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AI時代を生き抜く思考力とは?進化と淘汰の視点から考える

 お疲れ様です。今日はAIについて語ってみようと思います。流行りに乗る感じですね。今回のトピックは、AIを使うと思考力が弱るのか?です。
 大学へ通っていると、授業の中で、様々な学部の人とディスカッションをしたり雑談をすることがあります。この前は、生成AIについて、その利用法について話し合いました。その中で、驚いたのは、まだ多くの学生が生成AIを使ったことがないと言っていたことです。自分は、日ごろからたくさん使っており、使わないで課題をする気には全くならないので、なぜこんなにも有用なツールを使わないのだろう?と疑問に思いました。実際、プログラミングの課題でAIを使えば、初心者が3時間かかるところを30秒で終わります。これは、生産性の面、時間効率の面において非常に有用であることを示しているでしょう。
 話は少し戻って、なぜAIを使っていないか、ということを聞いていると、自分で考える力が衰える、という意見がありました。確かに、一理なくもないですが、AIが一瞬でできることを人間ができる必要ないと思います。その分、もっといろんなことに時間を使ったほうがより高度な仕事ができるでしょう。我々が電卓で計算するように、車で移動するように、インターネットを使うように、これから先の未来、AIを使うことは当たり前になり、それを否定することは前述の3つを否定するようなものです。
 自分で考える力が衰えるといっている人は、どうしてもピンぼけだと感じてしまいます。必要ない力を持っていても仕方ないのです。かつて、ヒトはビタミンCを体内で作れる能力を持っていました。しかし、果物を食べるようになってから、その必要はなくなり、今ではその力は失われています。AIによって代替される能力は、進化の過程で失われたものと同様に、必要不可欠な能力ではないのです。AIによって淘汰される力はまさにビタミンCの生成力と同じで、人が持っていてもどうしようもない力なのです。
 ある調査によれば、日本の知的労働者のAI使用率は他国に比べ、著しく低いそうです。これは非常にまずい状況です。近年、AIの進化は爆発的に進み、画像認識や自然言語処理などの分野で人間を超える能力を発揮している。SBGの孫正義氏は「AIが人知をはるかに上回るのは時間の問題で、10年足らずでその時代が来る」とも言っています。そんな状況で、AIを使わずに独力で生きていくことは、開けている道をわざわざ目隠しをして進むようなものです。我々は、目隠しをとって、色眼鏡をかけなおし、前に進まなければいけないと思うのです。


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