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【第一の人生】69の章:毎日必死な中、友達を祝おうと思った結果

*登場人物*

  • 萬里→昔話から今に繋がっていきます。萬里飲み屋時代のK美を絡めた裏話

  • K美→萬里中学からの友人(現在結婚中)

  • K美母→K美の母(萬里と気が合うので、K美と話すより意見が一致する)


萬里とK美は
中学の時から洋楽が好き!という
共通点で繋がった
お互いが大好きな
洋楽のロックグループが
福岡へ来るときは
必ず2人で行ってた

萬里が夜の街の
L.Sというお店で
ママをやっている時
お客さんから
また、そのロックグループが
福岡に来ると聞いて

これに関しては
ずっと昔からK美と
一緒に行ってたんだし

情報くれたお客さんも
行くならチケット取るよ〜
って言ってくれてるし
この場でお客さんに
頼もうかと思ったし

忙しくてずっと
連絡取ってなかったけど
チケットはまとめて取った方が
良いと思ったんで
K美に電話をした

萬里「久しぶり~、
また福岡来るから行くやろ?
私チケット取っとくよ!
どうする?」

K美「萬里はいいよね。
毎日楽しそうで。
私はつわりで苦しんで
精神的にも参ってる時に
お気楽にコンサートの話?
私に嫌がらせ?
妊娠してこんな状態で
行けるわけないやん!!!
常識なさすぎ!!!」

( ꒪⌓꒪)は?
切られた・・・

妊娠なんか知らねーしっ!!
つわりが苦しいのは
当たり前
なんで萬里がキレられて
当たられる?

あ~もう、めんどくせぇ
もう、ホント連絡せんとこ

萬里は萬里の生活を
保つのに必死
萬里も何事もなく
毎日過ごしていたわけではない

数か月後
また連絡があった

K美「赤ちゃん生まれたよ!
男の子!
親友の萬里に一番に会わせたい!
見に来て!」

なに?
出産祝いが欲しいのか?!

あの急なテンションで
ブチギレた自分忘れた?
でも、まぁ子供が生まれる事は
めでたいことだから
それを聞いて
知らん顔するのも失礼だ

久しぶりだし
K美との会話は程々に
K美母と話すつもりで
行こうかなぁ

K美の実家へ行った
K美は実家の2Fの
自分の部屋で赤ちゃんと
過ごしているらしい

赤ちゃんは
やっぱりかわいいし
癒される、
それはそれで祝ったが
同時に、
K美母の愚痴も聞いてやった

K美母「K美ね、
子供が欲しいのにできないって
子供の代わりに猫飼っときながら、
子供が生まれた途端
『アレルギーになったら困るから
2階に上げるな!』
『おしっこには
ばい菌がいるから、私にも
赤ちゃんにも近づけるな!』
『毛が付くと嫌やけん
洗濯物も別で洗って!』て
結局私がK美と
猫の面倒見てるとよ。
私は猫より犬が好きなのに、
我が娘やけど腹が立つ~。
異常なほど子供に潔癖で、
私にまで子供の自慢延々とするし
孫守りは私の楽しみだったのに、
世話すらさせんし
赤ちゃんに触らせてもくれない。
自分の娘とは思えんほど
母親に対する態度もひどい
お手伝いさん扱いよ、
病気でもないのに。」

萬里「K美オカン・・・。
相当ストレス溜まってたんやね。
うん、わかるよ。
大変やけど、K美が旦那の所に
帰るまでの我慢と思わなね。」

K美本人とは
できるだけ楽しく話せるよう
頑張った

萬里「大きくなって
ウチの息子と遊ばせたら
思いっきり暴れたり
するんやろうね~、
男同士やし。」

K美「萬里の息子が
うちの子になんかしたら、
萬里の息子の目ん玉
えぐり出してやるけんね〜!」

あはは~って笑って言う
それも萬里の息子の目の前で・・・。

K美母も
目を丸くしてドン引いてた
『やっぱこいつ頭おかしい・・・』
逆に
うちの息子が心配になるから
もう萬里からは連絡すまい

K美母に帰りに一言
萬里「大変だろうけど
今だけと思って
がんばってね!」

K美母「萬里と息子ちゃんに
あんなひどいこと
言ってごめんね。
自分の娘だとは思えん、
血の気引いたわ・・・。」

それからK美は
大事な息子と子育て
満喫しているんだろう
猫可愛がりで・・・。

と思いつつ
もうこちらからは
連絡はしない

ただでさえ色々大変な事抱えて
生活してんのに
キチガイ女の相手なんか
まともにしとられんわ


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