真夏のワークショップで大切な気温の話

先日行ったワークショップで、あらためて環境デザインの一環として、気温の調節が大切だと感じました。

特に最近の夏は猛暑といえる日が多く、どんなにエアコンをかけても、会場の規模や場所によっても効き方が異なります。

ご参加されるかたにとって、気温が適切じゃないと発生することを、自分自身の備忘がてらまとめてみます。

気温が適切じゃないとワークの進行が滞る

ワークに集中してもらえない

暑い、寒いが不快なくらいになると、目の前のワークどころではありません。「暑いなあ」「寒いなあ」と生存に関わる刺激のほうが勝ってしまうので、ワークに集中するまえに、汗を拭いたり、身体を震わせたりすることが優先となります。

うちわや扇子を使う人は、利き手が塞がる

暑い場合、うちわや扇子を使って涼をとられるかたがいます。このとき多くの方は利き手でうちわや扇子を使います。

だから利き手が塞がります。

利き手が塞がるということは、身体系のワークでも、書いたり、描いたりするワークでも自由に使える手が使いづらくなります。

非常にあたりまえのことなのですが、気温が適切ではないと、ワークが思ったように進まなくなる原因となります。

気温を適切に保つためにできること

ではどうしたら気温を適切に保てるのか?私が会場についたら確認することをまとめます。

会場がまんべんなく同じくらいの気温であることを確認する

まず会場を歩き回って、どこもだいたい同じくらいの気温であることを確認します。同じくらいではなくとも、少なくとも不快ではないかを確認します。

気温がばらついていたら部分調整ができるか確認する

歩き回った結果、気温のばらつきが大きい場所がある場合は、会場の運営のかたに部分的にエアコンの調整ができるかを確認します。

施設によっては、エリアごとに温度設定ができるので、真夏で少し暑く感じるところは温度設定を低くしてもらったり、ブランドをおろしたりなど、出来得る限りのことを行います。

部分調整ができないなら、少し低めの温度設定にする

会場全体で温度調節の設定が一つだけの場合、少し低めの温度に設定します。

そして参加者へのアナウンスは、真夏であれば「寒さを感じやすいかたは、羽織れるものと」、真冬であれば「脱いだり着たりしやすい服装を」とアナウンスします。

これにより、参加者が心地よく過ごせる調整ができるようにします。

以前にワークショップの環境デザイン全体についてまとめた記事をご参考までにご紹介します。

みなさまのワークショップデザインのご参考になれば幸いです。

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