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#9「あがのあねさま」終了特番「ここが海老名なら、きみは新発田」

ツバメ なんですかこのエントリの前のnote記事! また小説書いちゃったんですか著者さん。あの引退宣言っていったい何だったんですか!もー!!
総 裁 うむう、我が著者を呼びつけて問い詰めたところでは、すごく褒められたのに結果が出なかったのは、合わせてとても苦しかったらしい。やるだけやってそれだともう「伸びしろも無いけどとりあえずお引き取りください」といった強い拒絶のように思えたという。
ツバメ なんなんですか。ずっと参加賞の新潟のお米狙いだって言ってたのにいったい何過大に期待してたんですか。チームメイトがグランプリとれたからいいじゃないですか。
総 裁 だがやはり作品を描くとそれが実の子供のように思えて不憫になるのだ。
ツバメ だから賞もらえなくてしょげてたんですか。
総 裁 我が著者、そういうところでコドモであるからのう。情けなや。
ツバメ もうアラフィフなのに、いったい何やってるんですか……。
総 裁 だがその後、審査員の鈴木先生からお手紙をいただいたのだ。内容は省くが、そのなかでいくつか思い当たる「あがのあねさま」の弱点が判明したのだ。まだやれることがあったのだ。それゆえ、やれること、やらねばならぬことがあるのに引退など出来ぬ。それはもっとやり尽くしてからやることだ。
ツバメ 鈴木先生ホント真面目だなあ。すごい。ありがたいなあ。でもやりつくしてないと引退できないなんて。それであっさり引退引っ込めて小説書いちゃった、って……。
総 裁 舌の根が乾かぬうちに、とはこういうことをいうのだ。
ツバメ そうですよね……もー、めちゃくちゃでひどいっ。
総 裁 ということであのあと書いた作品が「レゾナント・レイルウェイ」という短編である。

総 裁 カクヨムにもあるのだ。縦読みで読みたいならカクヨムもよろしくであるのだ。この小説、短編ではあるが続編があるかもしれぬ。
ツバメ ますますあの引退宣言が何だったんだという話ですよね。
総 裁 ぐぬう、それは仕方が無いのだ。やむを得ぬ。耐え難きを耐え、忍び難きを忍び、なのである!
ツバメ 力強く言ってもダメです!でも「あがのあねさま」すごく褒めてもらったしNGTのお二人に書評動画で紹介もしてもらったけど、無冠におわりましたね。
総 裁 さふなり。ということでワタクシはここで一計を案じた。
ツバメ うっ、イヤな予感がする……。
総 裁 ここは「あがのあねさま」の本編につづいてのパーフェクト版を作るのだ。
ツバメ ええっ、夏のJAM国際鉄道模型コンベンション展示にむけて目下鉄道模型の上野駅と小田急新宿駅作っててそれが大苦戦してるのに何やるんですか。どうやっても時間が足りませんよ!時間が!
総 裁 できればそれも今度の文フリ東京に向けてあわせて作りたいところ。

ツバメ うわあ、さらに全然間に合わないじゃないですか!
総 裁 さらに! 一部ファンのアツい要望にお応えして2話・新発田駅前アーケード乱闘の海戦見取り図も作成収録するのだ。他にも図版付録多数収録。イラストも日の目を見なかった著者の手によるものも追加収録の豪華版でいくぞよ。
ツバメ ……ひいい、また全然私の話聞いてない! ひどいっ。
総 裁 やはり「あがのあねさま」プロジェクトを完結させるにはこういう総括本が必要であろうの。やるなら判型は10インチ版だな。うむ、豪華豪華、弥栄弥栄。
ツバメ もー! ほんと毎回、総裁過激でひどいっ。
総 裁 ともかく、「あがのあねさま」もうすこしでプロジェクト完結なのだ。有終の美を飾るいくつか弱点であったところを補強した完全保存版。うまくいけば文フリで披露。間に合わなくてもいずれ作るぞ。というか作らせるのだ。お楽しみに!
ツバメ いいのかなあ……。

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