見出し画像

【道徳性の発達】何が善悪につながってるのかな?

先日、愛知県瀬戸市のオルタナティブスクール「ツクルスクール」の一尾さんという方があるブログに書いていた

道徳性の発達

という言葉の中身が、ドカンと私のど真ん中にハマりました〜。いやぁ、わかる…わかりすぎる!

その記事はこちら😄


そのブログの中では、発達における善悪のつながりについて書かれており、一尾さんは、

幼児期
快・不快が善悪につながっている
学童期
自分と他者の関係性が善悪につながっている
思春期
一体善悪とは何なのかを考える

と書いていました。う〜ん、納得!
それぞれについて経験を踏まえて書いてみたいと思います!

それではまいりましょう!!


幼児期の善悪 快・不快

これ、改めて言われると、すっごく納得感があります。息子を見ていると、本当にそんな感じ。
彼らにとって、自分の思い通りにならないことを強制してくる大人は、まさに悪そのものって感じw
自己の欲求そのものに対して、ストレートに快と不快の感情を揺らしてると思います。

例えば、夕食前のお菓子を「ご飯食べた後にしようか」なんて止めた時なんかは、

「パパをやっつける〜😫アンパーーーンチ👊」

なんて言いながら、攻撃してきますよ、ホントに…💦さながら、不快を与えてくる悪者を倒すヒーローのようです🦸‍♂️🦸‍♀️
一方、いつでも甘いものをくれるじいじとばあばは、快を与えてくれる正義の味方といった感じでしょうかw

自分をコントロールするのが難しいのは、純粋に快・不快で善悪を判断する時期だからなんだと納得しました〜


学童期の善悪 他者との関係性

これは小学校で勤めていると、本当によく感じます!

小さい学年は担任の先生との関係性。

先生が
「〇〇しましょう!」🧑‍🏫
というと、
「はーい!」🙋‍♂️
と、なんの疑いもなく従う子ども。
〇〇=善いこととして、子どもは認識してます。

先生が
「××してはいけません!」😡
というと、しないように気をつける。
××=悪いこととして、子どもは認識しています。

この例に沿って考えると、
よくある話で、いわゆる「気になる子」に対して担任が必要以上に注意し続けると、クラス全体がその子を悪とみなして、見下したり差別したりなどして問題に発展することがあるなど、担任の先生の価値観で子どもたちの善悪が定まっているように思うので、注意が必要です。

一方、大きい学年になってくると、友達との関係性が善悪に繋がってくるように感じます。
特に3、4年生以上からかなぁ。

仲良しの子がやることなら、僕もやる。
一緒にやる行動が集団の中で好ましくないことでも、一緒になってやることが善として認識されている。
逆に、仲間や友達集団が取る行動から外れることはある意味、悪となり、たとえ社会的に正しいことであってもやりたがらない。
そんな雰囲気を感じるようになります。

例えば、
授業で先生の話を聞かない子が多数を占めると、一気に雰囲気が「話を聞かない」方向に流れていく。
集団でちょっと悪いことを嬉々としてやる。
(この時期の子をギャングエイジなんて呼ぶこともありますね)
などなど。

同じ学童期でも、年齢によって、他者にあたる対象が変わっていくように感じますよ!

以上を踏まえて子どもたちを見ると、「あ〜今は、こうやって善悪の判断してるんだな」っていうのが見えてきます👀

思春期の善悪 善悪とはいったい何か

小学校でも高学年になると、この時期に入ってくる子が現れる気がします。何が善で何が悪か、自分の知識や経験などから、判断して次の行動に出るようになってきます。

学童期の集団に流される状態から、「この状態は良くないんじゃないか」「もっと〇〇したほうがいいのでは」なんて考えられる子が増えてくる印象です。
ただし、善悪の判断は個人差があるようにも思うので、どの子も一斉に「善悪とはいったい何か」を考えられるようにはならないんだと思います。
それぞれのペースで、年齢を重ね、成人する頃には一通り善悪の判断がついている状態まで育つんでしょうね。(大人になっても育たないと、いろいろヤバいw)


以上のように、段階を踏んで道徳性が発達していくんだと言うことを、今回、私の方で長めに書いてみましたw

発達には差があるので、必ずしも年齢に合った発達にはなっていないことや、それに伴って子どもの集団では必ず違う段階の子が共存していること、それらを踏まえながら多様な子どもたちと関わっていくことが大切になると思います。

みなさんのお子さんはどうですか?
どの段階にいるのか考えてみると、少し子どもへの理解が深まるかもしれませんね!

少なくとも、大人である自分自身の道徳性と子どもの道徳性が同じ段階にない、ということを理解した上で共感的に関われると、お互い安心できますね。

ミライをツクル学校でも、多様な子たちが集まってきて、お互いを尊重しながら関わってくれればと思います!

誰もが「自分を生き切る」社会に!
まずは自分が生き切ろう!!

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?