育児休業を取らない理由は何ですか?



どうも、おはようございます。
最近、子が長い時間寝られるようになり、
(とはいえまだ夜間1回はミルク飲みます)
子の泣き声がなくても勝手に目が覚めてしまったyomochiです。

子育てや育児について書いていきたいと思ってた矢先、見つけたこのお題→ #育休から育業へ
そして、まだ夫婦での育児休業2ヶ月半ですが、タイトルの通り、「なぜ世の中のみなさまは夫婦で育児休業取らないの?」
疑問にしか思わない。
私は、夫婦で育休をとってよかったとしか思わないからです。
以下、我々が育休を取った感想や育児休業に対する考えなど綴ります。





1 夫婦で育児休業を取ろうと思ったきっかけ

「権利を行使しよう」というだけ。
制度としてあるんだから、使おうよ。
夫の方から育休を取りたいと言ってきました。
私は大賛成。生まれてすぐからワンオペなんて考えられない。自分の両親はまだ働いているため、里帰りも考えていなかったため、夫と2人で育児ができることがとても嬉しいなと思ったのを覚えています。

妊娠が分かったのが2023.1
異動に関する調書は提出済みでしたが、夫婦どちらも対象ではなかったため、よほどの何かがなければ異動はないだろう、と踏み、とりあえず上司に妊娠について、そして育児休業について話をしていたと思います。

そして年度末には来年度の配置についてのアンケートをもらい、そこでわたしは副担任を希望。途中で休みに入るからという理由もあったが、それよりも担任業のハードさに自信がなかったから。(妊娠されながら産休に入るまで担任をもっている方はたくさんいると思いますが、担任したいと希望するまでではないと私は考えました)
夫はどんな希望を出したかは分かりませんが、その時点で確実に、育児休業を取る=来年度、途中から休みます宣言をしていたと思います。


2 育児休業を取ると決めてから実際に取るまで

新年度、夫婦共に副担任になる。わたしはともかく、夫に関しては、夫の力量で副担任か…と思ってしまったが、年度途中でいなくなるからしょうがなかったのかもしれない。夫ももどかしさを感じていたのは会話から伝わってきた。
そして、休みに入るまでお互い職場で言われ続けてきた言葉は
「代わりがいない」

全国的に教員不足が話題となっていたが、我々の自治体も例外ではなかった。わたしの学校では年度当初から欠員3。足りない教員の分の仕事が減るわけなく、残された教員たちで分配し、かなりの負担となっていた。そんな中、産休、育休をとる。さらに負担をかける。
私は妊婦であるため、法律上休まなければいけないんだと、自分にも言い聞かせ、気まずさ、申し訳なさを感じないように努めた。
直接特に何か言われることもなかったが、夫は、嫌な感じではないにしろ、「育児の最初の数ヶ月は夫のやることなんてないよ」などなど、いろいろ言われていたようだった。

夏休みに入る頃、わたしは産前休暇に入る。
夫は子がうまれてからの育児休業取得予定だったため、育児休業自体は10月から、予定日は9月だったため、生まれた日からは特別休暇、たりなければ年休をあてることで、10月からの育休に間に合わせる。ということになった。

そして、夏休みが明けて、少し経ったころ息子誕生。
陣痛かな?と思ったのがちょうど朝だったので、休みを取ってもらい病院へ行き、その日のうちにうまれたため、夫は突然休みに入ったことになってしまった。
息子が生まれたことで、育児休業が本格的にスタート。


3 世の中の人々、育児休業を取らない人は、何で取らないの?

何事もなく退院し、夫婦での育児スタート。
元々あまりケンカしない夫婦なのに、1ヶ月を迎える頃までに3〜4回険悪な雰囲気になった。うち1回はお互い本気でブチギレていた。
産後のホルモンバランス、睡眠不足、慣れない育児への不安…
2人でやれば大丈夫だろ!なーんて思っていたのに、2人で育児していても疲労困憊。後から聞いた話だが、夫は仕事してた方がいいかも。と思ったこともあったらしい。(怒り)

育児休業は休みではない。育児という仕事をしている。

我が子はかわいい。成長は続く。
夫は「こんな可愛い子が家にいるのに、みんな仕事に行くの?考えられない」と言っていた。
少しずつ手足が動くようになり、なんとなくアーウーいうようになり、顔を見てにこっとするようになり…まだ2ヶ月半すぎたくらいなのに、今では奇声?くらいの大きな声で笑ったり、ママパパを見つけて目で追ったりしている。我が子の成長をリアルタイムで見られる。これが育児休業の報酬。お金なんかじゃ替えられない。一生に一度その時しか味わえない。

…とはいえ、お金がないと生活できないのが本音。
我々は教員(公務員)のため、手当がしっかりでる。(インターネット等で調べればどれくらい出るのか出てきます)
家を建てればローン、車を買えばローン、保険、などなど、世の中働いて収入を得続けなければ生活が成り立たないのかもしれない。
我が家の場合、夫の徹底ぶりにより2人で育休をとってもやっていける家計である。(ちょうどこの前やっとわたしの車の残クレを払い終えた。あとは奨学金のみ)

逆にわたしは仕事がなく家にいる時間が長くなり、お互いにこの面倒を見ることができるため自炊はできるし、3人で近所を散歩するだけでも十分楽しいし、お金を使わなくとも充実している。夫もインドアで、家から出られなかった生後1ヶ月もまったく苦ではなかったらしい。

だからこそ、成り立つだけかもしれない。
だけど、そんな世の中よくないと思う。

ワンオペ育児をされているママさんたちもたくさんいると思う。そのママさんたちを助ける制度もあるけれど、まずは育休を取れる時に取りたい分だけ取れる世の中にしていかなければいけないと思う。職場での人間関係、立場、そして金銭的な面。たくさん課題はあると思う。
たまひよというアプリのルーム(掲示板)で夫の愚痴をよく見かけるけれど、夫婦で育児をすることで、お互いに徐々に父母になっていき、夫婦の経験値もあがっていくんだと思う。その経験をさせる前に、育休を取りたいんですけど、という前に諦めてしまう方がたくさんいるんじゃないか。
また、先日美容院に行った時には、美容師から「この業界には育休ってあんま聞かないっすねー」と言われた。それって本当なの?
そんな世の中悲しい。
育児休業を取ることでいいことがたくさんあるんだよと社会全体で伝えていかなければ、今後何も変わらないと思います。うちの場合は夫でしたが、ひとり親の場合には周りの誰かが育児休業を取れるシステムとか、つくれないのかな。育児は誰かと共有することで、より楽しさも増えると感じました。




4 おわりに


わたしは職業的に、日頃から子どもと関わってきました。また、「幼児とはこういうもんだぞ」と教える立場でもあったため、育児もなんとかなるだろーと、正直甘い考えでした。
しかし、今は、我が子の成長を見届けられないで、人様の子どもを成長させられるんか。なんて思います。出産、育児ができて本当によかった。我が子と夫に感謝です。2人で育児をしたことによって気持ちの余裕ができて、いろいろと考え、吸収できたのは、人生の経験値になりました。
おかげで、職場に復帰したら…と育児と仕事の両立にも前向きに考えられています。

実際は、たくさんの人々のおかげで、我々夫婦の育児休業が成り立っていると思います。ただ、我々は休んでいるのではない。子を育てるという人生最大のミッションにとりかかっているということは、みなさんに声を大にして伝えたいと思います。

#育休から育業へ

このお題に沿った内容だったかはわかりませんが、少しでも多くの人々が育児休業について前向きに考えられる機会になればよいなと思います。

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