環境に気を配る
こんにちは、よさそう®です。
今回のワークショップデザインにおける「環境」について書いていきます。
環境デザインの大切さ
その場にいていい、いて安全、安心であると感じてもらうことがワークショップの場作りでは、大切です。
衣食住という言葉があるように、人間の最低限の生理的な欲求を満たせいていないと、いくらいいワークショップでも、参加者はなんだか落ち着かない気持ちになります。
だから環境デザインへの気配りがとても大切です。環境デザインを気遣うと、ワークショップがよりブラッシュアップされます。
環境デザインで気をつけること
では、環境のどんなことに気をつけるといいのでしょうか?私が普段意識している点をお伝えします。
1.地面
ワークショップ会場にプロジェクターやモニターを配置すると、パソコンからの配線やらなんやらが地面に露出することがあります。
そのままにしておくと、参加者が歩くときに配線にひっかかって転んだり、配線が気になって歩きづらかったりします。
細かいですが、こうしたちょっとした「危ない」と感じる状況も、参加者にとっては不安を感じます。
だから養生テープで配線を覆って、転ばないようにしましょう。
そしてゴミ。会場を設営する前に地面をみて、ゴミがあれば拾っておくのも大切です。汚い場所にいるのも、心地よくないものですので。
2.空調
ワークショップの形態にもよりますが、参加者が座っていて、ファシリテーターが立っているケースは多くあります。
このとき、座っている人と立っている人では、空調の加減の感じ方が異なります。たとえば冬の場合、暖かい空気は上に向かっていくので、立っている人には暑くても、座っている人には寒く感じることもあります。
夏の場合、立っている人に温度を合わせると、座っている人には寒すぎることもあります。
なので、こうしたことを意識しながら、参加者に暑さ寒さを確認したり、自分自身も立ったり座ったりして、温度の加減を感じながら、空調の調整をしましょう。
3.食べ物
衣食住の面からの安心ということで”食”も大切です。
といっても、軽食やビュッフェを用意するといったことではなく、ちょっとしたお菓子をつまめたり、自分の席に持って帰れるようなお菓子を用意するといいです。
お菓子は手遊びにも使えるので、参加者の緊張感を和らげる効果もあります。その場に来た直後で、知らない人ばかりだと、緊張している参加者もいると思います。いきなり他人と話すのも抵抗があるときに、お菓子という媒介があると、お菓子と自分という状況が作り出せたり、人がたべているお菓子を通じて会話が生まれたりもします。
お菓子の効用は、今度もう詳しく書こうとおもいます。
4.ヒトとヒトの距離
会場にぎっちぎちに人を詰め込むのはやめたほうがいいです。最近知ったのですが、満員電車の人のストレスは戦場におけるストレスと同じくらいなのだそうです。
それくらい、知らない人との距離が近いと人は強いストレスを感じるものなのです。
だから会場は少し広めにとって、人と人の距離も適度な距離であるように心がけると安心感を生み出せます。
私が目安にしているのは、手を伸ばしても人に触れないくらいの距離です。このくらいの距離だと、多くの人はパーソナルスペースを確保できていると感じられると思います。
いかがでしたでしょうか?ワークショップ自体の流れのデザインも大切ですが、環境に気をかけるとさらにあなたのワークショップが素敵な場になります。ぜひワークショップを作る時に環境にも心がけてもらえたら幸いです。
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最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。
それでは、また。
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