見出し画像

東京一人旅行記。

先日1人で東京に行った。
これはその記録である。

1人旅に至るまで

6/21頃に関西は梅雨に入った。
関東も同じく梅雨入りした。

大体その頃に梅雨入りするだろうと予想を立てていたが、本当にぴったりだった。

3月に友人と東京旅行に行き、そこで初めて新宿御苑に行った。

しかし満足できなかった。
時間の関係で長居できなかったこともあるが、冬という季節だからこそ、木々が枯れており、想像していた景色ではなかったのだ。

新宿御苑に行きたかった理由は、いわゆる聖地巡礼である。

梅雨の時期になると必ず見たくなるのが、新海誠監督の『言の葉の庭』。作品自体は、賛否両論あるみたいだが、個人的には大好きな作品。

このアニメ映画に高校生の頃に出会い、主な舞台である新宿御苑にずっと行きたかった。

去年の3月に初めて東京旅行に友人と行き、そこで東京の魅力にどっぷりとハマり、気候的に落ち着きのある3月と10月の年2回、友人と東京に行こうと決めた。

しかし、この聖地巡礼は6月の梅雨の時期に行かないと意味がない。

そう思った。

3月に行った時も思ったし、写真で旅行のことを思い出すたびにその思いが増していった。

そして5月頃におそらく6月半ばごろに梅雨入りするだろうと予想を立て、当日雨が降ってれば尚良しと1泊2日の1人旅計画を立てた。


東京旅行1日目

○いざ東京へ

そして旅行当日である、6/23。
大阪は雨予報で、東京も曇り時々雨予報だった。

1人でくる東京は、友人とくる東京とはまた違い、少し寂しさはあるが、自由度が高いように感じた。

旅行とはいったものの、目的は新宿御苑と東京で有名などら焼きを買って帰ることだけで、他に計画は立てていなかった。

新宿御苑は、基本的に月曜日は休園日であるから、そのことも含めると日曜から月曜の旅行において、あまりにも計画性がなかった。

とはいえ今回は1人。
自分が満足できればそれでいいと思った。


○新宿御苑

東京駅で少しお土産を買って、コインロッカーに荷物を預け、地味に行きたかった丸善丸の内本店に少し入り浸り、早速新宿御苑に向かった。

着いた時、小雨が降っていて、写真を撮る上でもコンディションは最高だった。

劇中に登場する東屋
こちらも劇中に登場する藤棚
主人公がいつも入る門
御苑から千駄ヶ谷駅まで行く道

とりあえずアニメに出てくるシーンの画角で撮りまくり、アマチュアではあるが、個人的にはいい写真が撮れた。

やはりこの時期にきてよかったと思った。

この後はラーメン目的で池袋に行ったものの、リサーチ通り並んでいて、ちょうどその時かなりの大雨で、その中並ぶのはなぁとなり、その店は諦め、逃げるようにジュンク堂池袋店に入った。

雨が小雨になったのを見計らい、外に出た。

池袋駅に向かう途中で見たオシャレなマンションはなんだと思ったら、豊島区役所だった。大阪市の区役所とは比べ物ならないなと驚いた。

でも後で調べてみたら、マンションでもあるんだね。


○ラーメン屋

いつも泊まる浜松町のホテルにチェックインして、近くのラーメン屋に入った。

結構チキンな心を持ってるから、初めての店に入るのにすごい抵抗がある。

でもラーメン屋って基本誰かと話しながら食べるって感じではなくて、ただただ麺を啜るところだよなって思い直して、勇気を振り絞り、入店した。

炭火焼濃厚中華そば 奥 倫道
自分でトッピングするタイプのラーメン
鯖という名前のラーメン

ベースとなるスープは、炭火焼きした鯖をすりつぶしてペースト状にしたものにアゴだしスープを加えてものらしい。

他にも鮭や秋刀魚などいろいろなメニューがある。


○1日の締め


東京はライトアップ建造物や夜景を楽しむ場所が多いから、どこに行こうかいつも迷うけど、旅行初日にいつも行くのは、レインボーブリッジ。

この景色が定期的に見たくなる。

たぶん1時間くらいはいたと思う。
毎日仕事終わりに来れたら、どんなにいいかと思うくらいには、この景色が好きである。

夕方なんかは制服を着た高校生らしい学生なんかもいて、いいなぁと思ったり。

自分が高校性の時は、山の上にある学校だったけど、景色がいいわけでもなくて、周りにもスーパーくらいしかなかったけど、あの時はそれで楽しんでいた。

都会の学生生活もいいけど、田舎の学生生活も良かったりする。
まあ高校がある場所が田舎なだけで実家はそんな田舎じゃないけど。

本当の田舎に住んでる人からしたら、『全然田舎じゃねーよ』って言われそう。

ホテルに戻る前に、東京タワーを見に行った。

水たまりに反射してる。

東京タワーも何度見ても感動がある。
だから、東京タワー近くのホテルに泊まるようにしているというのもある。

この日、2万7千歩歩いた。
東京に来たら、これが普通だけど、流石に疲れはする。


東京2日目

○まさかの晴天

昨日の天候とは打って変わって、晴天だった。
しかも暑かった。
確か、最高気温が34℃くらいだった。

『まじで梅雨どこ行ったんだよ』という気持ちを抱えつつ、ホテルをチェックアウトし、東京駅のコインロッカーにまた荷物を預けた。

身軽になったものの、暑すぎて、屋外にいると無限に汗が噴き出してくるため、また本屋に籠ることにした。

丸善日本橋店。

東京に来て、3軒目の本屋である。
普通の本屋でも全然長居できるけど、ここなら時間が許す限りは全然居れそうだった。

たぶん2時間くらいいた。
せっかく東京に来たのに、本屋で潰すわけには行かないと、しぶしぶ外に出た。

つい見上げてしまう。

○どら焼き探し

今回の旅の二つ目の目的であるどら焼きを買いに行くことにした。

おみやげにもしたかったから、できるだけ日持ちするものにしたくて、北区東十条にある黒松本舗・草月を選んだ。

売りでもある黒砂糖の味がして、美味しかった。
職場の人にも大好評だった。

だから東京三大どら焼きの一つに入るのも納得である。

どら焼きを買ったあとは、東十条の街を少し散策した。

この地域は下町っぽくて、東京の都会感はなかった。でも住むなら、こういう所が一番住みやすいのだろう。


○ベストショットを狙って

最後に行っておきたい場所があった。
それは荒川の河川敷。

個人的に河川敷が好きだ。
学生の時もよく、河川敷に行っていたし、今も京都に行ったら必ず鴨川の河川敷を歩く。

京都には毎月2、3回は行くので、河川敷に行かない月は基本的にない。

新四ツ木橋があるあたりの河川敷からは、東京スカイツリーが見える。

夕焼けとスカイツリーとのベストショットを撮りたかった。ただこの頃、日の入り時刻は7時くらいで、だいぶ遅めの時間だった。

でも夕方5時くらいに着いてしまって、どうしようかと思ったけど、結局河川敷を歩いたりして、2時間半ほど滞在していた。

この頃にはだいぶ疲れ切っていた。

ライトアップもみようと思っていたけど、疲れすぎて、帰ることにした。

しかも夕方になればなるほど曇ってきて、これは夕焼けが見れる可能性も低くなっていた。

でも帰る時になって、急に空が焼けてきて、写真を撮りまくった。

ずっと見ていたかった。

やっぱり待ってみるのも大事なものだ。


○さらば東京

荒川ですっかり体力を使い果たし、東京駅に戻った頃には、へとへとだった。

気づいたら丸の内駅前広場に座って、タクシーの動きをずっと眺めていた。

『明日は仕事か』と若干現実に戻りながら、この2日間のことを思い返していた。

実は泊まりを含む一人旅は初めてだった。
日帰りはあっても、泊まりで行くことはなかった。

だからこそ、充実感でいっぱいだった。

でもやっぱり誰かと行く旅行の方が楽しいなと思った。次は10月か11月にまた友人と来る予定である。

それまでしばしのお別れである。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?