酔って

なんにも残そうとしない唯一の梅酒は形見にもらうね

自分の物を残さない人間の漬けた梅酒をのんで君を思い出す月命日。あと何回夢に現れてくれますか。唯一君と共有できたこの味は誰にも伝えることなく最後の一滴まで僕のもの。
これで本当になにもなくなったよ。さようなら。

作品をまとめて本にしたいです。よろしくお願いします。