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休職中の大事なこと、1位:体調回復、2番目は?

休職中は、体調の回復が第一なのは言わずもがな、ですね。
健康のためには、まずは休養が一番です。

では、2番目に大事なことは何でしょうか?
復職のためのリハビリ? ストレスの対処術?

いろいろと大事なことは思い浮かびますが、個人的に、一言で表現できるとしたらこれかな?と気付いた言葉に行きついたので共有します。

それはズバリ、「知的好奇心」です。

一生、「休職中」のままでいられるわけではありません。
いつかは、どういう形であれ、休職には期限が訪れます。
どういう形であれ、今後の生き方に必要になる要素かなと思います。

なぜ「知的好奇心」が大事か?

まずは休養によって、体の健康を回復させることが第一段階。
ある程度、体が回復したら、次は「頭の回復」です。

ただ、この時に、いきなり「仕事」に近い作業に取りかかると、疲れてしまいます。

なぜか?
「やらなければならない」こと、という意識があるからです。

その点、知的好奇心から来る行動は、内なる衝動が動機になっています。
誰に言われたからでもなく、自分がやりたいことをやるだけ。

それが人の役にたってるかどうか、人にほめられるかどうか、などは全く関係ないことですね。

それが、仕事や社会貢献になっていなくてもいいのだと思います。
「自発的な行動」こそが鍵だと思っています。

外発的動機付けと、内発的動機付け

ちょっと専門用語になりますが、「外発的動機付け」と「内発的動機付け」という言葉があります。
子育ての場面で、よく登場する用語です。

外発的動機付けは、外部からの働きかけによる動機付け。
報酬や懲罰、つまり「これをやれば褒められる」「お金がもらえる」「やらないと怒られる」というような動機から生じる行動です。
大人で言えば、お金のため、名誉のため、などがこっちでしょう。

一方、内発的動機付けは、他人の評価にかかわらず、誰に頼まれたわけでなくても、自発的に行動を起こすことです。
やりたくてやっているから、集中力も高まるし、進んで取り組む、続けられる、という面でも、今後の社会復帰に向けて非常に有効と考えます。

でもやりたいことなんて思い浮かばないし?

ですよね。
特に、メンタルの不調により休職することになった場合、初期の頃は体調も悪くて、「なーんもやる気が起きない」ってことはあると思います。
自分の経験からも、それは実感しています。

以前は好きだったはずなのに、興味があったと思うのに、ということでも、何となく今はやる気が起きない・・みたいなこともありますよね。

私自身、読書や映画鑑賞でさえ、以前のようにできなくなっていました。
テレビもほとんど見ないし、新聞も取ってはいますが見出しをザッと眺める程度。
思考と感情が鈍ってきている、と感じていました。

この状況を改善するキーワードが「知的好奇心」だと思うのです。
もっと新しいことを知りたい、深く知りたい、という興味や探究心を持つことが、頭を回し始めるきっかけになるのではないかと。

「~ねばならない」ではなく、自発的に「やりたい」ことじゃないと続きません。

で、知的好奇心を高める方法なんてあるの?と思いますが、休職中の状況を自分なりに振り返って、具体的にいくつか提案してみます。

知的好奇心を刺激するきっかけの例

1.Voicy

1つめは音声プラットフォーム「Voicy」です。

しんどい時って、文字を読むのも疲れるので、音声で自然に耳に入ってくる情報のほうが受け入れやすいのです。

いくつかザッピングで聞いてみて、しゃべり方や声質が心地良いと感じるパーソナリティの配信をいくつか聞いてみることをおすすめ。

私の場合、ある人の放送で取り上げられていた別の人の配信を聞いたり、紹介されていた本を読んだり、という展開がありました。

★関連する過去の投稿
📘最近の学び:音声配信サービス「Voicy」を聴きまくる
📘「見る、読む」に疲れたら「聞く」手段を考えてみよう

2.Googleマップ + ストリートビュー

言わずと知れたGoogleマップとストリートビューです。
誰もが一度や二度ならず、見たことはあるでしょうし、今でも日常的に使っているのではないでしょうか。

・過去に訪れたことがある場所を再訪問してみる
・日頃の行動範囲内の再発見をしてみる
・一生行けないような場所を、航空写真とストリートビューで見る

などの使い方がオススメです。
思わず時間を忘れてしまいます。

自宅を含め、すごく身近なところから、世界の果てまで網羅されているのはすごいことですよね。
通常の地図、航空写真、ストリートビューを切り替えながら見ていると、自宅にいながら旅に出ている気分になります。

休職中は時間もあるし、体力と精神の回復のためにも、外へ出ることが大事と思っていたので、「始めて入るお店」などを探して訪問していました。

3.noteの執筆

noteの記事を読む、ということも、いろんな未知の世界に気付いて、大いに知的好奇心を刺激されました。

加えて、「noteを書く」を始めたことで、記事、書籍、映像、外出などのインプットの意識が変わります。

日常のあらゆることが、無意識・意識的に関わらず「アウトプットにつながるか」という視点で見ることになるので、これは頭の回転に繋がります。

もちろん、同時に書く苦悩もあるのですが・・とてもいい刺激になっているのは確か。
多く読まれるかどうかは、とりあえず置いといて、思考を外に出すという行為は大事だと実感しています。

まとめ

休職中(休職中じゃなくても)、健康の次に大事なことは「知的好奇心」ではないかな、という気付きを共有してみました。

また、やりたいことや興味がすぐに思いつかない場合、きっかけとして、
・音声プラットフォーム「Voicy」
・Googleマップ + ストリートビュー
・noteの執筆
の3つの例を挙げてみました。

これらに共通していることは、
①きっかけ → ②インプット → ③アウトプット
という流れになっていることです。

受け身ではない行動こそが重要。

これが、復職、退職、独立など、今後どのような方向になるにしても、社会で生きていくために必要な要素だと思っています。



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