文フリ初陣日記⑦「紙を選ぶ・発注する」
製本経験ゼロのよさくが、試行錯誤しながら文学フリマ東京38(5/19)に初出店する日記。本作りやブース作りにアワアワしながら、ずんどこ乗り越えていくプロセスと揺れる感情をお届け。記事一覧はコチラ。
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今回のテーマは「紙を選ぶ・発注する」。
本文と表紙のデータが完成したので、本作りもとうとう大詰め!印刷会社の発注へ進んでいく。
注文するにあたり、本の仕様を決める必要がある。こちらも自分で選べるのが本作りの醍醐味。一方で、作ったことないから選ぶ基準がない。想像力でカバーしていこう。
※以下はちょ古っ都製本工房さんの注文画面。
本文の紙の種類
書籍の紙の色って「白」だと思ってたんだけど、小説やエッセイはクリーム色がよく使われてることを知り、こちらに設定。目が疲れにくいんだって。
種類の隣には体重みたいのが書いてある。(結構マッチョ体質やな)とか思ってたけど、これはプロフィールではない。重くなればなるほど、紙が分厚くなるらしい。
ページ数が多いほど薄くするのがセオリーとのこと。今回は160ページの書籍になるので、一般的な72.5kgを選んだ。
表紙の紙の種類
選べすぎだよぉ。楽しいけどわかんない〜!とりあえず大まかな2つの種類の特徴だけは調べた。
英語の教科書みたいにツルリーンと仕上げるか、演奏会のプログラムみたいにしっとりと抑えるか。個人的にはツルリンよりしっとりが今回の作品にフィットしている気がするので、マットコートに。
そしてマットコートの中でも、1番分厚い「マットポスト紙」に決定。220kgはお相撲さん並みの安心感がある(体重ではない)。
加工オプション
PP加工という、フィルムコーティングがオプションでつけられる。マット感をアップさせ、さらなるしっとり度を目指せる「マットPP」を選択。
本の仕様を入力した後は、本文と表紙のデータをアップロード。そして料金を銀行振り込み。注文自体は10分もあればできてしまう。
特に不備がなければ連絡はこないので、あとは製本された作品を待つだけ!
今回は「1冊だけ仮作成」→「本作成」という2段構えで印刷を行うことにしていた。
よって、仮作成はすでに終えており、実は原物が届いているのだー!
10営業日後納品コースで、1冊1,100円だった。「原稿さえあれば、千円くらいで人はこんなに楽しく遊べるのか」と驚いた。しかもなぜか2冊届いた。作業工程で2冊くらい印刷するのかもしれない。優しい世界。
表紙や本文の仕上がりには大満足!「自分の描いたイメージがこの世界に具現化してる…」としばらくはポヤポヤとした気持ちが止まらなかった。
本作成も紙の種類はこのままで行こう!ただ表紙デザインや本文は調整する必要があったので、再チェックして本作成の注文を済ませた。
これにて「本作り」の作業自体は終わり!次はブース作りに奮闘していくぞー!
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