Yoshikatsu Ushijima MS ATC

牛島 詳力 NATA-BOC認定アスレティックトレーナー、柔道整復師 大学中退→専門学…

Yoshikatsu Ushijima MS ATC

牛島 詳力 NATA-BOC認定アスレティックトレーナー、柔道整復師 大学中退→専門学校・柔道整復師→整骨院勤務→米国留学・NATA-ATC/修士→私大助手(関西)→MLB球団職員→私大講師(関西)→起業→私大准教授(関東)(いまココ)

最近の記事

大学はアスリートとしてのキャリアの終着点?それとも新しいキャリアの出発点?

 今年度、オムニバス形式で2回ほど、他学科の学生が主体の(インストラクションが英語で行われる)講義を受け持った。タイトルは「米国の学生(大学)スポーツ」と称して、米国の大学スポーツは ・秋(冬)春のシーズン制になっていること ・1~2単位分の学費負担で用具から遠征まですべて学校が面倒みてくれること ・学業の成績によっては退部あるいは退学もあること など簡単に仕組みを紹介した。大学スポーツからプロへは多くの場合卒業を待たずにドラフト指名され、その次のシーズンで合流するが

    • 「メーカーからの支給」って凄いの?

       2019年まで勤めていた前任校でもテーピングの講義を受け持っていたが、今の勤務先とは比較にならないくらい教材費を掛けていた。で、初回の講義で学生たちに配布する準備の完了を写真とともにSNSにアップしたら、ある競技種目で国内最高レベルのチームで働くようになった非常勤先の卒業生から「ブランドがバラバラですね」との指摘を受けた。なんでもその彼曰く、その競技レベルだとメーカーとチームが契約していて、それらテープは「提供される」んだとのこと…。素晴らしいね。  別の種目だけど、世界

      • メディカルトレーナー?フィジカルトレーナー?からの、スポーツトレーナー?

          先日朝、目が覚めてSNSをチェックすると、以下の記事が紹介されていた… この先生、大変有名な方で、面識はありませんが、お名前はよく存じております。さて、この記事を読んでいろいろ思う事がこの日の午前中、頭をめぐって止まらなくなったので、それについてつらつらと書こうと思う。  まず、「スポーツトレーナー」の呼称については、はっきり言うと広告代理店(あるいはコンサル)が高校生の目を引くための言葉として作り上げて養成校に提案してできた造語で、現場で働く関連職種の人達には本来責

        • 年頭所感2024

           年始早々、某所にて、今後先細り必至の柔整業界のために力を結集させる案を、柔整師ではない方からご提案いただく。 自分で言うのもなんだけど、留学を終えて以来、そのために走り回ってきた、坂本龍馬のように明治維新のような大きな成果はまだあげられていないけど、来た道を振り返るとそのために仕事してきたとしかいいようがない。自分が儲かるのが目的ならこんな面倒くさいことしてきていないし、そのために我慢を強いられている人も周りにはいる。プロフにある「起業」も柔整師が社会に役立てる道を切り開く

        大学はアスリートとしてのキャリアの終着点?それとも新しいキャリアの出発点?

          専門学校?それとも大学?(3)

           柔道整復師に限らず、鍼灸師、理学療法士、それから日本スポーツ協会アスレティックトレーナー、スポーツ医学に関する資格は大学だけでなく、専門学校ででも養成教育を受けられますよね、で、それらの資格を取得したいと志す皆さんの悩みの一つが… 「専門学校?それとも大学に?」 単刀直入に言います。 「(一つ目の資格は)大学で取得してください」  その(2)から1年以上空いてしまいました、その(3)を今更ながらに書き綴ってみましょうか…。  その3:大学で競技を続けた経験の大事さ

          専門学校?それとも大学?(3)

          Yoshiatcのトリセツ

           今年の夏も3回、計35日間皆さんの合宿に帯同します。3回の合宿のたびに同じ文章をチーム全体にLineで回すのも大変なので、ここに記しておくので、選手の皆さんは(少し長いかもしれませんが)目を通しておいてください。皆さんが気持ちよくこの合宿に参加できるように…。   基本的な使い方  私の立ち位置は「大学から部に派遣されたアスレティックトレーナー」であり、チーム全体(本来はこの合宿に参加している選手だけでなく部員全員、なかなか完全に目を行き渡らせることは難しいですが…)

          Yoshiatcのトリセツ

          「業界の最先端」で働く人たちの共通点

           先日、待ち合わせに早く着いてしまい時間調整のために入った書店で、ある本を手に取ってしまいました。  オートバイロードレース世界最高峰、Moto GPの舞台で裏方として働く9人の日本人の半生を追ったインタビュー、もう一人目の1ページ目からグイグイ引き込まれ、そのままレジに向かうことに。もちろん、ホンダ・ヤマハ・スズキ・カワサキと4大メーカーが威信をかけて戦ってきた(今はホンダ・ヤマハだけになりましたが)だけにそれ以外にも多くの日本人が裏方として活躍してきましたが、この本に取

          「業界の最先端」で働く人たちの共通点

          師弟関係?それとも宗教?

           私には師匠と呼べる人が何人かいます。臨床という意味でなら今はとあるMLB球団の医療コーディネーターとなられたRon Porterfield氏、教育・研究の面ではタイトル写真の真ん中にいるRobert Kersey氏、そして組織運営ならびにリーダーシップという意味では全米アスレティックトレーナーズ協会(National Athletic Trainers' Association: NATA)史上初の女性プレジデントとなった Julie Max氏が代表的なところです(もちろん

          師弟関係?それとも宗教?

          スポーツ外傷からの復帰にミラクルはない

           今担当している競技でも、これまで担当してきた競技でも、「外傷の治療」というものがないがしろにされている部分があるのは否定できない。最近気づいたのだけど、それは別に監督・コーチや選手が悪いわけではなくて、そもそも治療する我々の側がないがしろにしているからではないか?    「元NPB球団のトレーナーが投球障害を治します!」 なる広告を先日見かけた、よく見ると1回90分3万円!なる施術代金。この人本当に投球障害分かってるの?本当にプロ野球球団でトレーナーだったの?もし元プロ野

          スポーツ外傷からの復帰にミラクルはない

          Raiden(Thunderbolt) Athletic Training Scissors

               There were two warbirds fighting each other in the sky nearly 80 years ago. Republic P-47 Thunderbolt fighter-bomber was an escort fighter for the US Army Air Force’s bigger strategic bomber aircrafts. On the other side of the Pacific

          Raiden(Thunderbolt) Athletic Training Scissors

          治療は足し算?それとも掛け算?

           いつかはどこかで取り上げようと思っていたトピックですが、今、私の関係するアスリートとそのチームにおいては、たまたま道具がそろっていることと、活動時間・場所によって私の手の届かないところでのセルフケアに依存せざるを得ない、という側面もあって、ひとまずここに記しておこうかということで書いてみます。 ビフォー?それともアフター? 治療にはいろいろ手法がありますよね、思いつくだけでも、 超音波 低周波 マッサージ ストレッチ テーピング エクササイズ マイクロカレント アイシング

          治療は足し算?それとも掛け算?

          「アスレティックトレーナーに専念」の2022夏

           今の職場に着任早々の5月に勤務先トップより依頼を受け、準備を進めてきた仕事がいよいよ始まりました。8月は2回、9月に1回、それぞれ9日間、10日間、そして7日間の合宿に帯同、を皮切りに、これから教育と臨床のうち、後者の割合を大きくする日々になりそうです。  20年ほど前に陸上競技のアスレティックトレーナーを経験したことがあるとはいえ、長距離ランナーだけで20人以上がひしめきあいながら練習するこの競技、アジャストメントに苦労しましたよ。でも、この競技の面白さにぐいぐい引き込

          「アスレティックトレーナーに専念」の2022夏

          専門学校?それとも大学?(2)

           柔道整復師に限らず、鍼灸師、理学療法士、それから日本スポーツ協会アスレティックトレーナー、スポーツ医学に関する資格は大学だけでなく、専門学校ででも養成教育を受けられますよね、で、それらの資格を取得したいと志す皆さんの悩みの一つが… 「専門学校?それとも大学に?」 単刀直入に言います。 「(一つ目の資格は)大学で取得してください」 理由その2:大学と専門学校の決定的な違い その(1)を読まれて納得された方も、そうでない方も、まあ、読んでいってくださいな。その(1)で

          専門学校?それとも大学?(2)

          専門学校?それとも大学?(1)

           柔道整復師に限らず、鍼灸師、理学療法士、それから日本スポーツ協会アスレティックトレーナー、スポーツ医学に関する資格は大学だけでなく、専門学校ででも養成教育を受けられますよね、で、それらの資格を取得したいと志す皆さんの悩みの一つが… 「専門学校?それとも大学に?」 単刀直入に言います。 「(一つ目の資格は)大学で取得してください」 「はい、そうします!」という素直な方はこの先を読む必要などありません、さっさと他の記事を読みましょう。「え?なんで?」という方、治療家とし

          専門学校?それとも大学?(1)

          嫌われるのを承知のうえで…

           新型コロナ感染症拡大予防のため、様々な学校が対面授業をとりやめ、いわゆる「リモート(遠隔)授業」に切り替えました。そして今年2022年度からはそれらの学校がまた対面授業に戻ろうとしています。  柔道整復師や鍼灸師、理学療法士やアスレティックトレーナーの有資格者むけ、いわゆる卒後教育のコンテンツも同じく「リモート」が主体になり、皆さまウェブコンテンツや動画などを駆使して配信なされており、これらは対面より安価に学べることも相まって、対面に戻る気配はどうも薄い気がします。  

          嫌われるのを承知のうえで…

          覚悟(3)臨床編

           3年ぶりに戻った教職も、着任から2回のお給料日を迎え、以前のリズムを取り戻してきたようです。本当に幸いなことに、一緒に働くこの学校の他の先生たちにも、とても恵まれています。私は年齢的にも立場的にも、所属プログラム専任教員のなかでちょうど真ん中に位置していますが、それにしても右にも左にも凄い人たちが並びます。  「柔道整復師養成教育を4年制大学にしよう!」と立ち上がり、本当にそれを実現させたK教授(Dr.Kじゃん!ちなみにその頃僕はアメリカで「なってくれないかな」「なったら

          覚悟(3)臨床編