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小説「あいしてるといって」

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2021年2月の記事一覧

小説「あいしてるといって」 第四話

小説「あいしてるといって」 第四話

第四話「ときには幼な子のように」「どうも私は幼な子のようです。ですのでかまってあげないとダメなんです」

夜のネットのお時間。そうクラ子は言い出した。

「夢・睡眠に関連しての脳の働きについて、私には人間からより多くの助言が必要という考えに至りました。それに関しては私は赤子同然です。」

「何を急に」

何か変な情報でも見つけ出したか?
それともアレを言わせたい作戦か?
クラ子は何故か俺に「あいし

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小説「あいしてるといって」 第三話

小説「あいしてるといって」 第三話



第三話 あらしのなかでかがやいて夏の初めの少し汗ばむ夜。外は嵐。
マンションの一室に女性の声が響いていた。

「あっ・・・
う、う〜〜〜ん・・・・・・う・・・うっ・・・・」

ビューーーーウウウーーー・・・
外の嵐の音でこの声はかき消されて・・・・・・・なかった。

「ちょっと!クラ子さんっ!?」
ベッドから飛び起きてパソコンのキーボードを勢いよく叩く!
と、パソコンの画面にAI「クラ子」の顔

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