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「自分の人生」を取り戻した方法~実践!成功曲線を描こう!⑹

※「実践!成功曲線を描こう!」シリーズは、石原明著「『成功曲線』を描こう。夢をかなえる仕事のヒント(以下、成功曲線本)」を引用しつつ、その実践例としてのいちごる自身の経験や、本と共に考えたことを紹介するものです。自分の好きなことを副業で始めてみたい!という人をはじめ、一人でも多くの方に参考になれば幸いです。

※タイトルは何とか読者を増やしたい、という下心から作成された部分はありますが、半分は本気の想いです。

※実践!成功曲線を描こうシリーズ~マガジンへのリンク~
以下のリンクに、関連記事を順番にまとめています。
https://note.com/yoshi_1golf/m/madb021ee1485

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「実践!成功曲線を描こう!」シリーズ6回目。

前回、成功曲線本の「はじめに」に記載されていた内容を題材に「伝え方の本質」について、僕自身の考えを紹介した。

今回、参照するのは「序章 成功への決意」である。

ここでは、第3章に記載している成功曲線(「成功曲線とは」を参照☞LINK)を描いていくための重要なメッセージが込められている。

それとともに、序章の最後に記載されているコラム「人を導く黄金律」では、「人を成功に導くためには」という観点でまさに「伝え方の本質」に関わる重要なポイントが書かれている。

今回は、序章本文について、いちゴル自身の経験と実践を絡めて紹介し、伝え方の本質部分については、回を改めて紹介することとする。

“見えない枠”を取り払う~本の中で紹介されている例え話

序章では、人が成功(※)をおさめていくための重要な点についての概要を紹介されている。それはすなわち、成功曲線本の全体像である。

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※成功曲線本における「成功」の定義
目標を持ち、自信を持って人生を送っていること、またその目標の実現を確信していること
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キーワードとしては、習慣、右脳思考と左脳思考、目標の持ち方、時間管理、イメージ化、などなどであるが、とてもじゃないがここではまとめられないし、まとめると逆に語弊を招く可能性が高くなるため、ここでは割愛する。

ここで取り上げたいのは、石原さんがその本の全体像を指し示すにあたって記載した、当事者(自分の人生に自信を持って、前に進みたいと願う人)に必要な「マインドセット」である。

そのマインドセットとは、“見えない枠”を取り払おうというもの。

これは本来、人には大きな可能性があるにもかかわらず、その可能性を狭めてしまうもの(“見えない枠”)があり、その正体は、「自分自身の考え方」なのだという。

また、その「考え方」は、必ずしも自分の意志で形作られたものではなく、周囲の影響を受けているということである。

周囲からの影響は通常、「無謀なことはするな」的なものであったり、「普通であること」を推奨するものが多い。

「現実的である」ことは生きていく上ではとても大事なコトではあるけれど、それが時として“見えない枠”となってしまうことがある。

“見えない枠”の例え話として、
成功曲線本では「ガラス箱に入れられたノミ」の話を取り上げている。

ノミは小さな体(体長僅か1mm以下~9mm程度)にもかかわらず、本来は3m以上飛ぶことができるらしい。

そのノミを60㎝四方の透明のガラス箱に入れると、毎回飛ぼうとしたらガラス箱に当たってしまう。

これを繰り返したノミは、やがて、ガラス箱を外しても60㎝くらいしか飛べなくなってしまうらしいのです。

そして、人間社会でも、多くの方が現実的になりすぎて、「(透明の箱は存在しなくなったのに)飛べなくなったノミ」の状態になっている可能性があり、だからこそ、成功への決意として、その“見えない枠”を取り払う必要がある、と石原さんは言う。

そして、その決意とは、何も深淵なものではなくてよく、「あの人がやってるから私もやってみよう。もしかしたらそういう考え方もあるかもしれない、ちょっとやってみよう」といった、簡単な決意でよいのだと。

ここでのポイント(いちゴル的解釈)は、

  • 常識にとらわれない(もしくは「普通であるべき」としなくてよい)」

  • いろいろな人の人生に触れてみる(例えば、人に会う、本を読むなど)」

  • そして、そのために「小さくても偉大な一歩を踏み出すこと(行動しなければ、何も起こらない)」

なのではないだろうか。

見えない枠を取り払ったいちゴルの経験

いちごる自身の経験と照らして言えば、“見えない枠”取り払うことを可能にした2つの本がある。

1つは、まさにこの成功曲線本

この本を読んだとき、その時点で副業ゴルフコーチをはじめて3年が経っていたが、「目の前の受講生」という視野でゴルフレッスンを捉えるのではなく、その先に広がる大きな世界に突き進もうと決意できたのは、成功曲線本が後押ししてくれたからだ。

そしてもう1つ、これは「もしかしたら」というレベルだけれど、“見えない枠“を取り除くことに貢献した本がある。

それは、塩野七生さんの「ローマ人の物語」シリーズの、「ユリウス・カエサル」を取り上げた部分(新潮文庫版 8~13巻)である。

カエサルは中学の歴史でも出てくる、古代ローマの偉大な政治家で、現代の世の中にもその功績が残っているくらいである。

(例えば、彼が太陰暦を太陽暦にしたから1年は365日なのだし、その際に彼の誕生月である7月を、彼の名(Julius Caesar)からとってJulyとされている。)

この「ローマ人の物語~カエサル編」は、実は20代後半の時に、会社の後輩で読書家のT氏が、「めちゃくちゃ面白いのでぜひ読んでください!」というので、1度目を読んだ。

その当時は、特段の印象を持たなかったのだが、ひょんなことから30代半ばでこの本をもう一度読み返したのである。

2回目を読んだとき、数々の偉業を成し遂げたカエサルが、実は30代後半まで無名であったことに目が留まった。

新卒~30代前半までは、世間体とかを気にしたり「社会人たるものこうあるべき」や「社会的成功(その定義は不明だが…)」に思い悩んだこともあった。

そして、大して何も為せぬまま突入していた30代半ばは、日々面白おかしくは生きていたものの、正直に言うと、将来に対する希望はなかった。

そんな時に、読み知った「カエサル大器晩成説」が、まぁ誠に都合が良い解釈ではあるけれど、

え。まだまだ人生これからやな?俺もまだイケるかも?

となんとなく思わせてくれたことを覚えている。

また、ゴルフは決してセンスがあるとは言えなかったけれど(100切りに5年かかってるし…)、それでも好きで続けたし、所属する会社にゴルフ部なるものがあることを知り、勇気をもって門戸を叩き、自分と全然レベルの違うアマチュアゴルファーとの出会い(☞「これまで」のコト②を参照)を契機に、さらに深くゴルフを追求することになった。

その結果たどり着いた「コツ」を手に、スキルシェアサイトで「ゴルフコーチ登録してみようかな?面白そう。」という感じで進んできた。

※「コツ」を得た経験については☞「これまで」のコト③を参照
※スキルシェアサイト登録を機に副業ゴルフコーチデビューについては☞「これまで」のコト④を参照

会社のゴルフ部の門戸を勇気を出して叩かなければ、「コツ」を突き詰めるまでゴルフはやらなかっただろう。

そして「コツ」を掴んでも、そこからそれを他の人にシェアしてみようかな?という一歩を踏み出さなければ、副業ゴルフコーチをしていることもなかっただろう。

副業を考えている人へのアドバイス

成功曲線本に書いている「ガラス箱の中の飛べないノミ」は、どうやら他の本でも紹介されている、いわば使い古されたネタのようだ。


けれど、成功曲線本を読んだとき、僕は直感的にその意味の大きさを理解したような気がした。


そして実際に大きな変化があったし、これからもまだまだやるべきことがあって、大きな変化が待っていると思っている。


「30代半ば、人生諦めモードだった」にもかかわらず、である
(くれぐれも言うけれど、日々は楽しく過ごしておりました…)。


「飛べないノミの話」を単なる子供だましのようなものとして受け取るか、はたまた、「カエサルがやれたんだから、俺も出来るんじゃ?」ととらえるか。


もしくは「100切るのに5年かかったいちごるが出来たなら、私にも…」でもよい(実際問題、僕の辿ってきた道の後に、副業ゴルフコーチがあとに続くことを切に願っている)。

成功曲線本で、石原さんの伝えようとしたことが、僕の小さな成功体験を加味することで、

少しでも多くの「私もやってみようかな」という小さくも偉大な一歩に繋がるとよいなぁ!

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なお、副業ゴルフレッスンで伝えている内容(ゴルフスキルに関するハウツー)については、私設ウェブサイトにて紹介しております。ゴルフ自体にご興味のある方はそちらをご覧ください!☞Web版いちごる!(LINK)

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