未来をバックキャスティングで考える〜SF映画から未来を想像〜
ChatGPTによってAIやディープラーニングというものが一気に浸透したと感じる昨今ですが、こんなことができるようになった、これはまだできないといった、目先の技術だけではなく、技術によって人間とAIが目指す未来のビジョンからバックキャスティングで考えていくことが重要だと思い、SF映画の視点から整理してみました。
■SFの大きな2パターン
<ロボット三原則にフォーカス>→主従関係、対立
■オートマタ:滅ぶ人間、反映独立するロボットたち
■アイロボット:ロボットの反乱
■マトリックス:ロボットによる管理で主従逆転
<AIの交流と進化にフォーカス>→理想的交流、挫折
■A.I:純粋すぎるAIと残虐な人間の対比
■アンドリュー:人間への憧れと差別
■エクス・マキナ:人間への憧れと裏切り
主従関係や対立構造だと黒人の歴史を辿るハメに
人間中心だと主従、対立、差別といった悲観的な未来になってしまい、まるで黒人の歴史に近く数百年かけないと差別や争いはなくならないかも知れません。
理想は積極的な融合と横並びの世界
■攻殻機動隊:生身の人間が少数派でITで融合した世界
・人間は義体化と電脳化によって進化
・生身の体に縛られることないAIが感情を持つ
・双方が対話しながら進化して協力
→人間は機械を、機械は人間らしさを、お互いに取り入れながら切磋琢磨していく。対話によって相互理解も深める。
■スターウォーズ:種族や生体の区別なく皆が横並びの世界
・人間とロボットが同じように生活
・お互いの強みを活かし補完し合いながら課題解決
・人間、地球、ではなく宇宙全体を視野に入れた未来
→宇宙の価値観や技術を取り入れながら共通の目的や論理感をしっかり共有指導していくことで、平和への統一を。
もう少し現実的に、数年先を見据えてどうするべきか
現状、言語化できたり知識的なマニュアル作業はAIが優れているので、体験や経験によるインプットでしか生み出せない直感と智恵を養っていく必要がある。
AIが真似できない6つのスキルは以下であると言う。これらは情報をインプットして養えるものではなく、経験を通じて組織や社会で養っていくものである。
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