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なぜ残業がなくならないのか?を考える〜人事のプロへの道②〜

小さな会社の人事部長。元人事コンサルが事業会社の人事部長となりました。これまで大企業、スタートアップ、フリーランス、中小企業とあらゆる立場でもがきながら生きてきた女です。3人の子育てしながら、良い生き方、良い働き方、人生の楽しみ方を模索している実体験を綴ります。*スペック*40代、子供→関西、九州最難関中学に合格した中学生長女、サッカー少年(小4男)、のんびり末っ子(年長女)、3人の子育て中。夫は自営業。

人事のプロを目指す私が「残業」について考えてみた


前回の記事はこちらですが、今回の記事となんの繋がりもございません。

残業時間が減らない。それはなぜか?

・業務量が多すぎる
・意識の問題
・仕事が遅い

ざっとこんな感じでしょうか?

業務量と仕事が遅いの関係性


業務量が多すぎるかどうかと仕事が遅いは非常に関係性が強いと思います。
業務量が多くて大変・・・!と思っているのは本人だけで、隣の人は同じ業務量でも定時でこなして帰社していることなんてよくある話かと・・・

なので、どんな業務をどれだけの時間かかって行っているのかが可視化されない限り「業務量が多い!!」と叫ばれても・・・
と言うはなしになりかねません。

先日、会社のエンジニアさんと一般社員Aさんと話していたのですが・・・
Aさんがとある仕事をこんな感じで行っていて非常に大変だ!と言っておりました。
どんなふうにやっているのか?と問うと、こうやってこうやって、関数を駆使して自動化したり工夫しているんです!!
と言います。
私が聞いていても、「関数を駆使していると言うけど、その関数でやってるの?なんかまどろっこしい工数が多いくないか?」そんな感想を心の中で呟いていたのですが。
それをじっと聞いていたエンジニアさん。
「それ、ボタン1つでできるように自動化できますよ。」

「まじ??」私は流石にボタン1つではできませんよ?笑
と言うわけでチョチョイのチョイと簡単に自動化しちゃいました。

こう言うことなんですよね。笑
1ヶ月ちまちま時間をかけて隙間時間で行っていたらしいこの作業がボタン1つで自動化できてしまいました。

効率化のレベルが違う・・・笑

工夫してやってます!ってみんな言いますし、努力しているでしょうけど、そのレベルは隣の人と比べても色々なんでしょうね。きっと。

というわけでまずは業務の可視化なんでしょう。
何にどれだけ時間を使うべきなのか、使いたいのか、でも実際はどうなのか、それを明確にするだけでも、すっきりしそう。

意識の問題

これは間違いなくあると思ってます。
それは自分自身がそうだったから。
独身の頃、もしくは子供がいなかった頃。
時間は無限にあると思ってました。
定時なんて概念もありませんでした。
自分のペースで仕事してました。笑
(それはそれで幸せでした)

そして、子供が生まれ保育園に預け、仕事復帰した瞬間。
時間は無限ではなく、制限時間が毎日きっかりと決まっているのでした。
保育園のお迎え時間までに子供をお迎えに行く。
この絶対ルールを守らないといけません。

絶対ルールがあれば、逆算して仕事を進めますし、不足の事態が起こることを想定した上でプランA、プランBまで考えながら仕事を進めます。

不足の事態で子供の突然の発熱ということもあるので、常に自分の仕事の進捗や状態を言われてもないのに共有し続けていました。

そうすることで、コミュニケーションが活性化され、通常の時にでも助けてくれたりアドバイスをもらったりと良い流れができました。

というわけで、身をもって「絶対に●時に帰る!!」という覚悟があれば、帰れることを知っているのです。

業務量が多いから人を入れる。
これで残業しないで帰れるね!!
とはならないのが世の常でして。
業務量が減ったとて、今度は残った業務を丁寧にやっていたりするんですね。だから、まずは業務の可視化なんでしょう。

というわけで、「業務の可視化」を進めていきます。
みんな早く帰って、家族と一緒にご飯を食べましょうよ。
そんな時間はあっという間に過ぎていくんですから。



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