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Vol.28_『心理的安全性』について学習してみた(その3…の1)

こんにちは。

やっと涼しくなってきました…ホッ
これからしばらくがいい季節です。今年はどこにドライブに行こうか…と考えることがとても楽しいですね。寒くならないうちに目一杯遊びたいと思います。

さて、今回も"心理的安全性"に関する『WEB労政時報』の記事について書きたいと思います。今回取り上げる第3回「心理的安全性を高めるリーダーシップ再考」の記事は項目数が多いので、2回に分けて書きたいと思います。

『WEB労政時報』記事はこちらです。↓
本投稿記事中の引用は、すべてこの記事から行っています。)


1.リーダーシップは重要な要素

冒頭筆者は、リーダーシップと心理的安全性について次のように説明します。

心理的安全性を構築していくために最も重要な要素がリーダーシップである。なぜならば、心理的安全性を拒む要因の一つに、組織の中に必然的に存在するリーダーと部下の間の『権威勾配』(地位、資格、実績等の違いによる上下の力関係の強さ・格差)があるからだ。
だからこそ、リーダーの一挙手一投足が、結果的に職場の空気や雰囲気に影響を与え、ひいては部下の発言行動を左右してしまう。

いの一番に思ったのは、「自分にそれほど影響力があるならもっとやりやすいのに…」といった皮肉なものでした…笑。

冗談はさておき(冗談ではないが…)、ここで気に留めたいのは、権威勾配は”必然的に存在する”ということです。権威勾配はどうしようもなく存在してしまうということですね。

筆者は、リーダーは権威勾配があることを認識しつつ、その発言・行動に配慮しなければならない…と述べ、日本企業にありがちなこととして次のように注意を促しています。

伝統的な日本企業では、上司の考えや思いを解釈する(=忖度する)ことが部下の重要なスキルだったりする。(中略)このようなことが暗黙のルールとなっている職場では、部下は上司の思いや意向に沿って行動するようになり、本当はこうすれば良いという個人の意思や思いには口をつぐみ、主体性を失っていく。

恐らくは、知らず知らずのうちにこのような組織になっていくのでしょう。おおぉ~、なんて恐ろしい…。

しかし、ここを読んで「あ、そーだ!」と思ったのは、『自分の思いや意向を伝えるから忖度されるんだ。それを伝える前に、部下に「これ、どう思う~?」って聞けばいいんじゃん!』

コトはそんな単純なことで解決はできないだろうけど、一つ有効な方法なのではないかと思います。どう思う?って聞いておいて、「そりゃダメだ」みたいな反応をしてたら元も子もありませんが…。

2.リーダーとは役割である

そして、権威勾配がある中でどのように組織を運営していくのかということについて筆者は、『リーダーとは組織の単なる”役割”であるという認識が重要』と言います。

「単なる役割である」ということと、前項の「必然的に権威勾配は存在する」ということについて、(筆者は権威勾配をなくせと言っているのだろうか…。必然的に存在するものなのに?)という疑問もあり、うまく整理ができず少しモヤモヤしているのですが、

筆者は「日本にいると世界地図は日本が中心になるが、アメリカであればアメリカが中心に描かれる。同じように、リーダーは組織運営に対して自分を中心とした円を描くのではなく、部下を中心とした円を描くことだ」と言っています。

このことから私は、

権威勾配はどうしても存在してしまうが、本来は単なる役割であるので、常に自分を中心に描いた円で物事を捉えるのではなく、”部下を中心として描いた円”でも物事を捉え、組織を運営していく必要がある。

とほんの少しだけ自分なりの解釈を入れて理解しました。

3.リーダーって難しい…

記事をこのように理解しながら読み進めていきましたが、つくづく『リーダーって大変だなぁ』と思います…

だって、自部門の戦略を上位の戦略と結びつけて考え、業績など目標についても全社目標を受けて自部門の目標を設定しなければならない。つまり、語弊はあるかもしれませんが、垂直的に上から降りてくるものに対して動かなくてはいけないのに、組織運営は水平的な捉え方をしなければならない…。

「組織運営」は上位戦略や業績目標を実現するための手段(?)なので、「上位戦略/業績目標」と「組織運営」を並列で捉えるのはおかしくて、混乱すること自体がおかしいのかもしれませんが、でも上意下達の組織運営が根強く残っていることを考えると、戦略や目標など上から下に降りてくるものは、上から下に降ろす組織運営が馴染んでしまうのかなぁと思ったりもするのです。

あ、なに言ってるのかわからなくなってきました…^^;

4.最後に

心理的安全性………、深いなぁ………。

さて、冒頭書きましたように、次回も「心理的安全性を高めるリーダーシップ再考」についての感想や自分なりの理解を書いていきたいと思います。

今日はここまで。

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