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パンみみ日記「去年の自分から受け取ったバトン」
日々のできごとをかき集めました。パン屋に置いてある、パンの耳の袋のように。日常のきれはしを、まとめてどうぞ。5個くらいたまったら店頭に置きます。
6月17日(土)
先週見つけた喫茶店に2度目の訪問。モーニングを注文した。今日も青年バイトが緊張でカップをプルプルさせながらコーヒーを置いてくれた。君の成長は、ぼくが見守る(誰)。
午後は、noter友だちのあおいさんと合流。はじめてお会いしたのに、お互いの文章をかなり前から読み合っているので、家族以上に近況を知っているという不思議な感覚。スルスルと会話が紡がれていく。
ごはんを食べて、公園でずっとおしゃべりをしていた。言葉の節々に散りばめられた温度から「あぁ、あの優しい文章たちはこの人から生まれてきたんだ」とストンと納得した。
ぼくのnoteはあおいさんに相当インスパイアされている。「パンみみ日記」はあおいさんの「おやすみ日記」に憧れたものなのだ。
そしてぼくがコンテストに出した記事も、あおいさんの記事に心を突き動かされて書き始めた(そしてビックリしたことに2人とも入賞した)。
ぼくにとってnoteの師匠であり、友だちであり、同志である存在。そんな人と話したということを、あおいさんの記事を見つけた「2年前のよさく」に知らせたらさぞかし驚くだろう。すごいでしょ。君はまだ福島にいたもんね。
文章を書くことは、想像以上にぼくを知らないところへと連れて行ってくれている。
またこの先も、素敵な出会いがありますように。
6月18日(日)
大好きなYouTuber、佐藤ミケーラ倭子(通称:ミケちゃん)のファンミーティングへ。
この手のイベントに行くのははじめてなので、少しドキドキ。会場で整列している人たちを見て「この人たちみんなミケちゃんファンなのか。こんな人たちなんだ〜。ふふふ」と不思議な気持ちに。
そしてイベントがスタート。ミケちゃんは目の前でキラキラしたオーラを放ち続けてた。表情が豊かで、思ったことはそのまま言葉にできて、人を笑顔にさせるフレーズを自然に生み出せる。その場にいる人の心を惹きつける全てを持っていた。
エピソードトークや再現動画の生アフレコ、クイズ大会など盛りだくさん。話すだけで、あんなに人を幸せにできるなんて。もはや魔法。
イベント後には一人一人にじっくり時間をとってサイン会とチェキ会を開いてくれた。
最近ミケちゃんがあげていた動画で「たこやきマントマンが懐かしすぎる」と話していたので、そのことについて話してみた。
「ぼくってミケちゃんと同い年くらいで!たこやきマントマン世代ですよね〜!」
「あははは!ウチら、世代っていうかギリッギリかすってただけでしょ〜!こんなんしか覚えてない!(指を薄くつまむ仕草)」
まるで友達かのように肩を叩きながら返してくれた。「ウチら」と自然に主語に含めてくれたのがとっても嬉しい。
その後「たこたこたぁ〜こ、たこたこたぁ〜こ♪」とたこやきマントマンの歌をルンルンに口ずさんでいた。なんと愛くるしいのでしょう。
「これからも推します…!」と固い忠誠心を胸に帰宅した。あんな風に心を鷲掴みにしてしまう人に、すごくなりたい。
6月19日(火)
仕事終わり。会社を出るためにエレベーターフロアへ向かう。すると、他部署のシロコさんがエレベーターに乗る瞬間に遭遇した。
シロコさんは3月まで同じ部署だったけれど、4月に異動して話す機会がなくなった。けれど、同い年の貴重な存在なのだ。これから仲良くなろうというタイミングで離れてしまった。
ぼくは鱗滝先生に怒られるくらい「判断が遅い」。
すぐに判断を下せば「あ!ごめんちょっと乗せてくださーい!」と言って、エレベーターでおしゃべりができたはずである。
しかし、戸惑ってぼくはエレベーターを見逃してしまった。
それだけならいい。もし、シロコさんの視界にぼくが映っていたらどうしよう。「わざわざ避けられた」と思われなくもない。そんなことないか。シロコさんは優しいもんな。いや、でも気にするかもだよね。あー!乗り込めばよかったぁぁ!!もう話せるチャンスないよぉぉぉ!!
心の中がうるさい。
6月21日(水)
外回りのついでに、気になっていたラーメン屋へ。つけ麺がおいしそうだったので注文。
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転職する前は、「めちゃ忙しい」+「残業時間削減しなきゃ」でゆっくりとお昼を食べられなかった。常に緊張感があったというか。
そのクセが抜けず、1人で外回りのときは牛丼とかコンビニで爆速で済ませていた。
けれど、転職して少し落ち着いてきて、お昼を自分の好きなところにいく時間と心の余裕ができてきた。本来、これが営業の特権だもんね。
つけ麺をすすりながら、今の生活が自分に馴染みつつあるのを感じる。お昼ごはんに好きなものをゆっくり食べられるのって、幸せだな。ラーメン屋選ぶあたり、まだクセ残ってるけど。
当然、転職して失ったものもある。給与水準とか同期とか。大きく環境を変えるということは、何かを捨てて何かを得ることなのだ。
ポーカーで手札を変えたとき、その判断が「正解か不正解か」はすぐにわかる。けれど転職や引越は複雑な要素が絡み合うし、選択の結果がわかるのがだいぶ先だったりする。
「転職をして正解だったかどうか」なんて、判断する基準を何にするかで変わってしまう。
ただ、「転職する」という決断をした「2022年のよさく」には伝えたい。
君の選択が正解だったかどうかは、「2023年のよさく」にかかっていると思う。だから、バトンを受け取った身として、精一杯やれることをやるね。去年のぼくは十分役目を果たした。あとはこっちの番だ。
そんなことを考えながら、仕事カバンを抱えて店を出た。午後も頑張るぞい!
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