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42人42色 いろの子ちゃんたちとの特別な時空間|ひと色展

日付が変わってしまいましたが、昨日書いた体でお読みいただけましたら幸いです。

道のり

朝、休日にしては早起きの私。
しかし、服選びに2時間ほどかかり、家を出たのはお昼前。
電車に揺られてしばらく経つと、宝満川を過ぎ、筑後川が見えてまいりました。
久留米、来たぞ!という気持ちが高まります。

久留米に最後に来たのは、四年前の出張のときだったと思います。社長とふたり、社長車のクラウンを運転するはめになり、ひやひやの1日でした。
久留米には、仕事で二度、家族と幾度か来たことがありましたが、ひとりでは初めてでした。
そもそも、ひとり旅は久しぶり。なかなか出かけることもままならない期間を経て、いろんなことがあって、やっとおでかけしたい!という気持ちがふつふつわいてきて、友人と久しぶりに連絡をとるようになり、noteに復帰した頃、素敵なお知らせを見つけました。

イシノアサミさんが!いろの子ちゃんたちと福岡県にいらっしゃる!
驚きと喜びで胸がいっぱいになりました。
noteを始めた当初にアサミさんの絵に一目惚れし、フォローさせていただいてから、1年半以上。原画を拝見できるだなんて、夢のようでした。いろの子ちゃんたちに早く会いたい。そんな気持ちでいっぱいでした。
少しずつnoteを読む時間が戻るにつれ、いろんなことがわかってきました。
福岡に呼んでくださった方がいる。展覧会を一緒に作ってくださっている方々がいる。そのみなさんのおかげで実現したことに、感謝の気持ちでいっぱいで、イシノアサミさん、みなさんにお礼をお伝えしたいと思いながら、いろの子ちゃんたちと会うのを心待ちにしておりました。

コラボ企画を楽しみにしていた矢先、プライベートがてんやわんやになり、企画に参加することは叶いませんでしたが、知り合いのフォロワーさんたちがたくさん素敵な作品を生んでくださっていて、会場でいろの子ちゃんたちと味わうのが楽しみでした。イシノアサミさんのポストカードをお迎えし、チラシも入れていただいて、気分は盛り上がる一方です。(実は、ポストカードたちもバッグに忍ばせて旅のおともをしてもらっておりました。)

近づくにつれ、楽しみな気持ちと同じくらい、緊張が高まりました。友人とすらずいぶん対面では会っていないなか、初対面の方とお会いして、私、ちゃんと話せるだろうか…?と。note上でお話しする(文字で会話する)のはいいけれど、ただでさえ人見知りな私、憧れの方々を前にしてご迷惑をおかけしないだろうか、と不安でした。
また、昔から、展覧会を見て回るのにすごく時間がかかってしまう(人の数倍かかる)ため、ギャラリーでお邪魔になりはしないだろうか…とも思いました。
それでも、こんな機会またとない、と、たまたま来た人のふりをすればいいんじゃないかなんて思いながら、考える間に、久留米駅に到着。曇り空から、少し晴れ間がのぞいており、汗ばむ陽気でした。

お花がかわいかった
西鉄久留米駅(商店街側)

久留米のグルメ

ちょうどお祭りで色めきだった商店街をてくてく歩いていくと、素敵な展示がお出迎え。の前に、ごはんを食べました。迷わないように、公園側から下見だけしておいて。
ごはんのお店は決めていました。
ふてきくんがチハヤさんと久留米をさるくなかで訪れられた、こちらのお店です。

着いて焦りました。チハヤさんの書かれている通り、お客さんが列をなしており、お昼の営業時間終了まで50分を切っていました。ダメ元で待ちながら、他の候補のお店も頭に入れつつ待つこと20分。なんとか入れました!
いただいたのはこちら。

さばの西京焼き定食(ごはんサラダおかわり無料!)

さばの西京焼き、最高においしかったです。他の一つ一つのお品もおいしくいただきました。店員さんが生き生きとしていて丁寧な接客で、気持ちよくお昼を過ごせました。

それからギャラリーへ。ではなく、手作りプリンに惹かれて、商店街のなかの喫茶店へ。ここで、うまく話せなかったときのために、イシノアサミさんへの手紙を認めました。手作りプリンもアイスティーもおいしかったです。

手作りプリンとアイスティーのセット

活気ある商店街を進み、にぎやかな公園を過ぎ、満を持して、いざ「ひと色展」へ。

一期一会のひと色展|42人42色

公園側からおそるおそるドアを開けると、そこには、いろとりどりのしずかでおだやかな世界が広がっていました。
いろをじっくりあじわうとくべつな時間。
やわらかなひかりのなか、あったかないろであふれた空間。

イシノアサミさんと葵さんのコラボ作品を前に立ち止まっていた私に、チハヤさんがお声がけくださり、葵さんをご紹介くださいました。
一瞬自己紹介を迷って、改めてお声がけいただいたときに、意を決して名乗り、イシノアサミさん、チハヤさん、あこはるかさん、葵さんとごあいさつ。
それから、巡る順番が逆だと教えていただき、いろの子ちゃんたちのところへ連れて行っていただきました。
イシノアサミさんは、絵、記事のイメージ通りの、透明感のある凛とした素敵な方でした。不覚にもキュンとしてしまいました。絵はもちろんのこと、ネーミングセンスが素晴らしく、文章も素敵。
チハヤさん、葵さんは、母子だなぁ素敵だなぁと、お会いしてよくわかりました。文才がすごいおふたり。
あこはるかさん、お元気そうでとっても安心しました。お写真も朗読もすごいです。
チハヤさん、あこはるかさんが、いっぱいお話ししてくださってうれしかったです。明るくって、お話しが楽しくって、気づけば普通にお話しさせていただいていました。
イシノアサミさん、チハヤさん、あこはるかさんによるぜいたくな生解説、たまりませんでした。いつまでも聞いていたかったです。他のお客さんへのお話しにもこっそり耳を立てていたのはここだけの話です。
お子さんからおじいさんおばあさんまで、老若男女問わずたくさんの方がお越しになり、魅了されていました。

いろの子ちゃんたちおひとりおひとりにごあいさつしながら、記念撮影をさせていただきました。
生原画はもうですね、言葉になりません。
並び順、ストーリーがありました。42人のいろの子ちゃんたち。ひとりひとりがみんなちがって、額から飛び出してきそうなくらい、生き生きと輝いていました。じっくりひと色ひと色味わう時間は、とっても貴重で、なかなかない経験です。
チハヤさん、あこはるかさんのおっしゃっていた、毎日表情が違うというお言葉が印象的でした。そうか、生き生きとしているなぁと思っていたけれど、本当に生きているんだなぁと。魂が宿り、お客さんたちと成長しているんだなぁとしみじみ思いました。
noteで拝読していたみなさんの作品を、本物のいろの子ちゃんたちの目の前で読むと、また違った感慨がありました。
どの子もみんな本当に大好きなのですが、私がとりわけ好きなこの子を貼らせていただきます。

たまりゆく思いの色ちゃん(フタロちゃん)

イシノアサミさんが生んでくださり、運営のみなさん、作品の作者さん、観客のみなさんと関わるなかで、いろの子ちゃんたちも気持ちをいっぱいに受けて、個性豊かに育まれていったのですね。
42人を生み、ここまで育てられるのは、本当に大変だったと存じます。原画を見て思いました。一筆一筆真心を込めて、迷いなく描いていらっしゃる。ひとりとして同じ子がいない。一色から水や筆の置き方で絶妙に濃淡を表現され、表情を表すのは、楽しくもとっても大変だっただろうと。そして、めいいっぱいの愛情を注がれたのだろうと。だからこそ、これほどまでに人を惹き付けるのですね。画面越しでは味わえない発色、色合いに目が釘付けになりました。

それから、あこはるかさん、ゼロの紙さん、葵さん、チハヤさん、闇夜のカラスさん、拝啓あんこぼーろさん、糸、ラムネ好き成りさん、うわの空さん、麻衣です!さん、三間あめさんそれぞれのコラボ作品を拝見。いろの子ちゃんたちへの愛、情熱、個々の才を感じました。
あこはるかさんの生朗読、鳥肌が立ちました。朗読初心者の私、生朗読、沁みわたりました。すごいです、その場で、心を込めて読まれるの。

お花サポートのみなさん(すーこもいるよ)
いろとりどりのお花
花束作りにも参加したよ

あっという間の2時間あまり。
長時間お邪魔して失礼いたしました。
アサミさんの最後のお言葉。
「みなさんに楽しんでいただきたいのはもちろん、すーこさんが来られたときに楽しんでいただきたいと思っていました。」
とってもとってもうれしかったです。
大変手の込んだ展覧会であることが、よ~くわかりました。これを無料で見てよいのか…!写真まで撮ってよいのか…!と恐縮しながら、しかし、こんなまたとない機会、後悔したくないので、隅から隅まで、心行くまで満喫させていただきました。
みなさんからそれぞれ素敵なお土産をいただきまして、恐縮です。ありがとうございました…!アサミさん、たまりゆく思いの色ちゃん(フタロちゃん)、みつけたタカラモノの色ちゃん(ノーバちゃん)、ふてきくん、宝物にします(特にたまりゆく思いの色ちゃんはもう、本当に、ありがたいです)。チハヤさん、どちらもおいしかったです。かわいらしいおだんごチャームも大切にします。
感想を書いたメモと書いてきたお手紙をそっと箱に入れ、最後に、見出しにしていた商店街側の飾りをパシャリ。

撮った!

商店街側入り口の装飾(貼り絵、刺繍の題字、圧巻)

名残惜しく思いながらいろの子ちゃんたち、アサミさんたちとお別れし、久留米を後にしました。

行きたいとこまだあるけん、久留米また来るね
帰りの車窓から、筑後川

こうして、不安は杞憂に終わり、「ひと色展」はこの夏の大切な思い出となりました。
イシノアサミさん、福岡にお越しくださり、素晴らしい「ひと色展」を開催してくださり、本当にありがとうございました!
チハヤさん、あこはるかさん、葵さん、「ひと色展」をお呼びのうえ、お支えくださり、一観客として、心よりお礼を申し上げます。
みなさん、どうぞご自愛ください。
そして、明日、秋の横浜の盛況を心より願っております。

余談(前日譚ほか)

昨日閉店間際に温かく接客してくださった岩田屋の店員さん、ありがとうございました。また行きます。
閉店1時間前からロングヘアをばっさりボブに(20センチほどカット)という迷惑な要望に優しくお応えくださった美容師さん、ありがとうございました。通います。
おかげさまで、今日という日を最高のコンディションで迎えることができました。
散々迷ってまとった服装をアサミさんにお褒めいただけて報われました。

#ひと色展

サポートしてくださる方、ありがとうございます! いただいたサポートは大切に使わせていただき、私の糧といたします。