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【介護事業の経営を考える】損益計算書で損益分岐点をみるけることで計画が立てやすい

こんばんは。yoshiです。

本日は先週の続きを綴らせていただきます。

先週は仮想訪問会社の資金繰り表を見ていきました。そして、最後の質問は、

「さて、この会社は黒字でしょうか?赤字でしょうか?」

だったと思います。

そして、その答えは、「分からない」とお伝えしました。

理由は、現金の流れしか見ていないから。

それを知るために損益計算書が存在します。

思い出すための前回の記事は↓です。

それでは、本題に入っていきます。

現金の流れを損益計算書にしてみます。↓

損益計算書

いかがでしょうか?

これで初めて黒字なのか、赤字なのかが分かります。

この企業は620,000円の「赤字」でした。

原因は恐らく、創業初期に契約が少なく売上が上がらなかったためだと思います。

月毎に見ていくと、11月の月次では20,000円の黒字が出ています。

11月の訪問件数は30件で、売上が300,000円でした。

となると、この会社の損益分岐点はいくらでしょうか??

損益分岐点に関しては弊社の執行役員が綴っていますので、参考にしてみてください。

答えは、280,000円になります。

ということは、経費が変わらなければ、毎月280,000円(28件)の売上があればこの会社は黒字になるということです。

しかし、注意すべき点は3月に経費計上されている「減価償却費」です。

これは何か?

これは4月に購入した軽四自動車の減価償却になります。

減価償却??何??

と思った方、これは簡単に言うと、大きなお金が動いた時にそれを一括でその時に経費計上すると大きく赤字になるため、決まっている年数で年割計上できますよ。みたいなものです。

これは、普通車、軽四自動車、中古車によっても変わります。

軽四自動車は4年となっているため、4分の1の300,000円を今期の経費に計上することとなりました。

そのため、年間経費3,360,000円(280,000円×12ヶ月)+減価償却費300,000円3,660,000円が年間の損益分岐点となります。

では、この会社の経費がこのまま変わらなければ、来年は毎月何件以上の訪問に行けば決算時に黒字になるでしょうか??

貸借対照表

答えは31件です。

式は3,660,000円÷12ヶ月÷10,000円=30.5件となり、0.5件はあり得ないので、繰上げして31件となります。

上の表は会社の健康診断書と言われる「貸借対照表」です。

3月末の現金を左上に、軽四自動車を購入した金額を固定資産に、減価償却費計を固定資産の下に記載します。

右側にはお金の調達方法を記載します。

右上には借入金(負債)を記し、右下には資本金や利益・損失累計を記します。

その結果、左右の合計金額が同じになるように構成されており、バランスシート(BS)と呼ばれています。

本日はこの辺りで・・・

来週はこの会社がいよいよ2期目に突入します!

どうする経営者!?

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