一橋・横尾ゼミ&研究室(環境経済学)

一橋大学経済学部・横尾ゼミ&研究室のブログです。環境経済学の研究・教育をしています。

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最近の記事

2024年7月4日 ヨーロッパ環境・資源経済学会(EAERE)大会に参加しました。

一橋の横尾です。 2024年7月2日から4日の期間に、ベルギーのルーヴェン・カトリック大学で開催されたEuropean Association of Environmental and Resource Economists(EAERE: ヨーロッパ環境・資源経済学会)の2024年大会に参加してきました。 ルーヴェンは大学街であり、ビールの街とも知られるこじんまりとしたヨーロッパらしい街並みでした。 今年のEAERE大会は史上最多1,533本の投稿数となり、発表の採択は非

    • 2024年5月16日 「FOAKについて勉強会」を開催しました。

      一橋の横尾です。 2024年のClimateTech業界で流行語になっているのが【FOAK (first-of-a-kind)】です。 Climate Tech業界でのFOAKとは、何らかのテック(新技術)の商用化において、ある領域で「最初のもの(first-of-a-kind)」のプロジェクトやそのファイナンス手法を指すと私は理解しています。 こちらのPodcastを機に話題となり、最近はCTVCがこちらのガイドなども出しました。 そこで、馬田隆明さん(東京大学 Fou

      • 2024年4月27日 xTECH(クロステック)にインタビューしていただきました。

        一橋の横尾です。 コンテンツメディア「xTECH(クロステック)」さんに(渡欧前に)取材していただき、インタビュー記事を公開していただきました。 気候変動問題に対して、環境経済学からどうアプローチするかをお話させていただきました。 よろしければご覧ください。 なお、取材と撮影はお隣のソーシャル・データサイエンス学部のスペースをお借りしました! 2024年5月 横尾

        • 2024年4月26日 ゼミ生2名が大学院試験に合格しました!

          一橋大学大学院・経済学研究科では「内部進学試験」という制度を始めました。 これは2024年度でいうと「2025年3月に卒業見込み」の一橋学部生(在学生)を対象とした修士課程への進学試験です。 これに出願していたゼミ生がいたのですが、本日、その選考結果が出願者に届きました。 その結果、横尾ゼミ1期生から2名、久保さんと槇尾さんが合格しました! 二人とも、選考の準備をよく頑張りましたね! おめでとう!そして、大変お疲れさまでした! この結果、すでに5年一貫教育システムに合格

        2024年7月4日 ヨーロッパ環境・資源経済学会(EAERE)大会に参加しました。

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          2024年4月19日 新3年生16名がゼミに加入しました。

          ゼミ2期生として16名の経済学部・新3年生が入ゼミしてくれました。 今年度は4年生14名と合わせて30名の体制で、ゼミを行っていきます! 16名のみなさん、入ゼミおめでとうございます。 2024年5月 横尾

          2024年4月19日 新3年生16名がゼミに加入しました。

          2024年4月2日 スウェーデンの大学に1年限定で拠点を移しました。

          一橋の横尾です。 私はこの2024年度に一橋大学の教員を継続したまま、ゼミ以外の授業をお休みさせていただき、「研究専念期間(サバティカル)」を頂戴することとなりました。 そしてこの機会を活用して、まる1年間、海外の大学を拠点として研究・調査活動に従事することとしました。 そこで環境経済学者が集まる拠点となっている有力大学を色々と探りまして、その中からスウェーデンのヨーテボリ大学経済学部に受け入れをお願いし、受諾してもらいました。 その結果、スウェーデンに1年限定で移住するこ

          2024年4月2日 スウェーデンの大学に1年限定で拠点を移しました。

          ゼロカーボン製品とは何か?

          一橋の横尾です。 このコラムでは、最近注目度の高まっている「ゼロカーボン製品」(または「カーボン・ニュートラル製品」)について紹介します。 ゼロカーボン製品とは?ゼロカーボン製品(zero carbon product)というのは、実は和製英語的であり、海外ではあまり馴染みの無いワードです。 海外ではむしろ、カーボン・ニュートラル製品(carbon neutral product)と呼ばれる方が一般的です。 以下では、海外でcarbon neutral productと呼ば

          SEEPSキャンプ「はじまりの話」#3

          一橋の横尾です。 私は2020年4月から環境経済・政策学会(SEEPS)の理事をさせてもらっており、学会事業の「SEEPSキャンプ」の運営に携わりました。 その立ち上げ時の経緯を3回に分けて書き残すことにしました。 最終回の#3ではテンポよく過去4回のSEEPSキャンプを振り返ります。 前回の第2回の記事はこちら: SEEPSキャンプ「はじまりの話」#3 前回までのあらすじ: 2019年9月のSEEPS年次大会で若手向けWSの企画が出て準備したものの、新型コロナで中止。

          SEEPSキャンプ「はじまりの話」#3

          2024年3月1日 新3年のゼミ選考が始まりました。

          一橋・経済学部・横尾ゼミの2024年度3年生の(主)ゼミナール選考が始まりました。 2024年度は教員の都合により、ゼミ生はみなが教室に集まるものの、教員はオンラインで指導する形態をとります。 なお、開講時間は金曜5限です。 15名程を募集します。 詳しくは一橋大学・学務情報システム(CELS)をご覧ください。 ご参考までに、2023年度3年ゼミの様子はこちらからどうぞ: (注:新3年生のゼミ内容や採用する教科書は異なる場合があります。) 2期生のみなさんの応募をお待ち

          2024年3月1日 新3年のゼミ選考が始まりました。

          SEEPSキャンプ「はじまりの話」#2

          一橋の横尾です。 私は2020年4月から環境経済・政策学会(SEEPS)の理事をさせてもらっており、学会事業の「SEEPSキャンプ」の運営に携わりました。 その立ち上げ時の経緯を3回に分けて書き残すことにしました。 今回はその第2回です。 前回第1回の記事はこちら: SEEPSキャンプ「はじまりの話」#2 2020年4月:SEEPS理事会の新体制発足 「若手による環境社会科学ワークショップ」は中止となりました。 中止の判断は難しかったです。 当時は2月上旬にダイヤモンド・

          SEEPSキャンプ「はじまりの話」#2

          2024年2月27日 産業技術総合研究所@つくばを訪問しました。

          一橋の横尾です。 本学は2016年度より産業技術総合研究所(産総研)さまと連携をしています。 その一環で、私とゼミ生・宇野さんと職員の方2名とで産総研を訪問し、意見交換をさせていただきました。 午前中は省エネルギー研究部門のみなさまと意見交換。 特に、エネルギー貯蔵システムグループのみなさまと濃密な意見交換をさせていただきました。 今後、環境・エネルギー経済学でも「エネルギー・ストレージ」がトピックになると考えており、それを念頭に幅広い議論をさせてもらいました。 ちな

          2024年2月27日 産業技術総合研究所@つくばを訪問しました。

          SEEPSキャンプ「はじまりの話」#1

          一橋の横尾です。 私は2020年4月から環境経済・政策学会(SEEPS)の理事もさせてもらっています。 この4年で理事として注力してきた学会事業に「SEEPSキャンプ」というものがあります。 これは環境経済・政策学の未来を担う博士課程院生・若手研究者を集め、交流の機会を設ける学会イベントです。 この記事では、SEEPSキャンプの過去参加者メーリングリストで共有した、SEEPSキャンプの「はじまりの話」という昔話を共有させてください。 SEEPSキャンプ「はじまりの話」#1

          SEEPSキャンプ「はじまりの話」#1

          2024年2月21日 J-TREE地方ワークショップ@東北学院大に参加しました。

          一橋の横尾です。 今日はJ-TREE(環境・資源経済学セミナーシリーズ in 東京)の地方ワークショップに参加しました。 コロナ禍にオンラインで始まって「東京」を冠に入れているJ-TREEにとっては初の東京外での対面開催でした。 その初回に選んだ場所は、杜の都・仙台。 前日の都内は22度と春の陽気だったのに対して、この日の仙台はこの冬一番の降雪! 会場は東北学院大学をお借りしました。 (現地オーガナイザーを快諾してくれた吉田惇先生に感謝です。) 土樋キャンパス8号館の素

          2024年2月21日 J-TREE地方ワークショップ@東北学院大に参加しました。

          2024年2月15日 気候変動イノベーション研究会を開催しました。

          一橋の横尾です。 2月15日は東京大学にて招待制のイベント「気候変動イノベーション研究会 第1回」を開催しました。 近年、気候変動問題の緩和に対して、ビジネス、ファイナンス、そして、イノベーションで取り組む動きが国内外で活発化しています。 例えば、2021年上半期の半年だけで、ClimateTech分野のベンチャーに600億米ドル超の資金が投じられました。【参考:PwC報告書2021年版】 しかし、気候変動対策のイノベーションがどう生まれどう広がるのか? どうすればそれを

          2024年2月15日 気候変動イノベーション研究会を開催しました。

          2024年2月8日 米国DOE「クリーン水素の商用化道行きレポート」解説ウェビナーを開催しました。

          一橋の横尾です。 この日は、下記で告知していた解説ウェビナーをオンラインで開催しました。 一橋・横尾研 ClimateTech ウェビナー「米国クリーン水素レポート解説」 日時:2024年2月8日(木)19:00-19:50(本ウェビナーは既に終了しています。) 米国エネ省(DOE)が2023年に公表した「クリーン水素の商用化道行きレポート」、通称「リフトオフ・レポート」の解説をしました。 かなりマニアックでテクニカルな内容だったと思うのですが、30名の方が参加してくれま

          2024年2月8日 米国DOE「クリーン水素の商用化道行きレポート」解説ウェビナーを開催しました。

          【申し込み終了】米国DOE「クリーン水素の商用化道行きレポート」解説ウェビナー(2/8@Zoom)

          【注意】この記事のウェビナーは終了しました。 この記事は2024年1月26日に公開した、告知記事です。 一橋大学・横尾研究室では下記のウェビナーを2024年2月8日19:00-19:50にオンラインで開催します。 「グリーン&ブルー水素関連で米国市場を目指したい」という投資家の方、事業者の方、スタートアップの方、政策立案者の方、研究者の方、学生の方に向けたウェビナーです。 今回紹介する「リフトオフ・レポート(2023年)」の概要を知ると、米国市場の見通しの解像度がぐっと上

          【申し込み終了】米国DOE「クリーン水素の商用化道行きレポート」解説ウェビナー(2/8@Zoom)