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新年の抱負は無駄!?目標設定をする上で抑えておきたいこと

先日何気なくTwitterを眺めていたら面白いデータが飛び込んできました。新年の目標として掲げられやすい20種の目標について、習慣化アプリ「継続する技術」の利用データを集計されたものです。ここでの「三日坊主率」の定義は掲げた目標を4日以上継続できなかった人の割合を指してます。

調査元:bondavi株式会社 三日坊主で終わる、新年の目標ランキング

自分の身にも覚えがあるなーという方、いませんか?

「一年の計は元旦にあり」という言葉もあるくらいなので、年初めは「今年こそ◯◯やるぞ!」と決意を新たにしますよね。決意した時はとてつもなく熱量が高いはずです。その熱量のまま行動することもできちゃいます。ただ1日経ち、2日経ち、3日経つと、、、ほとんどの人が動けない。

かくいう私もそのうちの1人でした。ただ、認知科学コーチングを学び、今までの「目標設定」の概念が壊れました。そして学んだことを踏まえて目標設定し、達成に向けて行動し続けています。
※目標達成に向けて、今現在取り組んでいる「柔術」を始めたきっかけもコーチングでした。まだまだ私自身もチャレンジャー!💪

このnoteでは認知科学コーチングに基づき、目標(=ゴール)設定をする上で抑えておきたいことをお伝えできればと思います。

※その前に「お前何者や!」という声もあるかと思いますので、もしよろしければこちらのnoteもご覧いただけますと幸いです。


ビリーフシステム:決断を司るもの

人間は、目の当たりにする世の中のすべての事象に対して、無意識に何らかの価値判断し、情報処理を行っています。この処理を司るシステムが「ビリーフシステム」です。このビリーフシステムは成功体験などから形成されたものや、過去のトラウマ・思い込みにより形成されたもの全て含めたものです。例えば以下の写真をご覧ください。

焼きそら豆 出典元:白ごはん.com

この「焼きそら豆」を見て何を想像しますか?美味しそう。良い焼き加減。など色んな感想を持つと思います。ただ私の情報処理は「こんなの見せないでくれ」なのです。小学生の頃に担任の先生に無理矢理そら豆を口の中に詰め込まれ、涙を流したトラウマがあるからです。(※20年以上前の話なので時効ですw)

食べ物1つの情報処理の例ですが、我々人間は1日のうちにたくさんの情報処理をしています。ケンブリッジ大学Barbara Sahakian教授の研究によると、人は1日に最大3万5,000回の決断をしているとのことです。
・言語、食事、交通といった事柄だけでも、1日で平均2万回以上も選択をしている
・歩く、座るといった、体をどう動かすかについての決断や、会社や自宅で行なっている決断まで全て含めると、3万5,000回に及ぶ
この1つ1つの決断を司るものがビリーフシステムです。決断は行動に直結してきます。ゴール達成においてビリーフシステムが重要であることがわかりますよね。

RASとスコトーマ:決断に必要な情報収集の肝

ビリーフシステムが情報自体の処理を司るものですが、そもそも人は大切なものや価値が高いと思うもの、脅威を及ぼすもの、といった重要性の高い情報を取り入れ、重要性の低い情報を遮断する仕組みを持っています。その仕組みをRAS(Reticular Activating System、網様体賦活系)といいます。3万5,000回に及ぶ情報処理をただでさえ人は行っているのです。このおびただしい数の情報を、重要なものだけを瞬時に選び抜き、取り入れることで、情報処理がオーバーフローしない仕組みとして機能しているのです。

例えば彼女にプロポーズをしようと決めたとします。すると街を歩いている時にティファニーやカルティエ、ブルガリといった高級ジュエリーのお店の看板がよく目に飛び込んでくる。これは自身の中での重要性が高いとRASが認識し、情報を取り入れていることで生まれます。

一方でRASの仕組みにより脳内に取り入れられなかった情報をスコトーマ(心理的盲点)といいます。RASは情報処理を効率的に機能させる有益なシステムだが、常にスコトーマを存在させるものと捉えることができます。

しかし、コーチングを通して適切なゴール設定を行い、重要性を変更することで、これまでスコトーマになっていた情報がRASの働きによって脳内に取り込めるようになり、ゴール達成に向けたプロセスが見える!といったクリエイティビティを発揮させることができるようになります。

コンフォートゾーン:変わりたくない魔力

コンフォートゾーンという言葉を聞いたことのある人は多いのではないでしょうか。自分にとって居心地のいい空間のことを指します。例えば、「◯◯商事の◯◯部長」という肩書きに誇りを持ち、この仕事を全うする事が生き甲斐だという方がいるとします。これが必ずしもダメだという話ではありません。

そもそも人間は「変わりたくない」という性質が備わっています。そのため、外部からの働きかけがないと人間は現状を維持するのが本質です。「◯◯商事の◯◯部長」は本当はやりたいことが別にある。けれども肩書きを失うことへの怖さなどから動けてないとしたらコンフォートゾーンの中にいたいということになります。

しかし、適切なプロセスでコーチが介入すると、本音中の本音で達成したいGOALを設定することができます。それは、現在・過去に通底して行動レベルで繰り返してしまっていること、自分では気づけないレベルで才能として表れているものの事実を根拠に創り上げられます。
「どうしても達成したいが、達成するための方法はわからない。でも達成できる気がする」という状態になるのです。
この状態を創り出すことができると、先程のコンフォートゾーンが現状ではなく、未来の『ゴール』世界にズラすことができるのです。

ゴール設定:人が変わるために最も必要なこと

ゴール設定には3つの条件があります。
①本音でやりたい(『want to』)と思っていること
②「現状の外」に設定すること
③複数の領域にオールライフで設定すること

このゴール設定の詳細に関しては、こちらのnoteに詳細を記載してますので、ぜひご覧いただけますと嬉しいです。

アファメーション:ゴール達成するための前提

現状の外にゴール設定ができたとしても、人間は「変わりたくない」という性質を持っています。このことから、未来のゴール側に一度ずらせたコンフォートゾーンも現状に引き戻されそうになります。これが新年の抱負が三日坊主で終わってしまうカラクリです。そこで活用していくのがセルフトークです。

セルフトークとは、脳内で自分自身に語りかける言葉を指します。例えば「こんな高いゴールは達成できないかもしれない」といったネガティブな言葉を発していると、脳はその言葉通りのイメージを形成します。その結果はご想像の通り、現状に引き戻されるということになります。
「自分はゴール達成できるに違いない!」と心から信じられるようなセルフトークを作り、何度も唱えていくことで、新しいゴール世界に生きるセルフイメージを強固なものにしていくことができるのです。このポジティブな、建設的なセルフトークを「アファメーション」と呼びます。

私たち人間は本当の真実でなく、自分が信じる真実に従って行動をしています。自分が信じる真実はビリーフシステムにより、処理された結果であり、その処理をするために集められた情報がRASが機能して取捨選択したものです。これらは過去に起こったことに基づいているため、未来の成功の可能性を高めるためには「現状の外」にゴール設定し、アファメーションを取り入れることでゴール世界をありありとイメージし、あたかも達成しているような状態の自分が使っている言葉を発することで日常が変わります。言葉の力が行動を引き起こすのです。

エフィカシー:ゴール達成するために持ち続ける最重要なこと

エフィカシーとは、日本語でいうと「自己効力感」を指します。こちらを実体験をもとにお伝えできればと思います。

====パーソナルトレーニングジムを立ち上げたエピソード====

私はパーソナルトレーナーとしての経験は一切ありません。ジムで学生時代にアルバイトしていたということもありません。ただ筋トレが大好きで、筋トレにハマったことで体型の変化から始まり、習慣が変わり、自信が付き、付き合う仲間も変わり、人生が変わっていきました。

着実にやれば着実に筋肉がつく。こんなに成功体験を手軽に得られ、自分に自信がつくことって世の中に滅多にない。だからこそ筋トレは心の底から全員がやるべきだと思っています。何より、健康になることが出来ます。心と体と社会的な繋がり。これらが全て整っている状態が健康であると考えています。この健康状態を最も手軽に作れるのが筋トレだと僕は実体験したからこそ強く信じていました。

この筋トレ、そして健康に対する強い想いに掛け合わさるのが私が今までやってきた仕事で培ってきたスキル・経験と妻のスキル・経験です。新卒入社した広告代理店で3年半、毎日必死に営業としてお客様の集客課題の解決に向き合った日々。2,3社目は事業会社のマーケティングとアライアンスで成果を出し、事業責任者として高い目標を達成する為に仲間と協力して歩んだ日々。そして現職で事業開発やPMM、営業組織立ち上げなど、あらゆる0→1・1→10の機会をいただき、お客様の成功のために奮闘して乗り越えてきた日々。全てが血肉になりました。

妻は大学時代の介護実習の体験からフィットネス・ヘルスケア関連の会社に勤め、「フィットネスから遠い人にフィットネスを届けたい」という想いで仕事に向き合ってきました。詳細は以下のnoteで。

「この二人だったらやれるでしょ!」
その想いで突き進んできました。
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今振り返ると「エフィカシー」がとても高い状態だったと思えます。このエフィカシーとは、「ゴール達成する自己の能力の自己評価」と定義されます。

このエフィカシーの高さがゴール達成に向かわせる「アファメーション」を作り出します。その源泉です。そのため、コーチの最大の役割はエフィカシーを上げることであり、維持し続けられる状態を作っていきます。

コーチングセッションのご案内:現状の外のゴール設定しませんか?

ここまで読んでいただき、ありがとうございました!
以上が認知科学コーチングに基づき、目標(=ゴール)設定をする上で抑えるべきポイントとなります。このポイントを抑えられたとしたら、「新年の抱負」も達成できる気、してきませんか?エフィカシー上がってきませんか?

本当の新年の抱負を決めたい、現状の外のゴール設定をしたい、コーチング受けてみたい。
少しでも興味を持っていただいた方は、お気軽にお問合せください。現在期間限定で体験セッションを提供させていただいております。セッションの概要・お問合せ方法は以下をご参照ください。

【モニターセッション概要】
申込期間:2024年3月31日まで(早期に募集締切の可能性ございます)
所要時間:60~90分
実施形式:Google Meet (オンライン)
内容:Want to/才能の特定と仕事のゴール設定
申し込み/お問合せ:以下フォームに必要事項を記入の上ご送信ください

(参考)

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