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コンサルティングの入り口で行っていること

こんにちは、よさそうです。

ありがたいことに「よさそうはどんな流れでコンサルティングするの?」というご質問をいただく機会が増えました。

ということで、コンサルティングの入り口の進め方と考えていることをまとめてみます。

まずは聴きます。

よさそうの得意分野は「データ分析にもとづいたマーケティング戦略や施策の立案から効果検証」です。

ということで起点は「データ分析」となります。

そして「データ分析」で大事なのは”仮説”です。

”仮説”、漢字で書くと重いですね。

でも、そんなに御大層な”仮説”はいらないです。

ご相談してくださるということは、なにかしらの”不”を感じていらっしゃるから。
だから”不”のお話を伺うことが大切と考えています。

ということで、まずは聴きます。
なにが不安でご相談になりたいのか?なにが不満でご相談になりたいのか。

”不”にも明確になっているものもあれば、なんとなくしっくりこない、といったレベル感のものもあるでしょう。そのときに話したい”不”を聴いていきます。

そしてもう一つ聞くことは”なんとなく”感じていることや知りたいことです。

この”なんとなく”というのは大事なアンテナだと思います。直感的だったり、現場の肌感だったり。定量的には表せないんだけど、定性的だったり感性で”なんか変”とか”見えない”と感じていることだからです。

聴きながら、埋めていきます。

お話を聴きながら1つずつのテーマについて、5W2Hを埋めていきます。人はどんなに整理してお話していても、抜けるポイントが必ずといっていいほどあります。それは初見の相手への気遣いだったり、言わなくてもいいかなと思う部分だったりします。

だけどお客さまの目線に近づくには5W2Hを埋めていくことが大切です。
聴きながらいつ、どこ、なにを話題ごとに埋めていき、「あれ、ここが足りないなあ」と頭のなかにメモしていきます。

聴いたら、質問します。

一通り話していただいたら、足りないピースを埋めていくため、質問をしていきます。

一つずつ質問をしていきながら、お客さまの考えていること、置かれている背景、この話題を話したかった経緯などが、じょじょに見えてきます。
ここまできて、やっと目線があってきたかなあという印象です。

お客さまによっては「物分りの悪いやつだなあ」と思われるくらい質問することがあると思います。ですがそのくらい質問してやっと問題感や課題感を共有できると考えています。

このフェーズを疎かにすると、提案が明後日の方向になったり、分析しても成果につながらない意味のないアウトプットになる可能性が大きいです。

やりたいことは否定しません。

さて、ここからが提案になります。

ですが、お客さまが見てみたいと思う数字や、やってみたい分析があるならば、とんでもなく筋が悪そうだと思わない限り、実行を否定はしません。

なぜなら「結果がわからないから」です。
そのため分析を提案する際には「まったく意味のない結果になるかもしれません」という前提をお伝えすることがあります。

でももしかしたら、その後の戦略や施策に結びつく意味のある発見があるかもしれません。

だからやりたいことがあるならば、否定せずにまずは一歩踏み出してみることをご提案します。

何から初めていいかわからなければ”探索的データ分析”を提案します。

一方で”もやもやしてるし、データ活用したいけど、なにからやったらいいんだろう?”という状況のお客さまもいらっしゃいます。

そんなときは”探索的データ分析”をご提案しています。
分析1つずつでご発注いただくのではなく、たとえば毎月テーマを決めて分析し、その考察に基づいて次の分析や行動を決めていくというものです。

この場合は3ヶ月から1年程度のご契約をいただき、そのときどきで重視されているテーマや、深掘りしたいテーマに柔軟に対応させていただいております。

私の経験ではこの”探索的データ分析”のほうが、短期間でデータ分析に基づくマーケティング活動のPDCAを実施する上ではフィットしていると感じております。

分析をお引き受けする側としても、あまりにもカッチリと要件を固めすぎるよりも臨機応援に対応できますし、なによりも長くお付き合いさせていただくことで、お客さまのデータへの習熟が高まり、さまざまなご提案をさせていただけます。

今回はよさそうのコンサルティングの入り口をご紹介しました。

このようなスタイルがフィットすると思われたら、ぜひお手伝いさせていただければと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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