし、私の生きていく道には

          二代目社長の誰にも相談できない孤独、経営者の悩み

          修験道の光と影 私の光と影

          修験道の効果と限界と修験道、これにはとても大きな成果があった。 しかし、同時に私の経営者としての立場から言えば限界も露呈した。それは何故か? 修験道は非日常的な生活を送り、知恵や理性を越えた先の【世界】を体感できる。 自己を追い込み、グダグダとくだらぬ知恵を張り巡らす私を破壊するにはとてもいい方法だった。 実感を伴う充実した時を送れたと思う。 ただしそれは非日常的な時間をおくれたときだけだった。 日常の社長業を送っていると、私の限界を超越したあの感覚では次第にいられなくなっ

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          潜在意識と無意識の攻略を不可能に感じ、立ち尽くしかない日々 瞑想と修験道

          ジレンマ、迷い、不安、人生の課題ばかり走り出したいのに走ることができない、このジレンマは私にずっとついて回った。 気持ちは急くのに、心は追いつかない、この感覚ほど苦しいものはない。 焦り、苦しみ、不安、落ち込み、イライラ感が私の心を襲った。 この時期は本当に苦しかった。 もっと前へ走って行きたい、しかしどうしてもできない。 なぜできないのか? 考えるほど、邪魔をしているのは己自身しかいなかった。 イライラは私自身に向かった。 そして、それでも処理しきれない感情のはけ口は、周

          潜在意識と無意識の攻略を不可能に感じ、立ち尽くしかない日々 瞑想と修験道

          心を安定させ強くするための修行(自己暗示)

          瞑想はライフワークだった私自身の心への探究心はまだまだ続く。 瞑想は私のライフワークになったが(岩波先生との出会いで決定的になった)、やらないよりやったほうがまだまし、という時期が続いた。 私の心がどうにもならない。 私は迷いに迷っていたから、少しでもすがるものが欲しかったと思う。 もし瞑想をやらないままいたなら、もっと私の心は迷走していたに違いない。 それに瞑想をやることで、少しは格好つけたかったからだ。 私はかなり迷っていた。 私の進むべき道がわからなかった。 親父の跡

          心を安定させ強くするための修行(自己暗示)

          心の迷いと気持ちを安定させ強くするための修行(瞑想等)

          創業者の父親への萎縮と劣等感ワンマンでやってきた、やり手である強烈な個性を持った親父の威厳の前に、私は萎縮しやすかった。 どうしても親父の前に出ると苦手意識が芽生えた。 小学生の頃から萎縮してきたし、食卓はとくに苦手だった。 創業者に睨まれた二代目蛙だから親父が食卓にいない時、私はホッとしていた。 この例を持ってしても、私がどれだけ一代目に気持ちが飲まれていたかわかると思う。 そんな私は、当然のごとく、心が不安定になった時期がある。 その都度、私は自分の弱さを嘆き、どうした

          心の迷いと気持ちを安定させ強くするための修行(瞑想等)

          二代目経営者は他の創業経営者からこう思われている

          二代目社長への色眼鏡二代目社長の悩みを書いていますが、今回は二代目社長は人からどう思われているのだろう? というところです。 創業者の長男として生まれて以上、もう「二代目」という色眼鏡で見られてしまうのは甘受しなくてはいけない運命ですが、具体的にどう思われているのか列挙していきたいです。 まずはある方の二代目社長を評した文章です。二代目社長の中にも立派な人物はいますが、過半数は苦労しないで世襲制によって社長の座が転がり込んできたようで、本人はそれなりに苦労して能力もあるつも

          二代目経営者は他の創業経営者からこう思われている

          二代目経営者の悩み その2 人心掌握術・威厳・指導力の悩み

          組織、組織、組織二代目社長の悩み、その2です。 会社はどこまで行っても組織であり、その組織が崩れると、会社も傾いてくる。 スポーツチームに例えるとわかりやすいかもしれない。 サッカー観戦が好きで、出張をかねて、ドイツやスペイン、イングランドに観戦しに行くことがある。 サッカー文化が熟成されていることに憧れるが、組織として機能していないチームは、どれだけいい選手(クラック)をそろえていても、非常にもろい。 しかも、監督が選手と心が離れていると、目も覆いたくなるぐらいボロボロだ

          二代目経営者の悩み その2 人心掌握術・威厳・指導力の悩み