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「 ここが海老名なら、きみは新発田 」

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阿賀北ノベルジャム(2021年)への参戦記です。
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#阿賀北NJ

#7「あがのあねさま」絶好調特番! 「ここが海老名なら、きみは新発田 」

ツバメ た、大変です!! 総 裁 うむう、ワタクシも驚かざるをえないのだ。まさか阿賀北ONLINE書評バトルであのNGTのお二方がわが『あがのあねさま』の書評で優勝するとは。 ツバメ すごいですよね!! 総 裁 うむ。でも今思えば、あの勝利は約束されたものであるのだ。彼女たちはそもそも大勢の人前に出てパフォーマンスするプロであるからの。そのプロに交じって他のバトラーがむしろよく肉薄健闘したと言うべきであろう。彼女たちは映像を撮ることについては仕事としてはスタッフがいると

『あがのあねさま』感謝特別編

   本編はこちら。 総 裁 ふむう。 ツバメ どうしたんですか。 総 裁 我が著者、いつのまにかこんなモノを書いておった。 ツバメ なんですかこれ。 総 裁 どうやら『あがのあねさま』本編の後日譚らしい。 ツバメ えっ、そんなの書いたんですか。 総 裁 すっかり好評に気を良くしておるようだ。じつにけしからん。 ツバメ そんなことないですよ。私もあれ読んだあと、阿賀野さんたち三姉妹ともう少し一緒にいたくなりましたもん。 総 裁 そうなのか? ツバメ そうですよ。でもこれ、公

『あがのあねさま』感謝特別編2

本編はこちら。 『あがのあねさま』2030年弥生(3月)#2 「あーさん、何? その仏花。だれか亡くなってたの?」 「あ、これ」  防衛センターの給湯室で仏花の水切りをしていた阿賀野は私、能代の言葉に、黙り込んだ。 「どうしたの?」  阿賀野はためらうので、私は不審に思った。 「のんちゃん、私たちに妹がいた、って話、したっけ?」 「え、高橋妙さんでなくて?」 「うん」 「本当?」  阿賀野は軽くため息をついて、話し始めた。 「あなたも知ってるでしょ。旧

#8「あがのあねさま」終戦特番! 「ここが海老名なら、きみは新発田 」

総 裁:授賞式が終わった。これで阿賀北ノベルジャムへの我が著者米田淳一の参戦は『終戦』となった。 ツバメ:賞、取れませんでしたね。 総 裁:うむ。これも想定内である。もともと趣旨的にマッチしておらぬからの。チームメイトの「宵闇の盃」が最優秀賞であったのは本当によかったが、我が著者はほとんどその受賞に寄与も出来なかった。やはり賑やかし目的での参加と言いながら、本当にただの賑やかしで終わった。 ツバメ:でも販売促進賞は取れたじゃないですか。それも審査員さんにめちゃザクザク刺

#9「あがのあねさま」終了特番「ここが海老名なら、きみは新発田」

ツバメ なんですかこのエントリの前のnote記事! また小説書いちゃったんですか著者さん。あの引退宣言っていったい何だったんですか!もー!! 総 裁 うむう、我が著者を呼びつけて問い詰めたところでは、すごく褒められたのに結果が出なかったのは、合わせてとても苦しかったらしい。やるだけやってそれだともう「伸びしろも無いけどとりあえずお引き取りください」といった強い拒絶のように思えたという。 ツバメ なんなんですか。ずっと参加賞の新潟のお米狙いだって言ってたのにいったい何過大に期待

「あがのあねさま」コメンタリー(4話)

  本編はこちら。本編とともにお楽しみいただきたく。よろしく!  4話冒頭のエコビレッジ。これ、私たちのチーム山米茶文庫のキレキレのデザイナー・ヤマシタナツミさんがネタにならないかと紹介してくれた阿賀北の施設です。ほんといろいろ助かりました……。  ここでまた触れますが、チーム山米茶文庫、賞をいただきました。しかもチームメートの茶山日縁さんがグランプリとりました! すげい。いやー、茶山さんギリギリまで粘ったけど報われましたね。というわけでこの『あがのあねさま』は無冠に終わ

「あがのあねさま」コメンタリー(5話)

 本編はこちら。本編とともにお楽しみいただきたく。よろしく!  冒頭、ウェブページの「私はロボットではありません」チェックに引っかかったロボットの阿賀野型三姉妹。でも私、あれ引っかかるの見たことないです。だからこそやってみたかった。  でもあれの想定してるロボットはいわゆる「ボット」、コンピュータプログラムで阿賀野さんたちみたいな強いAI使ったロボットではないと思うんですけどね……。でも面白げなのでやってみた。  とはいえどうやって検出するんでしょう。ロボットとは?人間と

「あがのあねさま」コメンタリー(6話)

 本編はこちら。本編とともにお楽しみいただきたく。よろしく!  年の暮れを迎える自衛隊新発田防衛センター庁舎。サンタの格好してる矢矧にトナカイのぬいぐるみかぶった能代さん。ほんと何やってんの……。幼稚園保育園のクリスマス会の支援なんだろうけど、という平和な年の瀬。でも2029年、ゴールの年はもう目の前。成果ぜんぜん上がってないよね。「処分されちゃうのかな」ってさらりと言うけど、ヤバいよね。  そしてそんな年の瀬の保育園で聞いた労基署への政治家の介入。ここで労基署が「よく考

「あがのあねさま」コメンタリー(7話)

 本編はこちら。本編とともにお楽しみいただきたく。よろしく!  とうとう2030年、ゴールの年を迎えちゃった阿賀野三姉妹。振り袖を着て正月を迎えます。ほんとのんきだなあ……。新発田のお雑煮を喜ぶみんな。これ私も阿賀北ノベルジャムの景品でレトルトのお雑煮をいただいて食べました。ンまかった……。レトルトでなかったらもっとおいしいんでしょうね。敬和学園大学の図書室で見た本に素晴らしくおいしそうなこのお雑煮の写真があったので使いたかったけどそうはいかず。でも書きながらそのお雑煮をい

「あがのあねさま」コメンタリー(特別編)

 本編はこちら。本編とともにお楽しみいただきたく。よろしく!  スペシャルコメンタリーも今回であと残すは1話。もうしばらくお付き合いのほどを。 特別編 ログイン認証について考える能代さん。自分が自分であることを疑われる不愉快というののはある気がします。  矢矧といっしょにこの日はメタバースのパトロール訓練です。能代さんはメタバース使った調査作戦が得意だけど、矢矧さんも出来た方がいいですからね。でもメタバースの中にも格差社会が広がってて、ログインした途端に物乞いメッセージが