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【姿勢チェック】ぽっこりお腹に悩んでいませんか?

【動作・歩行の専門家】である理学療法士として、身体の歪みや不良姿勢が及ぼす影響・普段の悩みとの繋がりや、その改善方法・予防方法をお伝えしています。

昨日は、女性によくみられる不良姿勢の【反り腰】に関して、改善するための簡単にできる筋トレをお伝えいたしました。

この投稿を読んでくださる皆さんは、自分の骨盤に「歪み・左右差・傾き」があると感じたことはありますか?

実際のところ、病気や怪我のあるなしに関わらず、骨盤に歪みがない・左右差がない・傾きがない方は「ほぼいらっしゃらない」です。
※歪みがほぼないのは10代くらいまでとなります

また、出産後はどうしても骨盤~腰椎(背骨の腰部分)まで、身体全体にダメージを負うことが多く、骨盤の歪みや、そこからくるお悩みを抱えられている方が多いかと思います。

何となく思い浮かぶお悩みはあるものの、ご自身の骨盤が「どんな風に歪んでいるか、または傾いているか」、チェックされたことはありますか?

チェック方法はこちらになります。

■方法
①壁を背にして立つ
②かかと、お尻、背中(肩甲骨)、後頭部を壁につける
③両足の間は間隔を開けずに閉じる(どうしてもつらい人は、かかとは両足を揃えて親指の間だけこぶし1つ分あける)

こちらの投稿では背骨全体のチェックとして書いたのですが、同じ方法で骨盤の歪みチェックもできます。骨盤の歪みや傾きの状態によって、改善のためのアプローチも異なります。

チェックには、【1分しかかからない】ので、是非一度チェックしてみてください。

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いかがでしたでしょうか?

骨盤の歪み(左右差・傾き含む)には、大きく分けて5つのタイプがあります。どれか1つだけでなく、いくつかのパターンが混在している場合もあります。



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歪みパターンその①:前傾
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骨盤が前傾(正常より前に傾いている)している状態です。
上記の姿勢チェックですと、腰の後ろ部分に手のひら2枚分以上の隙間が空いているとこのタイプです。

高いヒールを履いていたり、腹筋が弱っていたり、妊娠にてお腹が大きくなることによって前に倒れそうになる身体を、腰を反らすことでバランスを取ることで起こる歪みです。

腰椎(腰の骨)のカーブが強くなることにより、通常は分散される体重が腰椎の一部にかかりやすくなったり、腰椎のすぐ横を通る神経や血管を圧迫しすることにより、骨性または神経性の腰痛を引き起こしやすいタイプといえます。

反り腰のカウンターで上端審が後ろに反れる【スウェイバック】という姿勢になると、ぽっこりお腹になります。
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歪みパターンその②:後傾
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骨盤が後傾(正常より後ろに傾いている)している状態です。

人間の重心は骨盤部分にあり、その骨盤が後ろに傾いているため、重心も後ろに移動します。
それによって後ろへ倒れそうになる身体に対し、猫背にしてバランスをとります。

下腹がぽっこりしますし、さらに猫背のカウンターで首が前に出ることが多く、それによって肩こり、首こりなどが起こりやすい姿勢です。
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歪みパターンその③:開き
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産後にこちらも多くみられるタイプです。他にはO脚など股関節の捻じれがある方にも見られます。
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歪みパターンその④:傾き
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左右に傾くタイプです。いつも決まった方だけで鞄を持ったり、背骨の一部に歪みがある(側弯症など)という方はこのタイプの可能性が高いです。
反対に、骨盤の傾きが背骨の歪みを引き起こすことがあり、腰痛が起こりやすいことがあります。
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歪みパターンその⑤:捻じれ
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左右で骨盤の前後における傾きが異なるタイプです。
産後や大きな怪我のあと、または中腰での作業が多い方やぎっくり腰を繰り返す方に見られます。
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皆さんのパターンはどれに当てはまりましたか?
これらの歪みがあることによって、最も多く引き起こされる悩みは【腰痛】です。

他にも、生理痛や足のむくみ、足の冷え、さらには便秘や尿漏れなどまで、歪みによって内臓に負担がかかる場合もあります。

骨盤の歪みを取ることや、歪みによる影響を緩和することで解決していく悩みは多岐にわたります。

年代に関わらず、女性は一度、専門家の下で骨盤をチェックしたり、姿勢改善や筋トレに取り組むことで生活へ大きなプラスの影響があると考えています。

姿勢改善には、客観的な指導があることが一番効率的かと思います。
自分の姿勢が気になっている方は、歩行の専門家である理学療法士視点を入れて、一度ご自身の身体と歩行をチェックしてみませんか?

現在の問題点や、改善するためのセルフエクササイズもお伝えできます。
お気軽にご相談ください。

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