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『Everybody Wins』ボードゲーム44作品『ウサギとハリネズミ』から『カスカディア』まで、すごい写真と共に紹介の最高本。


Everybody Wins Four Decades of the Greatest Board Games Ever Made(エブリバディ・ウィンズ 史上最高のボードゲームの40年間)』という本がめちゃめちゃ良いのでオススメです。

ボードゲームの最大の賞であるドイツ年間ゲーム大賞の受賞作を中心にガッツリ写真と一緒にゲームを紹介している大判の一冊。
1979年の『ウサギとハリネズミ』から、2022年の『カスカディア』まで44作品。
この大判で、1作品4ページかけてたっぷりと紹介していて、写真がいいんですよ。

↑ぜひ、動画を見て、凄さを確認してみてください。

プレイしている感覚が伝わってくる写真で、『ブラフ』はカップからサイコロの目をのぞいている写真、『ドミニオン』は箱にバシッと収納されてる写真とプレイしてる状況の写真がちゃんとある。
カードやコマのデザインが良いものはちゃんとカードやコマの写真が別にあるし、『アズール』みたいな袋から取り出すヤツは袋から出てる写真があって、このゲームはこういう写真にしてほしいっていうフォーカスがピッタリ。
テキストは英語なんだけど、がんばって読む価値あり(まだぼくも全部は読めてはないんだけど)。
たとえば『ウサギとハリネズミ』は、ウサギカードの初期ルールの写真の横に、ウサギカードのルールが変更になった歴史の解説が書いてある。
ドミニオンが純粋なカードゲームとして初の受賞作だとか、『コードネーム』がGatewayゲームという切り口で紹介されたり、ゲームの紹介であると同時に、時代的な意義や、新しい視点を与えてくれるテキストになってる。
ミクロマクロのページの片隅に「ゲーム」っていうコロンビア大学で作られたすぐに遊べるゲームの紹介もあって、コラム的なものも面白い。
イギリスのゲーム専門家ジェームズ・ウォリス著、『Everybody Wins: Four Decades of the Greatest Board Games Ever Made(エブリバディ・ウィンズ 史上最高のボードゲームの40年間)』必携。


Das Spiele-Buch』も、写真が豊富でよいボードゲーム本。ドイツ語で、クラシックなゲームの歴史本。


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