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【読書暦】2016年に読んだ本

【★☆☆☆☆】ダ メ【★★☆☆☆】普 通【★★★☆☆】面白い【★★★★☆】お薦め【★★★★★】名 作


★★☆☆☆ 「ほら男爵 現代の冒険」星新一 新潮文庫 2016/12/25
★★★☆☆ 「ナゲキバト」ラリー・バークダル あすなろ書房 2016/12/10
★★★☆☆ 「ネコのミヌース」アニー・M.G. シュミット 徳間書店 2016/12/6
★★★☆☆ 「不思議を売る男」ジェラルディン・マコーリアン 偕成社 2016/12/6
★★★★★ 「どろぼうの神さま」コルネーリア・フンケ WAVE出版 2016/11/25
★★☆☆☆ 「魔境殺神事件」半村良 新潮文庫 2016/11/10
★★★☆☆ 「猟犬探偵」稲見一良 光文社文庫 2016/10/14
★★☆☆☆ 「運転士」藤原智美 講談社文庫 2016/10/1
★★★★★ 「リプレイ」(世界幻想文学大賞受賞/1988) ケン・グリムウッド 新潮文庫 2016/9/20
★★★☆☆ 「静かな黄昏の国」篠田節子 角川文庫 2016/9/10
★★★☆☆ 「野火」大岡昇平 新潮文庫 2016/9/2
★★★☆☆ 「ハイジ」J・シュピーリ(ヨハンナ・シュピリ) 福音館書店 2016/8/19
★★☆☆☆ 「ゴースト・モーテル(血の本IV)」クライヴ・バーカー 集英社文庫 2016/8/3
★★★☆☆ 「僕たちの終末」機本伸司 ハルキ文庫 2016/7/3
★★☆☆☆ 「美月の残香」上田早夕里 光文社文庫 2016/6/20
★★★☆☆ 「ホログラム街の女」F・ポール・ウィルスン ハヤカワ文庫 2016/6/12
★★☆☆☆ 「五月の晴れた日に」小松左京 ハヤカワ文庫JA 2016/6/2
★★☆☆☆ 「夢の木坂分岐点」筒井康隆 新潮文庫 2016/5/13
★★☆☆☆ 「姥捨てバス」原宏一 角川文庫 2016/4/10
★★★☆☆ 「わがセクソイド」眉村卓 角川文庫 2016/4/4
★★★★★ 「ゲド戦記(別巻)・ゲド戦記外伝」アーシュラ・K・ル=グウィン 岩波書店 2016/3/27
★★★☆☆ 「いつか友よ⎯挑戦5」北方謙三 集英社文庫 2016/3/11
★★★☆☆ 「風群の荒野⎯挑戦4」北方謙三 集英社文庫 2016/3/4
★★★☆☆ 「風の聖衣⎯挑戦3」北方謙三 集英社文庫 2016/2/18
★★★☆☆ 「冬の狼⎯挑戦2」北方謙三 集英社文庫 2016/1/27
★★★★☆ 「危険な夏⎯挑戦1」北方謙三 集英社文庫 2016/1/25
★★★☆☆ 「高野聖」泉鏡花 集英社文庫 2016/1/17


 とくに気になる作品の一つ目はドイツの児童文学で女性作家コルネーリア・フンケの「どろぼうの神さま」です。読むまで内容がちょっと想像できませんでしたが、様々な事情を持つ少年少女たちが生き抜く為、必死に生活して行く物語です。
 アメリカで長期に渡りベストセラーとなった本だそうですが、まだアニメ化や映画化されていないのが不思議なくらい良くできた児童文学です。一番最後の最後でファンタジーの要素があります。

 ハイジは分厚い製本の箱入りが、綺麗な状態でブックオフ(立川店2F)の目立たない所にありました。読んだのはたぶん小学生時代の名作全集以来ですが、この本は端折っていない内容だったのではないかと思います。
 じつは同時期にYOUTUBEでアニメを全話観たので記憶が混乱していますが、大人になって読んでも予想以上に楽しめました。(一番新しいハイジの実写映画を前から観たいと思っていましたが、良く見るとおじいさんはブルーノ・ガンツ!)

 ケン・グリムウッドの「リプレイ」はたぶん二読目。★が一つ上がりました。北方謙三の挑戦シリーズは20代後半で初めて読み、50代に入って二読目です。元気を出したいと思って読んだのですが、読書は楽しめたものの精神的には期待したような影響は得られませんでした。

 ゲド戦記外伝は本編とは別のスピンオフ短編がいくつか収められています。同じ世界の中で起きた全く異なるエピソードです。
 ゲドが主役の本編読了からずっと積本でしたが、良いタイミングで読めたのか、一読目で★5つ付けました。本編を全く知らなくても問題ありませんが、西洋ファンタジーを読み慣れていないとそこまでは楽しめないかと思われます。


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<(ↀωↀ)> May the Force be with you.