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やさしさの風吹くささはいありがとう

みなさまこんにちは。
一夜明けて今日、遅ればせながら「ささはい」感想記事を書きたいと思います。
タイトルは季語を入れきれず字余り。お恥ずかしい限りです。17音で季語を入れ心を揺さぶる句の数々に感動する日々でした。

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まず、「ささはい」のホストをお務めの沙々良まど夏さん、運営・監修してくださった宇宙かっちー。さん、すみかさん、素敵な企画を催してくださり本当にありがとうございました。

ご審査くださった、沙々良まど夏さん、白さん、亀山こうきさん、宇宙かっちー。さん、はらっぱのりすさん。

回収チームの瑠璃星さん、なごみさん、alohaさん、するすみさん、はらっぱのりすさん、晴田そわかさん、もんちゃんさん、ラベンダーさん。

システムチームの中岡はじめさん、橘鶫さん。

画像(インク画、題字、コラージュ)・音楽・ナレーション・動画担当、おとやさん、kesun4さん、riraさん、ジユンペイさん、一猫さん、PJさん。

広報担当はやしっぷ♡さん。

本当にお疲れ様でした。
(漏れがありましたら申し訳ございません。)
523句の回収・コメント、投票システム、継続的な広報は大変だったと思います。
私自身コメントをいただき、お一人お一人のやさしいあったかいコメントがとってもうれしかったです。
素敵なキービジュアルが、作品一つ一つに寄り添っていて、「ささはい」の顔になっていましたね。私自身、どれも素敵で選べずいくつかのキービジュアルを投句以外の記事でも使わせていただきました。

何より、それだけの句を審査・講評された審査員のみなさま、これだけのチームをまとめられた宇宙かっちー。さん、本当に本当にお疲れ様でした。
日常との両立をされながら携わられたみなさまがどれほどのご苦労をなさってこられたか、推し測ることしかできませんが、おかげさまで本当に本当に楽しかったです!
ありがとうございました!

投句のときにも書きましたが、「やさしさの風になろう」という大会キャッチフレーズが素敵ですよね。小春風のような穏やかな風の一員になれたらいいなと思っていました。

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次に、公式賞・私設賞を受賞されたみなさま、おめでとうございます!どの句も心震える句ばかり。

※審査員賞はこちら↑にまとまっています。みなさまの講評がとても素敵です。

私設賞はこちら↓にまとまっているようです。

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そして、投句されたみなさま、素敵な俳句を読ませていただきありがとうございます☺️
お一人お一人の俳句への思いが詰まった珠玉の作品の数々。
こちら↓にすべてのささはい応募句がまとまっています。

参加された全員のお名前が刻まれたエンドロールはこちら↓です。
予告、開会動画も素晴らしかったですが、エンドロールは圧巻ですね✨

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さて、感想を書く前に、フォロワーさんの作品をいくつか紹介させていただきます。

❄️ くーや。さん

生まれた日 空から届いた 雪景色
からっかぜ 分けた肉まん 暖をとる
ほっぺたに 冷たき手をあて 逃げられる

お誕生日に空から滅多に降らない雪のプレゼント! これはうれしいですね~。
冬生まれ、雪を珍しく思われている、ということを発見し、くーや。さんにますます親近感が湧いてしまいました。
寒い風の吹きつける冬に食べたくなる肉まん。
肉まんの温かさはもちろん、ご主人とはふはふ分け合うご様子が目に浮かぶようで、心もあったかくなる、ぐっとくる句だなぁと思います。
はねの あきさんの決勝進出句でも登場した「肉まん」。白さんのおっしゃっていたように、いつか「肉まん」が歳時記に載る日が来るかもしれませんね。
最後の句は、私も仕事終わりの冷えきった手で妹の頬を挟もうとしてジト目で逃げられるようになっているので、またまた共感いたしました。
つい人肌で暖をとりたくなってしまうんですよね。そんなことできるのなんて気のおけない妹くらい。いつまで一緒に暮らせるかわからない妹との日々への感謝の気持ちを思い起こさせてくださった一句。

❄️ camyuさん

初雪にはしゃぐ娘と憂う父

応募句ではないので関係者のみなさまは初めましてかもしれませんが、娘さん思いのやさしさがにじみ出た、ささはいにぴったりの俳句です。
私も雪が珍しい地域に住んでいるので、初雪ははしゃいでいましたね。未だに雪が降るとうれしくなって、雪降ってますよー! と職場で同僚に話しかけちゃいます☺️
娘さんの気持ちも、親心も詰まった一句。
関係者のみなさまにもお届けできたらと思い共有させていただきます。

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最後に、感想です。
私の応募句はこちら。

思いの外長くなってしまったので、ここまで読み進めてくださった方がどれくらいいらっしゃるかしら…? と思いつつ、一ヶ月前から温めていた思いを備忘録として認めておきます。
それだけ、やさしさの結集した素晴らしい大会だったということです✨

冬夕焼けM字の影揺る子かな
時雨染む頬にぬくもり缶ココア
ふくる餅かくみ願うは明かる年

【一句目】
季語 冬夕焼け
暮れかかる空の下、夕日に照らされた、手を繋ぐ親子三人の影。真ん中の幼子が両の手を揺り動かすことによって影が揺れる様子に感じ入って、微笑ましく見守る一句。

【二句目】
季語 時雨
時雨降る中、うまくいかず落ち込んだ外回りで、雨と涙が伝い冷えた頬。会社に戻りしな、温かい缶ココアの差し入れをいただき、心も体も温もった喜びを詠んだ一句。
(似た状況で仕事や学校帰り、夫婦、恋人、子どもなど、大切な思い人が出迎えてくれるというシチュエーションにも取れなくもないでしょうか。)

【三句目】
季語 餅
正月、家族でオーブントースターを囲む。ふくらむ餅の形に盛り上がりながら、無事明けた年が明るい一年になりますようにと願う一句。

「冬っぽい俳句」ということで、冬らしく、だからこそ温かみのあるものを目指しました。

季重なりじゃなくするのも、字余りを作らないようにするのも難しかったです。

【一句目】

冬夕焼車窓もわれも朱一色
幼子のぬくもり頼る冬夕焼

riraさんのこのニ句が、冬の質感が伝わりぐっとくる大好きな作品で、インスピレーションを受けて詠みました。
空、車窓、自分と迫ってくる、冬の色彩、カメラワーク、音の伝わってくる一作品目。
体温と気温、お子さんとの交流の温かさが伝わってくる二作品目。
五感の豊かな作品群と、素敵なお写真を添えられたriraさんの記事、さすが感性豊かなコラージュをお作りになるriraさんだなぁと思って、感じ入ったんです。
「冬夕焼け」で詠みたいと思い、私の好きを詰め込んだ一句。

【ニ句目】
寒さと温もりの対比が伝わるように詠みました。
最初は、コーヒーが苦手なので、ではどうしようと。甘くてあったかいココア。甘いのが苦手でも、震える身には濃厚な甘さと手も、体の中からも温まる缶ココアが沁みます。
頬にではないけれど、私の好き嫌いを家族よりも把握してくださっている大好きな会社の先輩から、出張帰りに、残業の差し入れにいただいてうれしかった思い出を込めました。
一番最後に思いついた句。後一句をどうするか悩んだこの句が、コメントをくださった方々の中で一番人気でうれしかったです。

【三句目】
最初に下地ができたものの、表現したいことを伝えきれるようにするために推敲を重ねて、一番最後に仕上がりました。
実はお餅やお節があまり得意ではないのですが…… 家族で囲むあのあったかい空間が好きなんですよね。
今、実家で母の手料理を食べられる日がまた来たらいいなぁと思いながら、ちょっと涙ぐんでしまいました。
新年を迎えるに当たり、いろいろありながらも、今年一年ができるだけみなさまにとって明るい一年になればいいなという心からの願いを込めました。

久しぶりに俳句を詠み、初めて真剣に俳句に向き合い、俳句の魅力にはまって、今気まぐれに詠むようになりました。
それは、「ささはい」でやさしさの風に背中を押していただいたから。
「ささはい」のおかげで、気難しいイメージを勝手に抱いていた俳句が、楽しくて、制約の中でも可能性は無限に広がっているものなんだと知りました。
なかなかうまくは詠めませんが、これからも楽しみながら詠んでいきたいです。
春の「宇宙杯」に向けて、少しずつ上達していけたらなと思っています。

#ささはい

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