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ワークショップデザインのはなし

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ワークショップデザイン、特に企業内や仕事のなかでワークショップを取り入れる方法について、理論と経験をもとに書きます。ワークショップを作りたい人、ワークショップで組織に刺激を起こし…
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#ワークショップ

真夏のワークショップで大切な気温の話

先日行ったワークショップで、あらためて環境デザインの一環として、気温の調節が大切だと感じました。 特に最近の夏は猛暑といえる日が多く、どんなにエアコンをかけても、会場の規模や場所によっても効き方が異なります。 ご参加されるかたにとって、気温が適切じゃないと発生することを、自分自身の備忘がてらまとめてみます。 気温が適切じゃないとワークの進行が滞るワークに集中してもらえない 暑い、寒いが不快なくらいになると、目の前のワークどころではありません。「暑いなあ」「寒いなあ」と

熱量のデザイン

ワークショップデザインをするうえで大切なことがいくつかあります。 参加者にとって心理的安全性を提供すること、参加者が違和感が感じないプログラムの組み立て、ゴールイメージを持つことなどなど。 そのなかで最近ワークショップを作る方からのご相談で意外と意識されていないことの一つが「熱量のデザイン」でした。 ということで私がワークショップデザインするときに気をつけている熱量のデザインについて書いてみます。 熱量のデザインとは?ワークショップの進行を考えるために進行表を作ります

短時間で研修やプレゼンを作るために、私がやっていること

先日、はじめて高校生にお話するという機会をいただきました。 高校生へ大学の授業の一部を20分ほどで体験していただく、といった趣旨でした。 この講座の実施が決まったのが、ゴールデンウィークの1週間前で、大学の授業を体験しつつ、後続のワークショップへのアイスブレイクを兼ねてという依頼でした。 というお仕事があったと人にお話すると「複数の目的があり、かつ短時間で達成するために、どういうふうに構成を考えているんですか?」と質問をいただきました。 自分ではあたりまえにやっていた

参加者は気持ちを演じる

こんにちは、よさそうです。 ワークショップのファシリテーションをするとき、今回のタイトル「参加者は気持ちを演じる」を自分への戒めとして心に刻んでいます。 そう考えるようになったお恥ずかしいエピソードを交えてお話していきます。 楽しく参加してくれる人たち私が我流で研修型のワークショップを数年行っていた頃、あるご参加者さんからのアンケートで膝から崩れ落ちました。 このとき「ワークショップってなんだろう?」という疑問がうずまきつつも、私のワークショップが楽しいまた参加したい

ワークショップの道具箱「カタルタ」

こんにちは、よさそう®です。 今回のワークショップの道具箱は「カタルタ」です。 カタルタとは?カタルタはトランプのようなカード型の紙に、接続詞や感嘆詞などが書かれているものです。 これをトランプのように1枚ずつだったり、3枚、5枚と引いて、お題に沿って話していくという使い方をします。 カタルタの何がいいの?やってみるとわかりやすいので、このnote上で再現してみます。 たとえば、お題が「私が思う、私のいいところ」とします。カタルタを3枚引いて、出てきた言葉を使って「私

ワークショップの道具箱 クレヨン

こんにちは、よさそう®です。 今週のワークショップの道具箱は、クレヨンです。 クレヨンって子供の頃は使うと思います。でも大人になると触れる機会がすくないんじゃないかなと思います。 ワークショップの目的やデザインによっても異なりますが、もし文字や絵などを書いてもらう系の大人向けのワークショップのときにクレヨンはおすすめです。 まず大人はクレヨンを普段使うことがないので、珍しいものだと感じてくれます。また子どものころを思い出したりもしてくれます。それによって、少し普段の気持

ワークショップの道具箱 ティンシャ

こんにちは、よさそう®です。 今回のワークショップの道具箱は、チベットの楽器 ティンシャをご紹介します。 この記事を書きながら知ったのですが、最近はヨガで用いられるのですね。 知人のワークショップに参加したことがきっかけでティンシャを知りました。その人のワークショップで、ワークについて個人で考える時間や、グループで話し合う時間の終わりになると、ティンシャを鳴らして知らせてくれました。 ティンシャの音色、不思議なことにどんなに騒がしくても、聞こえてくるのです。しかも嫌な

ワークショップの道具箱:折り紙

こんにちは、よさそう®です。 今回のワークショップ編は道具シリーズということで、”折り紙”です。 折り紙も前回の人形と同様の効果を期待して使っています。ほとんど重複するので人形のことを話したリンクをつけます。 折り紙も手遊びに使えるので、参加者の緊張をほぐすのにとてもいい道具です。しかも100均にいけば100円で買えるので、コストもあまりかかりません。 そして、最初は緊張していて「話しかけてほしくないなあ。。。」という人にとってはよき防御壁にもなります。 たとえば、

ワークショップの道具箱:人形

こんにちは、よさそう®です。 今回からワークショップ編では、私がワークショップで使っている道具をご紹介していきます。道具はワークショップを支える環境デザインの一つとして、そして安心を感じてもらうための一助として活用しています。 みなさんの場作りでも役立てそうなものがあれば、どうぞご活用ください。 ということで、第1回目は「人形」です。 人形の使い方私がワークショップに一緒に連れて行く人形たちです。映画やアニメのキャラクターのフィギュアなどですね。 普段は書斎に飾って

"ワークショップ”と名乗る場について

こんにちは、よさそう®です。 今回のワークショップ編では、ワークショップという名がつく場にありがちなことを書いていきたいと思います。 ワークショップを作るかたには作るときに気をつけてほしいことを、ワークショップに参加慣れしていないかたには、これから参加しようとしている場が「もしかしたらこうかもしれない」という予見をもってもらったり、自分にあわなそうなワークショップを見極める参考になればと思います。 参加者同士、最初から話したいと思いこんでいるワークショップの開始早々、知

スロープをあがるようなデザイン

こんにちは、よさそう®です。 今回のワークショップデザイン編は、ワークショップデザインの根幹ともいえる、ワークとワークのつながりについて考えてみます。 そのワークショップ、やる気になりますか?時としてワークショップを作る側に立つと、参加者の目線を忘れることが多々あります。 その一つに参加者がやる気になれない、取り組むのを尻込みしてしまうようなデザインがあります。 どんなデザインかというと「難しすぎる」のです。 「難しい」の例としてはこういうものがあります。 ワーク

その場で一番楽しくなさそうな人を想像する

こんにちは、よさそう®です。 今週のワークショップデザイン編は、私がワークショップを作るときに気にかけていることの一つをご紹介します。 題して「その場で一番楽しくなさそうな人を想像する」です。 もう、そのまんまで、タイトルだけで終わってしまうのですが(笑)、なぜそんなことを考えるのか?を中心に、私が経験したエピソードを含めて書いていきます。 みんな気持ちがアゲアゲではない。ワークショップというと、参加者は基本的に気分アゲアゲだと思い込んでいるファシリテーターや主催者のかた

お菓子コーナーの大切さ

こんにちは、よさそう®です。 ワークショップデザイン、特に大人が対象で、緊張感が高かったり、初対面の人が多いときに、場をほぐす間接的な仕掛けとして「お菓子コーナー」をよく活用しています。 今回はお菓子コーナーの大切さについて書いてみます。 お菓子コーナーとは?ワークショップの会場の片隅にテーブルの上にお菓子を広げておく場所です。参加者が座るテーブルとは別にテーブルを用意するのが肝要です。 期待効果お菓子コーナーを作ると、場をほぐすうえでいくつかの間接的な効果が得られま

環境に気を配る

こんにちは、よさそう®です。 今回のワークショップデザインにおける「環境」について書いていきます。 環境デザインの大切さその場にいていい、いて安全、安心であると感じてもらうことがワークショップの場作りでは、大切です。 衣食住という言葉があるように、人間の最低限の生理的な欲求を満たせいていないと、いくらいいワークショップでも、参加者はなんだか落ち着かない気持ちになります。 だから環境デザインへの気配りがとても大切です。環境デザインを気遣うと、ワークショップがよりブラッシ