沙々杯【はらっぱのりす賞】発表させていただきます
私は、昨年の秋の
白杯「みんなの俳句大会」で、
昨年夏のアポロ杯「みんなの俳句大会」にて
『みんなの俳句大賞』を受賞された
とのむら のりこ さんが選ぶ
『とのむらのりこ賞』をいただきました。
その流れから、
かっちー。さんと、とのむら のりこ さんの
思いのつまった
"優しさじゅずつなぎのタスキ"
を受け取り、
俳句初心者🔰の私が
作品の背景や中身、全て込みで、
「思わず応援したくなっちゃう！」
そんな句を選ばせていただき
その句に『はらっぱのりす賞』を
贈らせていただくことになりました。
(その様子が記された
かっちー。さんと、とのむらのりこさんの記事です↓)
今回の大会『沙々杯』への
投句人数は、197人。
投句数は、523句。
もう本当に、どの句も素晴らしく、
523句の中からたったひとつを選ぶのは
本当に大変でした。
とても迷い、
うんうん唸りっぱなしでした。
私の声が遠くまで響き渡っていたのではないかとおもうほど(笑)
三日三晩 画面にかじりつき、
みなさまの素敵な句とにらめっこし、
ご飯作りなど家事もそっちのけで、
ただ、たくさんのさつまいもを蒸し器にいれておき
夫に自由に食べてもらっていました。(笑)
私も、甘い甘いふかしいもをかじりながら
画面にかじりついて
一句一句じっくり読ませていただいて
ギリギリまで悩んで選ばせていただきました。
読んだ人が思わず応援したくなり、
そして、
今大会のテーマでもある 優しさ もあわせて、
読んだ人の心が優しさにふわっと包まれる
そんな句を選ばせてもらいました。
前置きが長くなりました。
それでは、
発表
いたします！！
🐿️
🏆
🏆🐿️
こたつぶとん さん
長靴や雪道小径父のあと
(ながぐつやゆきみちこみちちちのあと）
こちらに
はらっぱのりす賞 を贈らせていただきます🏆🐿️
おめでとうございます✨🎊✨
『はらっぱのりす賞』の選考対象である
句を読んで"思わず応援したくなる"と、
今回の大会のテーマである"優しさ"、
どちらも兼ね備えている光景を詠まれた句だと思い
選ばせていただきました。
この句を読んだ瞬間、
私の心がぬくもりに包まれました。
雪国での日常のひとこまの、
お父さまがお子さんに道をつくってあげる
たくましく優しい姿。
お父さまのうしろを必死についていく
子どもの懸命な姿。
一面に広がる雪の中にできた一本の小径。
親子だけの一本の愛溢れる道。
日常のひとこまにすぎないかもしれませんが、
そのなかにぎゅうっと、
お子さんが前を向いて前に進む力強さと
それを支えるお父さまの優しさが
つまっていたんです。
私が深い新雪を歩く大変さを知ったのは
大人になって北海道に移住してからです。
時には膝や腰のあたりまで
雪が積もることもあります。
雪が深いと大人でも歩くのが大変です。
長靴のなかに隙間から雪が入ってきたり、
雪に長靴がはまって脱げてしまうこともあります。
歩くというより泳いでいるようで……
漕いで進むという言い方もするほどです。
子どもが少しでも歩きやすくなるように
一歩一歩しっかり足跡をつけてあげる
お父さまの優しさで
私の気持ちもあたたかくなり、
そして、
お父さまの足跡ひとつひとつに
しっかり自分の足をはめて辿っていく子どもの姿に
思わず「がんばれがんばれ！」と声をかけて
応援したくなりました。
句を読んで想像した子どもに向かっても、
実際に目の前で雪道を懸命に歩いている子どもに向かっても、
思わず「がんばれ」と声をかけたくなります。
親子の温かい光景、微笑ましい光景 です。
してもらったことを
他の方や将来子どもにしてあげる。
子どものころに、
お父さまやお母さまや
おじいさまやおばあさまに
してもらったかたもおられるかと思いますし、
ご自分のお子さんやお孫さんに
されておられるかたもおられるとおもいます。
子どもがいない私は猫に道を作っています。
私が通った線に沿って
猫がついて来ている姿を見ると
可愛くて、嬉しくなります。
雪国の雪道だけでなくて
他の日常においても、
親子の間だけでなくても
他の人との間において、
誰しもがこういった経験をされたこと
似たようなエピソードや
重なる部分があるのではないかな？と思いました。
優しさは、していただく方もする方も嬉しくて、
してもらって嬉しかったことは
人にもしてあげたくなり
どんどん広がっていく気がします。
こたつぶとん さん
そのようなことに気づかせてくださり
ほっこりあたたくなる素敵な句を
どうもありがとうございました🍀
記事を読んで下さった皆々様、
是非こちらの こたつぶとんさんの投句記事へ
温かい祝福のお言葉㊗️を！ ↓
最後に
沙々杯に参加してくださった皆様、
素晴らしい句を読ませて下さり
本当にどうもありがとうございました🐿️
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