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退職しました


俗に言う、退職エントリではないけれど、退職時に言ってもらえた言葉があったので記録します。

『退職した今は、職場の人ではない人間関係。
これからも繋がっていられる関係こそ、その会社での財産ですよ。』


わたしは今の会社に入社する前に、半年間勤めていた会社がある。

求人広告の仕事をしていた。
電話にて商談のアポイントをとり、商談をして獲得した案件の求人広告の記事を作成し、その広告の結果どのような求人が寄せられたかという最初から最後まで自分が行動してフォローまで行う業務内容だった。

成績が伸びずに、とても苦労した。
それでも期待値が下がらなかったのか、教育部長直々にわたしのことをそばに置いて育てたいと転勤の話が出ていたらしい(転勤なしの地元採用だったのに)。

そんなタイミングで、いまの会社に入社したいという気持ちになった。
自分自身が一貫して行う業務内容かつ、成績が伸ばしきれていなかったこともあってわたしのお客さまも少なかったため、引き継ぎもすぐに終わった。
だからこそ、決断してから時間をかけることなく退職することができた。

でも、そこで築けた人間関係を振り返ると今も繋がっている人はいない。

仕事に対して、手を抜いたり、遅刻や欠勤をしたこともない。
休みの日も勉強したり、自分にできる努力ということはしてきたとは思う。
それでも、仕事を介さなくなってから関わりがなくなることを振り返ると、そのくらいの人間関係しか築けなかったんだなぁと反省。

その会社には、時々数名寝坊で遅刻する人がいた。
正直、社会人としてうーん…と思っていたし、冷めた目で見ていた。
それでも比べてしまえば、彼らの方が断然わたしよりも愛される力というものは長けていたように思う。


今の会社に入って、覚えたり成長したこともたくさんある。
PCを使う仕事だったので、タイピングを覚えたのもエクセルやSQLについて、携帯のIPアドレスの存在から、ベンチャー企業やIT業界への興味など数え切れないものを学んだ。自ずと学んだものもあれば、部署的に覚えて然るべきだったものもある。

それら全てがかけがえのない財産。
きっとこの会社に勤めていなかったら、iPhoneは機能性の高い電話でしかなかった。家でPCを触ることもなかっただろうし、noteを始めることもきっとなかった。

そして、すでに退職した元同僚ともいまだに繋がっており、退職をしたわたし自身も今後も繋がっていくだろうと思える元同僚や元上司がたくさんいる。
自分の拠点以外にも、出張や普段の業務を通して交友関係が広がり、業務上の関わりがなくなった後でも繋がっている他拠点の同僚も複数人いた。
(昨日もオンライン飲み会を行ったり、今日も退職したことでslackから外れたことをLINEしてくれた人もいた。うれしい。)


人間関係はまだまだ反省する点も改善していきたい点も山ほどあるけれど、3年前の退職時と比べると成長したのかなぁと思える。

これから先も、いろんな人とかかわり合いながら生きていくことになる。
留学を計画しているけれど現状どうなるか想像できないけれど、一人きりで生きていくわけではない。国内で転職することになったとしても、これは同じことが言える。

みんなと仲良く、好かれるように行動したいというわけではないけれど、同じ職場で人間関係への心理的安全性を保つことや、同じベクトルで情熱を傾けられる仲間と出会いたいと思う。
そのためにも、この準備期間で学んでいきたいことはたくさんある。

有り難い経験をたくさん受け取った3年間だった。
感謝しています。


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