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ファンレターという趣味

20代後半に、2年半付き合っていた彼女。





別れも近かった、交際終盤の頃。




彼女のメールに書かれていたのは、
"イケメン俳優の追っかけをしている"という文面(笑)。




その俳優の舞台を観に行く際に、彼女が必ずすることは、
"プレゼントボックス"に、ファンレターを入れることなのだそう。




「もうすぐ彼の舞台なのに、まだファンレターが書けてないの」と、
嬉々として話す彼女の顔は、珍しく明るかったのを覚えています。




それを聞いた20代後半の、まだ若く、青かった私でさえ、
"イケメン俳優より、俺の方がカッコ良いだろ!"とはさすがにならず(笑)、
率直に、「良い趣味だな」と思っていました。






さて、皆さんは最近、誰かにファンレターを出しましたか?






ファンレターを出す程、思いが溢れるような芸能人。






…います?(笑)







かつては、私も一度だけファンレターを書いて出したことがあり、
その相手は、まだデビュー当時で10代だった、
人気女性声優の、三澤 紗千香 さんでした。




今では、華やかな世界にも、そこそこ慣れた一芸能人ですが(笑)、
10代当時の彼女は、トークこそ面白かったものの、
精神の不安定さや、人に対する怯え方が凄まじく、
ラジオでお相手を務めた、鷲崎 健 さんとの掛け合いは、
何度聴き返しても、抱腹絶倒な面白さでした。




山梨県の米農家から、突如として現れた黒髪美少女。



その魅力に、当時はいたく魅せられていた私ですが、
今、その位の想いをぶつける程の芸能人はいないかもしれません。






日々の、メディアでの活動を存分に堪能した上、
溢れる想いを、素敵な便せんに直筆でしたためて送る。






こんな素敵な趣味を持てる人は、実は非常に幸せな人ではないかと、
前の彼女の話を聞いた時から、今も変わらず思っています。






皆さんも今度、誰か素敵なスターに宛てて、一筆いかがですか?(笑)

その100円玉が、誰かの生きがいになります!